宇宙飛行士を迎え、楢葉町で復興宇宙サミットを開催

2026年8月8日(土)〜9日(日)、福島県楢葉町にて「第4回 復興宇宙サミット 2026 in 楢葉」を開催いたしました。(後援・楢葉町)

いまや真夏の恒例事業として、定着しているサミットですが、今年も17の自治体が参加し、大いに盛り上がりました。

東日本大震災はじめ、日本各地の大災害からの復興には、地域・自治体単独の力だけでなく、広域の連携協力そして広い理解が必要です。このサミットでは、そうした地域同士や、異なる世代を結びつけるための共通のキーワードを「宇宙」とし、コロナをはさんで8回続けてまいりました。

宇宙を、そして立体交流(広域・世代間・時間)の力を活用するための意見が山ほど交わされました。

県外からも、山梨県北杜市立甲陵高校の生徒13名が参加してくれました。

地域内では、楢葉町立楢葉中学校3年生の3名が登壇し、代表意見を述べてくれました。

【青少年のための学習プログラム】

大会初日はヤングサミットから始まります。

今回は、甲陵高校の生徒さん中心に、東日本大震災の当時、現在、そして未来を学んでもらおうという野心的なプログラムを考え、バスツアーを行いました。

まず、浪江町の震災遺構・請戸小学校→きぼうの桜(大平山)を見学し、車窓から帰還困難区域を見つつ、富岡町の東電廃炉資料館を見学して楢葉町に戻ってきました。

楢葉町では、研修室で、NARAHAアンバサダーの石崎芳行先生(元東電副社長)から、震災当時のこと、復興する浜通りのことをじっくり講義していただきました。

高校生たちには、この数時間の現地研修で、教科書だけでは分からない、生の情報を吸収してもらいました。また、事前課題やレポートにも取り組んでもらいました。

【前夜祭は恒例のBBQ大会】

サミットの前夜祭はBBQと決まっており、今回は天神岬の美しいキャンプ場で、夏の夜を堪能しました。

毎回、各地からご自慢の食材や飲み物を持ち込んだいただき、彩りある晩餐になります。

高校生たちの歌が、宵空に吸い込まれていくようでした。

【サミット本番・紲の祭典】

冒頭、楢葉町長・松本幸英さんの挨拶をいただいたあと、トップを飾るのは甲陵高校のプレゼンでした。

毎年、北杜市の紹介をしてくれるので、サミット参加者は、北杜通になっているかもしれません。

今回は、協賛くださった三菱重工業株式会社の河原芳明グループ長さんから最新の宇宙開発の動向紹介を、同じく協賛の有人宇宙システム株式会社の高橋直樹次長さんからは宇宙桜誕生から近未来の民間宇宙ステーションの紹介まで、そしてJAXA麻生大さん、櫻庭吉乃さんから月面探査車(ローバー)の開発状況をお話しいただきました。

みなさんお待ちかねの油井亀美也宇宙飛行士は、フェイントで客席横のドアから入場。映画ライトスタッフの音楽にあわせて練り歩き、小さなお子さまには優しくハイタッチするなど、サービス精神あふれる姿に、会場は一気に和みました。

講演の最後には、宇宙から写した日本の動画が放映され、とりわけ福島の映像には歓声が上がりました。

お待ちかねの質問コーナーでは、会場の特に若い人たちから質問が相次ぎ、予定した時間があっという間に過ぎてしまいました。

休憩をはさんでサミットの要「交流トーク」です。

今回も登壇者は26名を数え、舞台に机が並びきらないため、椅子のみのご用意で行いました。

油井さんを中心に、各地代表や若者代表が対等に横並びし、意見を交わす構図は、このサミットならでは。みなさん語り尽くせぬ思いを吐露してくださり、あっという間に80分が過ぎてしまいました。

来年また会おうと約束してサミットはお開きとなりました。

サミット閉会後、高校生のために「ヤングランチ」が用意されました。

メニューは定番、なみえ焼きそば!

