2015年12月25日
宇宙すみれを栽培している浜松市天竜区春野町を訪問しました。
もともと宇宙すみれは、筑波大学大学院生命環境科学研究科の富田−横谷研究室で用意されたコスミレ(Viola japonica)の種から生まれましたが、ご縁あって、この浜松に嫁入りして参りました。
すみれと言えば宝塚。
そして、宝塚歌劇団で「レビューの王様」といわれた故・白井鐵三(しらいてつぞう)さんの故郷が、ここ浜松市春野だったことから、春野ではかねてより「すみれの里」として町興しを行ってきました。
そんなことから、宇宙すみれも是非、浜松春野の名産にしましょう、ということになったわけです
その後、宇宙すみれ春野「希望」は大いに繁栄し、見事な宇宙的グラデーションの花をつけるようになりました。
きぼうの桜計画と同時並行で、ワンアースでは、この宇宙すみれを用いた交流や復興支援も推進していきます。
既に2011年には群馬県上野村の、御巣鷹山日航機墜落事故慰霊の園に、2012年には岩手県大船渡市に贈呈されていますが、今後はまず、石巻市の学校に贈呈される話し合いが進んでいます。
浜松市天竜区春野の すみれ栽培をしている「すみれ草花愛好会」「犬居すみれ会」のみなさまと
2015年12月17日
この日は、洋野町、久慈市、野田村を訪問し、
きぼうの桜計画の調整を行いました。
どの街も、最良の場所を探そうと、検討を続けています。
31世紀の子孫たちへ、最高の遺産を残したい。
そんな思いが、共有できていると思います。
2015年12月16日
三陸鉄道さん(宮古駅)を訪問し、
総合企画アドバイザーの草野悟さん、宮古駅長の橋上和司さんと、きぼうの桜に関するコラボレーションの可能性を話し合いました。
左から 橋上駅長、長谷川代表理事、草野アドバイザー
(草野さんは「三陸鉄道を勝手に応援する会」会長として有名な方です)
サンテツの名で親しまれるこの第三セクターの鉄道会社は
なんといっても あまちゃんで大ブレイクしましたね。
たまたま、あまちゃんの撮影にも使われた車両に遭遇!
三陸鉄道には、南リアス線(盛−釜石)と北リアス線(宮古−久慈)がありますが、
この間(釜石−宮古 55.4km)は現在JR山田線がつないでいます。
ところが、このJR区間も数年後には三陸鉄道に移管され、新しいサンテツが誕生するそうです。楽しみですね。
ワンアースとしては、各市町村への きぼうの桜 植樹と並行して、ぜひ地域の足であるサンテツさんとコラボして、地域に貢献したいと思います。
すべてはこれからですが、ご期待ください。
2015年12月15日
岩手県田野畑村を訪問し、石原弘村長はじめ、職員の方々と懇談しました。
現代、「村」というだけで、魅力的な響きですね。
そしてこの村は、既に きぼうの桜計画への参加が決まっています。
豊かな海の山の幸
たとえばこの村の宿・羅賀荘に泊まれば、
アワビの踊り焼きや鮭の氷頭が、あたりまえのように出てきます。
朝陽に輝く海が目の前いっぱいに広がって、
栄養ぎっしりの濃密ヨーグルトで一日が始まります
カルボナード
カンパネルラ
三陸鉄道の駅には、宮沢賢治にちなんだ幻想的な愛称がついています。
写真は、カルボナード島越駅
洒落た駅舎で、珈琲の香りとたわむれながら、
ゆったり汽車を待つ時間も、
贅沢かもしれません。
2015年12月14日
岩手県山田町を訪問しました。
三陸リアスのまっただ中
かつては捕鯨の町でもあった山田町
アメリカまで続く碧い大洋
この写真の右端に見える、鯨のような形の島は、
タブノキの生育北限の船越大島です。
常緑のタブノキは、日本の暖かい地方に主に分布するのですが、
このような北緯40度近い地域に生育できるのは、黒潮の影響です。
この町では、きぼうの桜を受け容れ可能かどうか、現在検討中ですが、
町の方々は熱心に議論を続けてくださっていますので、
きっと最良の場所が見つかり、記念植樹が決定出来ると思います。
2015年12月11日
岩手県大船渡市を訪問しました。
実はこの町、きぼうの桜計画の実施がいち早く決まった町のひとつなのです。
町の中心はトランペット状に開いた湾港になっており、
津波は重なり合って高さを増しながら、ここを襲いました。
大打撃を受けた水産業ですが、4年間で徐々に再生してきました。
2014年には、魚市場も再興し、新しい町のシンボルとして観光の目玉になっています。
きぼうの桜はどこに植えましょう?
