宇宙桜の若木に会える京都府立植物園

2016年8月30日
京都府立植物園を訪問し、養育中の宇宙桜の苗の状態を見せていただきました。
大雨の翌朝でしたが、木々は生き生きとしていました。

宇宙星桜。公開中です。

生命感抜群に、青空に向かって伸びていきます。

桜の種が宇宙ステーションへの旅から帰還した2009年秋、同植物園に種の一部を預け、発芽を試みていただいており、現在でも、次の各種が元気に育っています
(○のついた若木は公開されています)

○宇宙ミヤマザクラ(北海道旭川市)
○宇宙オオヤマザクラ(北海道旭川市)
○宇宙高桑星桜(岐阜県岐阜市)
○宇宙緋寒桜(沖縄県名護市)
・宇宙角館武家屋敷枝垂桜(秋田県仙北市)
・宇宙三春滝桜(福島県三春町)
・宇宙祇園枝垂桜(京都府京都市)
・宇宙稚木の桜(高知県佐川町)
そして、宇宙淡墨桜(岐阜県本巣市)です。

宇宙淡墨桜は、もう少し大きくなってから、故郷の岐阜県本巣市に里帰りする計画が進められています。
ごらんの通り、その日が待ちきれないかのように、青々と成長しています。

全国でも屈指の規模と内容を誇る京都府立植物園は、
古い都に出現した憩いの場でもあります。

宇宙桜見学を兼ねて、みなさん是非訪れてみてください。

宇宙神代桜、苗育成順調なり

2016年8月真夏日、山梨県北杜市を訪問しました。

2010年に発芽した宇宙神代桜は今年で樹齢6年。
実相寺に定植され、すでに一般公開されています。
高さは5メートル、枝張りは6メートルに達していますので、今後どれだけ大きくなるのか想像もつきません。やはり神代桜の遺伝子は尋常ではないようです。

北杜市在住の桜守・三枝基治先生の手により、この宇宙1号から、採り木、実生などの方法で苗が生産されています。
出来上がった苗の一本は、2017年春、淡路島・夢舞台に贈呈されることが決まっています。
そして数本は、ワンアースの「きぼうの桜」計画の一環で、東北の復興地に贈られます。

今日は、三枝先生の圃場を訪れ、養育中の宇宙桜の苗を見せていただきました。

これは実生。2015年に採取され、2016年に発芽した0歳樹ですが、すでに旺盛な成長ぶりですね。

これは2015年に発芽した実生1歳樹ですが、既に2メートル近くになっています。


葉の勢いにも、ただ者ならぬ雰囲気を感じます。


褐色の幹にも、すでに風格がにじみ出ています。


桜守の眼は厳しい! 一切の妥協を許さない養育者なのです。

この宇宙桜の苗は、早ければ2017年早春に、東日本大震災から復興する町に贈られます。
そして必ずや、町を、人々の心を、活気づけてくれるでしょう。
植樹祭の日が楽しみですね。