食事後は、ヤング名刺交換チャレンジの表彰式や、感想共有が行われ、強烈な思いでを刻んで、今年のサミットは散開しました。

今回も、サミットを運営したのはワンアース青年部です。

彼等はかつて、このサミットに高校生として参加していた若者たちです。

約半年前からZoomで打合せを繰り返し、準備をしていました。

高校生らのための教材や事前課題を作り、サミット参加が単なる合宿にならないよう、濃厚な体験をプロデュースしてくれました。

今回のサミットに協賛してくださった企業様は次の通りです(敬称略)。

三菱重工業株式会社株式会社

株式会社ビー・シー・シー「宇宙の店」

有人宇宙システム株式会社

ご協賛金は、若者たちの旅費や食費の補助を含め、大いに活用させていただきました。これからもどうかよろしくお願いいたします。

第4回 復興宇宙サミット2026 in NARAHAご案内

この夏も、宇宙と東北復興をテーマにした広域交流イベントを開催します。今回は特別に、JAXAの油井亀美也宇宙飛行士が参加してくれます。

どなたでも参加可能です。

無料・申込不要ですので、ぜひご来場下さい。

【名称】 復興宇宙サミット2026 in楢葉『宇宙(うえ)を向いて歩こう』

【日時】 令和8年8月9日(日) 9時から12時30分

【会場】 楢葉町コミュニティセンター・大ホール

           (〒979-0604 楢葉町大字北田字鐘突堂5番地の4)

【主催】 一般財団法人ワンアース

【後援】 楢葉町

【協賛】 三菱重工業株式会社、有人宇宙システム株式会社、株式会社ビー・シー・シー

【助成】 福島県 令和8年度 福島県県内避難者・被災者心の復興事業補助金

【内容】

  • 開催地 楢葉町長ご挨拶
  • 高校生ステージ
  • 宇宙講演(三菱重工、有人宇宙システム、JAXA)
  • JAXA油井亀美也宇宙飛行士ミッション報告
  • 交流トーク(参集した17地域と宇宙飛行士、中高生らによるクロストーク)

【背景】

国際宇宙ステーションを利用し、2021年に遂行した『東北復興宇宙ミッション2021』は、空前の規模の復興祈念事業となった(協力自治体を含めて参加自治体数は51)。そして各地から厳選した記念品を宇宙フライトさせた結果、福島県の宇宙酒をはじめとする、稀少な『宇宙特産物』が創成された。

コロナの終息を待ち、2023年夏に福島県楢葉町、24年夏には福島県浪江町、25年秋には南相馬市にて本サミットが開催され、県外からも多くの高校生らが参加し、宇宙へ行った仲間たちの広域交流プラットフォームが再構築できた。さらに、ワンアースが進める宇宙桜植樹事業「きぼうの桜」が多くの地域で進み、復興と交流の紲(きずな)のシンボルになっている。

このような、宇宙ミッションで得られた地域&世代&異分野の交流の紲をさらに育て、次世代に継承する。特に、地域別に生まれつつある宇宙特産物を融合させ、次の次元へと進むアイデアが若い世代からも多く提示されており、復興の先にある地域発展に追い風を呼びおこすことを期待する。

(一般参加可)第4回復興宇宙サミットIN楢葉 を開催します

東日本大震災と原発事故から15年の歳月が流れ、東北の被災地にも、人々の生活が戻りつつあります。

原発事故で大きな被害を受けた福島浜通りは、まだまだ復興の歩みを続けておりますが、それでも、宇宙に挑戦する企業が続々集まってきておりますし、福島県全県でも、移住者や観光客が過去最高を更新するなど、明るい要素が見え始めました。

皆さまのお力を集めてオールジャパンで実施した空前の事業「東北復興宇宙ミッション2021」のレガシーは、福島県の宇宙酒をはじめ、各地でほかに絶対にない宇宙特産物として、開花し始めております。

わたしたちは、大災害の記憶と教訓を伝承し、復興の歩みの中、宇宙規模の紲(きずな)で結ばれた地域の交流を、末永く次世代に残していかなくてはならないでしょう。

この夏、東北復興宇宙ミッションならびに「きぼうの桜」計画を推進する一般財団法人ワンアースは、福島県楢葉町と協働で、広域交流イベント「第4回 復興宇宙サミット」を開催いたします。

サミットを一層意義のあるものとするために、貴自治体代表者及び住民の皆さま(とりわけ次世代の地球社会を担う青少年たち)に是非ご臨席賜りたいと存じますので、格別のご配慮をいただきますよう、略儀ながら書中をもちましてお願い申し上げます。

1 名 称 : 第4回 復興宇宙サミット2026 in NARAHA〜宇宙(うえ)を向いて歩こう

2 日 時 : 令和8年8月9日(日)9時〜12時

3 会 場 : 楢葉町コミュニティセンター大ホール

〒979-0604 双葉郡楢葉町大字北田字鐘突堂5番地の4

4 内 容 : 宇宙飛行士講演、文化交流、交流トーク など

5 主 催 : 一般財団法人ワンアース

後 援 : 楢葉町

助 成: 令和8年度福島県県内避難者・被災者心の復興事業補助金

宇宙古代米×小学生、多賀城市の社会学習

多賀城市では、2021年に実施された「東北復興宇宙ミッション2021」(一般財団法人ワンアース主催)で宇宙飛行した同市の宝「古代米」の種を、小学生の力を借りて着々と増やしてきました。
その結果、田圃三枚、市内の全小学校から5年生500名以上が集まって、田植え→稲刈り→給食で食べる、という社会学習プログラムが回せるようになりました。
子どもたちは宇宙にも夢を馳せつつ、自分たちが育てた古代米を食べて悠久の歴史にも思いを馳せることでしょう。


