醍醐桜の愉快な仲間たち!

醍醐桜で、愉快な仲間たちに出会いました。

遊劇旅団

岡山の観光名所でダンスして、地元を盛り上げようという若者たちです。
雪の中でも大はしゃぎ☆

下記、動画も見てあげてくださいね
遊劇旅団のチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCv5tf4ocd4w5r9uAEON_Xxw

ワンアースは、地域に根付いた文化集団を応援します!

佐野藤右衛門さんと行く、醍醐桜

京都桜守・十六代目佐野藤右衛門さんは、人間国宝のような方です。
2016年1月23日(土) かねてからのお願いが叶い、
醍醐桜(岡山県真庭市)を診ていただきました。

s醍醐シルエット遠景

醍醐桜は樹齢千年といわれる本邦屈指の名桜ですが、ここ数年、急に花付きが悪くなり、地元真庭市でもたいへん心配されていました。

京都から車でいらした藤右衛門先生、まず木槌を取り出しました
コツコツと優しく幹を叩いて耳を澄ませます。
まるで大桜と対話しているようでした。

s木槌で

「ここは空洞や」「あ、ここは元気や」
どうやら幹の中は部分的に朽ちて空洞になっているようですが、元気な維管束もたくさん残っているようでした。
「胴吹きしてますやろ? 桜がまだまだ生きようとしている証や」

次に先生は注射器を取り出しました。
桜に注射ですか???

桜に注射? 煙の行方で樹の健康診断ができる!

なんと注射器に煙草の煙を吹き込みました。
そして、針先を木の皮の隙間に差し込むと、ピストンを押します。
中がしっかりしていると、煙は跳ね返ってきますが、皮の中がスカスカに朽ちていると、煙は離れたところから出てきます。


 左・NPO醍醐桜未来プロジェクトの春木基男理事長 右・佐野藤右衛門先生

こうやって診断が終わりました。
「まだまだ大丈夫や。二百年でも三百年でも生きられるで」
と、心強いお言葉を戴きました。

ただ、支柱が多すぎること、特に鉄の支柱やワイヤーが、枝や幹に食い込んで、そこから樹が腐ることが心配だそうです。

s集合

人は、今の形を維持したいあまり、支柱を立てたり、彦生え(根元から出る新しい枝)を払ったりしたくなりますが、本当は何もしないのが一番だそうです。
不要な枝は折れ、また新しい枝が生えて、樹は自ら形を作っていく。
それが「最強」のエドヒガンザクラの力なのかもしれません。

宇宙桜の中学校がアニメのテーマパークに変身(福島県三春町)

2008年に宇宙フライトした三春滝桜の種を集めてくれた桜中学校。
2013年に廃校になってしまいましたが、なんと!アニメのテーマパークとして生まれ変わりました。

三春ガイナックス 福島さくら遊学舎
http://fukushimagainax.co.jp/?page_id=2

これは凄い☆アニメファンにはたまらない空間ですね!

桜中学を含め、付近の四中学校は合併し、2013年に、新生・三春町立三春中学校として誕生しました。

宇宙桜はいずこに?
ありました。桜中学校に植えられていたのです。

学校は、関係者以外立ち入り禁止ですが、宇宙桜はフェンス近くに植えられているので、三春町運動公園の大駐車場からも見ることが出来ます。

三春滝桜、宇宙桜の苗について


鈴木義孝・三春町長(右)とワンアース長谷川代表

2016年1月20日、ワンアースは、三春滝桜の里、福島県三春町に鈴木義孝町長を訪問し、今後の宇宙桜苗の贈呈計画に関する詳細をお願いいたしました。
まだどの町に贈るかは未定ですが、東北沿岸に、巨大な滝桜の子孫が屹立する姿を想像すると、夢のようですね。

三春町には津波は来ませんでしたが、原発事故の影響はいまだ残っています。
富岡町や葛尾村などから避難してきた多くの人々は、未だに帰還出来ず、三春町に仮住まいしています。

東日本大震災の最後の課題ともいえる原発事故。
この問題と闘いながらも、津波被害を受けた地域にきぼうの桜を贈ろうという三春町の姿は感動的ではありませんか。

追伸・その後、宇宙滝桜の若木は岩手県釜石市に贈呈されることになり、世界遺産・橋野鉄鉱山に植樹されました(2018年4月)コチラから詳細をご覧ください

雪の滝桜

2016年1月20日
福島でもかなり雪が降ったので、三春滝桜が気になって来てみました。
桜はもちろん無事です。

「伊達に1,000年生きちゃあいないぜ」、と言うかのように、平然と立っています。
恐れ入りました!

桜の体温で枝の雪は溶け、花芽がたくさん見えています

この春が楽しみですね。

福島県楢葉町、二千年の岬

2016年1月19日
福島県楢葉町を訪問し、きぼうの桜計画に関する調整を行いました。
この町ではまだ、きぼうの桜計画の公式な決定には至っていませんが、役場での話し合いのあと、天神岬公園を案内していただきました。

天神岬は、太平洋が一望できる高台で、松風も爽やかな芝生の広場になっています。その芝生に点在するように見えるのが、弥生時代の集団墓の跡で、出土した甕棺などは、日本屈指の貴重な文化財なのです。

ここで人々の集落が繁栄していた2000年前といえば、ちょうど、
日本武尊が山梨県北杜市に、山高神代桜を植えたころですね。

2015年12月、震災で亡くなった尊き犠牲者の名を刻んだモニュメントが、この岬に建立されました。

モニュメントからは、津波に洗われてなにもかも無くなってしまった旧市街地が見下ろせます。

ガラスで出来たモニュメントは、悲しいまでに透き通る空を映していました。

さあ、ここに桜を植えよう!

次の二千年生き続けるような桜を

四十一世紀の子孫たちのために

ふたば未来学園高校を訪問しました

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2016年1月18日
福島県広野町にある、県立ふたば未来学園高等学校を訪問しました。
福島県浜通り双葉郡(広野町 楢葉町 富岡町 川内村 大熊町 双葉町 浪江町 葛尾村)には5つの高校がありましたが、原発事故の影響で、一時は全て休校になってしまいました。
避難を余儀なくされた若者たちは、遠方の高校へ通学しなければならず、若者の流出も懸念されていました。

そんな中、多くの有力な応援団に支えられ、2015年春、ふたば未来学園高校が誕生したのです。
雪降る中、傘も差さずに笑顔で初登校してくる生徒たちの姿がテレビでも話題になりましたね。

ワンアースでは、この学校に、きぼうの桜を植える提案をしています。
実現するかどうかは未定ですが、きっと植樹を成功させたいと考えています。

s未来学園体育館

生まれたばかりの学校・ふたば未来学園高校には、まだ1年生しかいませんが、生徒たちは明るく礼儀正しく、まさに未来への再生の雰囲気に満ちていました。