今日も静かに日が昇ります。
2015年12月11日
岩手県陸前高田市にある認定NPO・桜ライン311(岡本翔馬代表理事)を訪問しました。
私たちは、悔しいんです
この一言に凝縮された強い思いが陸前高田の若者たちを立ち上がらせました。
「津波到達ラインに桜を植える」これは震災直後から他の市町村でも試みられてきたことですが、桜ライン311では、市内の津波到達ライン全域に、10メートルおきに桜を植える、という取り組みで、これはたいへんなことです。
陸前高田市の津波到達線は、総延長 170kmにも及び、10メートルごとに植えるとなると、1万7000本になります。
困難なのは、その規模だけではありません。植樹候補地の地権者さんとの話し合い、各種許認可申請などなど、1本植えるだけでもたいへん複雑な準備が必要なのです。しかし若い力は恐れるところを知らず、何年かかっても志を全うすることでしょう。
ワンアースのきぼうの桜計画は、桜ライン311さんとのコラボレーションの中で実現したいと思っています。
宇宙桜は、この町のどこに植えられるのか、どのような人々が係わるのか、スタイリッシュな岡本翔馬さんが、きっと素敵なプランを考えてくださるでしょう。
桜ライン311のHP
桜ライン311のfacebook
是非ご覧ください。
2015年12月10日
宮城県南三陸町を訪問しました。
遠藤未希さんが放送で避難を呼びかけ続けて殉職した防災対策庁舎があまりにも有名ですね。
今でも防災対策庁舎の遺構が保存されており、毎日多くの人が巡礼に訪れています。
そしてこの地は、当財団代表理事の長谷川が2011年の震災直後、ボランティアに入り、きぼうの桜の構想を練った場所でもあります。
今後、この町の教育委員会さんと話し合いながら、学校のシンボルツリーとして、子どもたちの思い出に残る植樹プランを作りたいと考えています。
2015年12月10日
宮城県女川町を訪問しました。
この町は既に、きぼうの桜計画への参加が決まっています。
この日は、長年、町の桜を育んでいらっしゃる「女川・桜守りの会」の藤中郁生先生を交え、
今後の方針について話し合いました。
もともと女川は桜の町と言われるほどだったのですが、津波で多くが失われてしまいました。
トンネルを抜けると桜の町だった。
そんな世界を蘇えらせようと、町の復興が進められています。
宇宙桜をどこに植えるか、町の景観も考えてじっくり最良のプランを練りましょう、ということになりました。
新生女川の明るい復興プランに宇宙桜が役立つのなら、ワンアースは幸せです。
2015年12月7日
日本を代表する桜守・十六代目佐野藤右衛門先生のもとへ、当財団長谷川代表理事が出向き、ワンアースのきぼうの桜計画について御指導いただきました。
藤右衛門先生は 延々3時間、いろいろな角度から、きぼうの桜を進める上での留意点などを分析してくださいました。
・やろうとしていることは正しいが、急いてはならん
・土作りも大事だし、植えてもらう環境作りが一番大事
このほか、
「東北に持って行くなら、母樹たちの許可を得たか? ちゃんと酒とスルメを持って、元の桜に頭を下げに行かなければだめだよ」と笑って御指摘されました。
酒一献のお話は、あながち冗談ではありません。
偉大な樹木には魂が宿っていますので、きちんと筋を通すような謙虚さがなくては、このような事業はうまくいかない、ということです。
「私どもは、あなたの種を勝手に宇宙旅行させましたが、今度は宇宙のご子息たちを、東北に連れていってもよろしいでしょうか?」
こう言って、母桜たちの全面承諾を得なければならないのかもしれません。
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。