詳細は多賀城市の発表をご覧ください

https://www.city.tagajo.miyagi.jp/koho/shise/koho/documents/kodaimaitaue.pdf

宇宙牡丹が本格開花 福島県須賀川市)


東北復興宇宙ミッションの一環で、須賀川市内の小中学生が種を集め、宇宙フライトさせた牡丹が、ようやく育ち、3輪開花しました。


2026年4月30日、内堀雅雄福島県知事と大寺正晃須賀川市長もご視察に訪れ、ワンアースからは、甚野源次郎顧問と長谷川洋一代表がお迎えしました。


メディアでも明るく報道されています。

フジテレビ系ニュース

ところで、須賀川市は、円谷英二監督の出身地なので、市内には怪獣が闊歩していたり、ベンチで休んでいたりします。


これが日常の風景なのですよ!

また、今回、宇宙飛行して話題になった牡丹の由来は、宝塚市です。
250年余り前(1766年)、須賀川の薬関係者が、苗木を宝塚市から持ち帰り栽培したのが始まりだそうです。
それが花の観賞用としても大切に増やされ、昭和7年には国の名勝に指定されるほど、見事な牡丹園になったわけです。

宇宙桜が「きぼうの桜」になった訳は?

きぼうの桜計画とは?
ワンアースが推進する東日本大震災復興・伝承事業です。
若田光一宇宙飛行士とともにその種が宇宙を旅した日本各地の巨大桜の直系子孫(宇宙桜)を、津波到達点上に植え、千年風化しない避難の目印として、そして宇宙からも見える復興のシンボルとして、この星の子孫たちに残します。

東北三県被災地(約 40 都市)を中心に実施が計画されており、全被災都市への植樹を目指しており、2026 年 3 月時点で、被災地 19 都市に植樹が完了しています。

近年は兵庫県南あわじ市(2019.2.18)、埼玉県吉川市(2019.4.6)、山形県米沢市(2019.10.19)、大阪府寝屋川市(2020.2.21)、山形県飯豊町(2020.10.31)、大分県竹田市(2021.2.5)、埼玉県さいたま市(2022.5.1)、新潟県糸魚川市(2023.5.9)など未来の子孫を守る防災減災目的で参加する都市も現れはじめました。

宇宙桜とは?
2008 年に有人宇宙システム株式会社(JAMSS)が行った宇宙文化事業「花伝説・宙へ!」により誕生した宝物のような桜です。
日本各地で少年少女らの手によって集められた千年級の名桜(山高神代桜、三春滝桜、根尾谷淡墨桜、醍醐桜、ひょうたん桜、角館武家屋敷枝垂桜など)の種が、若田光一宇宙飛行士とともに国際宇宙ステーション「きぼう」に8ヶ月半2008.11/15 から 2009.7/31)滞在し、地球帰還後、そのごく一部が発芽して「宇宙桜」が誕生しました。
同宇宙事業を発案した長谷川洋一がJAMSSを退職後、2015 年に一般財団法人ワンアースを設立し、東北復興のような公益事業に限定して、植樹活動を続けています。

きぼうの桜計画には、次のような思いが込められています。

【千年の津波の教訓は、千年の桜で伝承する】
宇宙桜は、樹齢千年級の名桜の直系子孫なので、大切に養育すれば三十一世紀まで生き続け、変わらぬ避難の目印として、大災害の記憶と教訓を伝承できる。

【名桜は風化しない、成長する】
宇宙桜は 30 年で大樹に、100 年で宇宙ステーション軌道から視認出来る巨大さ(高さ・枝張りとも 30 メートル級)に成長する。コンクリート等の人工物よりも風化しにくいモニュメントと言える。巨樹に育て上げるために、20 メートル四方程度の広い公共の土地を確保し、ツツジ等の低木でハート型の柵を作り、その中心に宇宙桜をただ 1 本植える。ハートの先端は、苗元の方角を指す。一本有るだけでツーリストが殺到するような桜は被災地全域を繋ぐスケールの大きな観光資源となろう。

