2016年3月17日付 日本経済新聞夕刊1面
山崎直子宇宙飛行士(当財団名誉顧問)のコラム「あすへの話題」の中で、きぼうの桜計画を紹介していただきました。
2016年3月17日付 日本経済新聞夕刊1面
山崎直子宇宙飛行士(当財団名誉顧問)のコラム「あすへの話題」の中で、きぼうの桜計画を紹介していただきました。
2016年6月7日に石巻市立住吉小学校で実施した、宇宙スミレの植栽と記念の合唱について、
【石巻日日新聞】【石巻かほく】の各紙に写真入り記事が掲載されました。
2016年6月11日 玉川大学(東京)で行われた
日本櫻学会研究発表会にて、きぼうの桜計画の内容と進捗について報告いたしました。
報告要旨は以下の通りです。
表題:東北復興のための宇宙桜植樹事業について
著者:長谷川 洋一(一般財団法人ワンアース)、富田−横谷 香織(筑波大学生命環境系)
内容:
2008から2009年にかけて259日間宇宙飛行した各地の名桜の種は、各地で2010年ごろ発芽し、うち幾つかは開花するまでに成長した。
一般財団法人ワンアースでは、この宇宙桜の子孫を大震災の復興地等に贈る「きぼうの桜」計画を進めている。津波到達点上に長寿で巨大化が期待出来る宇宙桜を植えれば、復興のシンボルになり、次の大津波が来た際の避難の目印となる。また、稀少な宇宙桜は観光資源としても復興に貢献できるだろう。
ワンアースでは、東北沿岸30市町村(及び苗提供元9市町村)と協議してきたが、すでに13の市町村で提案が採択され、植樹計画が具体化してきた。同時に、広域景観創生と地域連携方策を検討しており、参加各地の住民レベルの交流や、宇宙桜2世の種や苗の交換による発展形を目指している。
今後は、宇宙桜という数奇な生命体にまつわる物語を市民参加で創造し後世に残す、文化活動を興したい。震災の記憶の風化は避け得ぬが、宇宙桜は物語とともに千年にわたり、震災の教訓を語ってくれるであろう。
また、将来的には、熊本等次の復興地にもきぼうの桜をリレーするなど、この緑化資源を地域から発信する方法についても検討していきたい。
2016年6月7日
東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市の市立住吉小学校に、宇宙スミレ「希望」約100株を植えて、みんなで宇宙の歌を大合唱しました。
植栽の後、
体育館に移動し、ワンアースのテーマソングともいえる「ひとつぶの奇跡」を歌いました。
この歌は、遙か宇宙を旅して還ってきた花の種が、力強く芽吹き咲く姿を歌った生命の讃歌です。
作詞者の村田さち子先生のリードで、子どもたちが言葉を噛みしめながら朗読します。
作曲者の、しゅうさえこ先生(14代目 NHKうたのおねえさん)が歌い始めると、生徒たちから自然に歌声がわき上がってきて、とうとう大合唱になりました。
さすがの歌のおねえさんもビックリ。
詩人の村田さち子先生も思わず立ち上がり、涙を流して喜んでいました。
宇宙スミレがこの地にやってきた、その意味。
理屈を超えたその巡り合わせを強く感じます。
丹精込めて作った宇宙スミレの苗を、贈ってくださった浜松市天竜区春野町の「すみれ草花愛好会(桐澤千鶴会長)」「犬居すみれ会」のみなさま、浜松からはるばる足をお運びくださった犬居すみれ会の伊藤晋一郎会長、春野協働センターの森田哲也様、ありがとうございました。
そして歌の練習までして、今日この日を待っていてくれた住吉小学校の生徒の皆さん、先生方(自在なピアノの名演を聴かせてくださったK.I.先生・・・)ありがとうございました。
希望という名の宇宙スミレは、今日ここに根付きました。
いつの日か、石巻の子どもたちが、宇宙スミレとともに世界中に幸せをとどけて欲しい
・・・そんな祈りを残し、ワンアースは次の町へと向かいます。