2016年1月20日
福島でもかなり雪が降ったので、三春滝桜が気になって来てみました。
桜はもちろん無事です。
「伊達に1,000年生きちゃあいないぜ」、と言うかのように、平然と立っています。
恐れ入りました!
桜の体温で枝の雪は溶け、花芽がたくさん見えています
この春が楽しみですね。
2016年1月19日
福島県楢葉町を訪問し、きぼうの桜計画に関する調整を行いました。
この町ではまだ、きぼうの桜計画の公式な決定には至っていませんが、役場での話し合いのあと、天神岬公園を案内していただきました。
天神岬は、太平洋が一望できる高台で、松風も爽やかな芝生の広場になっています。その芝生に点在するように見えるのが、弥生時代の集団墓の跡で、出土した甕棺などは、日本屈指の貴重な文化財なのです。
ここで人々の集落が繁栄していた2000年前といえば、ちょうど、
日本武尊が山梨県北杜市に、山高神代桜を植えたころですね。
2015年12月、震災で亡くなった尊き犠牲者の名を刻んだモニュメントが、この岬に建立されました。
モニュメントからは、津波に洗われてなにもかも無くなってしまった旧市街地が見下ろせます。
ガラスで出来たモニュメントは、悲しいまでに透き通る空を映していました。
さあ、ここに桜を植えよう!
次の二千年生き続けるような桜を
四十一世紀の子孫たちのために
2016年1月18日
福島県広野町にある、県立ふたば未来学園高等学校を訪問しました。
福島県浜通り双葉郡(広野町 楢葉町 富岡町 川内村 大熊町 双葉町 浪江町 葛尾村)には5つの高校がありましたが、原発事故の影響で、一時は全て休校になってしまいました。
避難を余儀なくされた若者たちは、遠方の高校へ通学しなければならず、若者の流出も懸念されていました。
そんな中、多くの有力な応援団に支えられ、2015年春、ふたば未来学園高校が誕生したのです。
雪降る中、傘も差さずに笑顔で初登校してくる生徒たちの姿がテレビでも話題になりましたね。
ワンアースでは、この学校に、きぼうの桜を植える提案をしています。
実現するかどうかは未定ですが、きっと植樹を成功させたいと考えています。
生まれたばかりの学校・ふたば未来学園高校には、まだ1年生しかいませんが、生徒たちは明るく礼儀正しく、まさに未来への再生の雰囲気に満ちていました。
2015年12月25日
宇宙すみれを栽培している浜松市天竜区春野町を訪問しました。
もともと宇宙すみれは、筑波大学大学院生命環境科学研究科の富田−横谷研究室で用意されたコスミレ(Viola japonica)の種から生まれましたが、ご縁あって、この浜松に嫁入りして参りました。
すみれと言えば宝塚。
そして、宝塚歌劇団で「レビューの王様」といわれた故・白井鐵三(しらいてつぞう)さんの故郷が、ここ浜松市春野だったことから、春野ではかねてより「すみれの里」として町興しを行ってきました。
そんなことから、宇宙すみれも是非、浜松春野の名産にしましょう、ということになったわけです
その後、宇宙すみれ春野「希望」は大いに繁栄し、見事な宇宙的グラデーションの花をつけるようになりました。
きぼうの桜計画と同時並行で、ワンアースでは、この宇宙すみれを用いた交流や復興支援も推進していきます。
既に2011年には群馬県上野村の、御巣鷹山日航機墜落事故慰霊の園に、2012年には岩手県大船渡市に贈呈されていますが、今後はまず、石巻市の学校に贈呈される話し合いが進んでいます。
2015年12月16日
三陸鉄道さん(宮古駅)を訪問し、
総合企画アドバイザーの草野悟さん、宮古駅長の橋上和司さんと、きぼうの桜に関するコラボレーションの可能性を話し合いました。
左から 橋上駅長、長谷川代表理事、草野アドバイザー
(草野さんは「三陸鉄道を勝手に応援する会」会長として有名な方です)
サンテツの名で親しまれるこの第三セクターの鉄道会社は
なんといっても あまちゃんで大ブレイクしましたね。
三陸鉄道には、南リアス線(盛−釜石)と北リアス線(宮古−久慈)がありますが、
この間(釜石−宮古 55.4km)は現在JR山田線がつないでいます。
ところが、このJR区間も数年後には三陸鉄道に移管され、新しいサンテツが誕生するそうです。楽しみですね。
ワンアースとしては、各市町村への きぼうの桜 植樹と並行して、ぜひ地域の足であるサンテツさんとコラボして、地域に貢献したいと思います。
すべてはこれからですが、ご期待ください。
2015年12月15日
岩手県田野畑村を訪問し、石原弘村長はじめ、職員の方々と懇談しました。
現代、「村」というだけで、魅力的な響きですね。
そしてこの村は、既に きぼうの桜計画への参加が決まっています。
豊かな海の山の幸
たとえばこの村の宿・羅賀荘に泊まれば、
アワビの踊り焼きや鮭の氷頭が、あたりまえのように出てきます。
朝陽に輝く海が目の前いっぱいに広がって、
栄養ぎっしりの濃密ヨーグルトで一日が始まります
カルボナード
カンパネルラ
三陸鉄道の駅には、宮沢賢治にちなんだ幻想的な愛称がついています。
写真は、カルボナード島越駅
洒落た駅舎で、珈琲の香りとたわむれながら、
ゆったり汽車を待つ時間も、
贅沢かもしれません。
2015年12月11日
岩手県陸前高田市にある認定NPO・桜ライン311(岡本翔馬代表理事)を訪問しました。
私たちは、悔しいんです
この一言に凝縮された強い思いが陸前高田の若者たちを立ち上がらせました。
「津波到達ラインに桜を植える」これは震災直後から他の市町村でも試みられてきたことですが、桜ライン311では、市内の津波到達ライン全域に、10メートルおきに桜を植える、という取り組みで、これはたいへんなことです。
陸前高田市の津波到達線は、総延長 170kmにも及び、10メートルごとに植えるとなると、1万7000本になります。
困難なのは、その規模だけではありません。植樹候補地の地権者さんとの話し合い、各種許認可申請などなど、1本植えるだけでもたいへん複雑な準備が必要なのです。しかし若い力は恐れるところを知らず、何年かかっても志を全うすることでしょう。
ワンアースのきぼうの桜計画は、桜ライン311さんとのコラボレーションの中で実現したいと思っています。
宇宙桜は、この町のどこに植えられるのか、どのような人々が係わるのか、スタイリッシュな岡本翔馬さんが、きっと素敵なプランを考えてくださるでしょう。
是非ご覧ください。