【広域交流こそ再生の切り札】
対外交流は地域再生の起爆剤。本事業に参加する多地域が交流するための「サミット」を毎年持ち回りで開催する。このサミットには首長級が多く参加し、桜とともに末永く息づく交流の礎となる。次世代をになう中高生も楽しみながら参加できるような共通文化として、歌や物語りを創造し、大震災の記憶と教訓を、風化しにくい形で後世に伝承していく。広域交流という水平面、世代交流という垂直軸に未来への時間軸を加えた立体交流文化を創造する。

詳細は、こちらをご覧ください

きぼうの桜事業とはpress用20240308ダウンロード

奇跡の交流コンサート〜未来にしあわせの種を〜

2026年3月19日 福島市古関裕而記念館
福島市音楽堂で、毎年3月下旬、声楽アンサンブルコンテスト全国大会が開催されます。各地代表として福島に集まってくる子どもたちの交流の場として、このサロンコンサートを開催しました。

今回出演してくれたのは
コマツHAPPYMELODY
清泉女学院中学校音楽部
出雲市立斐川西中学校合唱部
飛び入りで、中標津の中学生たち、名古屋の中学生たち、

この交流の発案者は”ムッシュ”こと太田英一先生(コマツHAPPYMELODY

ワンアースが企画運営でお手伝いしつつ、古関裕而記念館の1階サロンをお借りして、2021年から毎年3月に開催しています。

最初の年 2021年は、コロナの影響もあり、お客さんは20人程度でしたが・・・

年ごとに輪が広がって、もう会場に収まりきれなくなりました。
会場で聴いているお客さんの中には、飛び入りして歌ってくれる人たちも、もはや恒例になってきました。

ムッシュ太田さんは、「コンテストで競争するだけで帰らないで、もっともっと交流しよう」と呼びかけています。

ワンアースは、これからも「ふくしまで会おう」を合い言葉に、交流イベントをつづけていきます。

東日本大震災から15年

あの日から15年

ワンアースは、きぼうの桜、サミット、そして宇宙ミッションと、独自の視点で東北復興をお手伝いしてきました。

令和8年度は、復興庁からの補助金もなくなりますが、身の丈に合った活動を継続してまいります。

宇宙サミットのような、世代間交流、広域交流の仕組みは、震災復興の枠を越え、より広範に発展させていかなければなりません。

ワンアースは、「宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感し、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆく」ことを目的として2015年に非営利法人として発足いたしました。

これまでも、これからも、次の事業に取り組んでいきます。
(1)宇宙桜等の保護、育成、増殖及び活用
(2)東日本大震災等国内外の災害からの復興支援
(3)青少年等の夢をはぐくむ宇宙文化創造と情報発信、交流ならびに人材育成
(4)地球市民参加型の宇宙ミッションによる地球環境保全と国際相互理解の促進

引き続き、みなさまの熱いご指導ご支援をいただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

宇宙しいたけ、子どもたちが恒例のトンテンカン

三陸も春めいた暖かさになった2月5日の朝
小学生たちが一心に木槌を振るっています
とんてんかんてん とんてんかん

岩手県洋野町の宿戸小学校では、毎年この時期になると、3年生が、2021年の「東北復興宇宙ミッション」で誕生した宇宙しいたけ「宇宙ん子」の種駒を原木に打ち込む植菌体験授業が行われています。

子どもたちは、
・東日本大震災のこと
・世界中が支援してくれたこと
・感謝の気持ちを宇宙から発信したこと
・その一環で、洋野町のしいたけの菌が宇宙飛行したこと
・そらんこ(宇宙ん子)と命名して町の新しい名産物にしたこと

などを学んだ後、具体的な菌の植え方を教わり、木槌を持って植菌に取りかかります。

植菌の方法を教えてくれる、しいたけ産業振興協議会・尾前孝一会長

春は名のみの教室に、軽快な槌音と子どもたちの歓声が響きます。

原木はプロの手により山の圃場で育てられ、食べられるまでに成長するのは3年後。この子たちが6年生になったときです。

毎日新聞に「きぼうの桜」が掲載されました

毎日新聞(2026年1月16日)夕刊のコラム「喜楽帳」に、ワンアースの主幹事業「きぼうの桜」が「命を守る桜」として紹介されました。

https://mainichi.jp/articles/20260116/dde/041/070/013000c

このコラムを書いてくれた同社福島支局長の西川拓さんは、福島の復興に寄り添い、市民や子どもたちの目線も忘れずに報道してくださっています。ありがとうございます。

きぼうの桜事業の概要は、当財団HPで、ぜひじっくりご覧ください。

宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。