福島県楢葉町、二千年の岬

2016年1月19日
福島県楢葉町を訪問し、きぼうの桜計画に関する調整を行いました。
この町ではまだ、きぼうの桜計画の公式な決定には至っていませんが、役場での話し合いのあと、天神岬公園を案内していただきました。

天神岬は、太平洋が一望できる高台で、松風も爽やかな芝生の広場になっています。その芝生に点在するように見えるのが、弥生時代の集団墓の跡で、出土した甕棺などは、日本屈指の貴重な文化財なのです。

ここで人々の集落が繁栄していた2000年前といえば、ちょうど、
日本武尊が山梨県北杜市に、山高神代桜を植えたころですね。

2015年12月、震災で亡くなった尊き犠牲者の名を刻んだモニュメントが、この岬に建立されました。

モニュメントからは、津波に洗われてなにもかも無くなってしまった旧市街地が見下ろせます。

ガラスで出来たモニュメントは、悲しいまでに透き通る空を映していました。

さあ、ここに桜を植えよう!

次の二千年生き続けるような桜を

四十一世紀の子孫たちのために