もう一つの被災地、鳥取

2016年11月21日 鳥取県湯梨浜町を訪問しました


最大震度6弱・鳥取県中部地震(2016年10月21日発災)の被災地、鳥取県湯梨浜町を訪問しました。
いつでも出動態勢の作業着姿の宮脇正道町長にお時間をいただき、慰問を伝えるとともに、同町の、きぼうの桜計画への参加について懇談しました。

発災から1ヶ月が過ぎましたが、未だ屋根の上のブルーシートが目立ち、空き地には瓦礫が集積されています。それでもこの町には、ストレスのない、不思議なほど穏やかな空気が流れています。なぜでしょう?


町の中心には絵のように美しい東郷湖があり、多くの人々は湖畔に住んでいます。そして湖畔にはハワイという温泉がありますが(これだけでも凄いですよね)その由来はアロハ!のHawaiiではなく「羽」「合」つまり天女の羽衣から来ているのでした。
そうです、この町は天女に護られているのです


天女の羽衣伝説は日本各地に残っていますが、もしかすると太古の女性宇宙飛行士だったのかもしれませんね(ワンアース的にはどうしてもそう持って行きたいので。。。)その証拠に湖畔の天女像も、よく見るとビスで組み立てられたメタリックな衣装をまとっています

どこの地方も直面している少子化問題
廃校になった小学校は、素敵なカフェになっていました。

この町にはすでに宇宙ササユリ(愛称ソラユリ)が贈られています。
次は「きぼうの桜」を贈りましょう

台湾大使と懇談しました

2016年11月17日

山崎直子宇宙飛行士以下、ワンアース代表団は台北駐日経済文化代表処(台湾大使館に相当)を訪問し、謝長廷・駐日代表(大使に相当)と懇談しました。

謝大使は、台湾の元行政院長(首相に相当)ですが、なんと出身校は京都大学。
2016年9月のワンアース台湾訪問に際し、私たち代表団と陳建仁副総統との面会実現に尽力してくださった方です。

謝大使の日本語はもちろん完璧で、親密な雰囲気の中、9月の台湾訪問の実施報告、宇宙開発、教育、東日本大震災の復興、そして未来の国際社会のありかたなど密度の濃い対話が出来ました。

山崎宇宙飛行士からは、宇宙から地球を観た経験から、文化的に世界をひとつに繋ぐことの重要性が語られ、長谷川代表理事からは、縁ある福島の少年少女らによる台湾訪問を是非実現させたいと述べられました。

日本と台湾は正式な国交がありません。
政治的な課題は短期間では解決しないかもしれませんが、ワンアースは文化で世界を繋ぐ活動を積み重ねてまいります。

御参考リンク ワンアースの台湾訪問(2016年9月)
御参考リンク 福島の少年少女が育てた宇宙アサガオ台湾へ!

福島県福島市と飯舘村を訪問しました。


2016年11月4日
福島県福島市と飯舘村を相次いで訪問し、きぼうの桜計画を説明しました。
どちらの町も内陸にあるため津波の直接被害はありませんでしたが、原発事故により放出された放射性物質の影響などで、結果的には大きな被害を受けた町なのです。


福島市には、飯舘村や原発周辺から避難してきた人々が多く暮らしていますし、飯舘村は、2011年に全村避難を余儀なくされた状態から、帰村可能な状態を目指して除染に取り組んでいます。これまでも、これからも、道は険しいと言わざるを得ません。


「風評より、風化が怖い」と言う福島の人もいます。
日本全体は、すでにオリンピックに目が向いているのかもしれません。
しかし福島は、いつ果てるとも知れない除染や風評被害と今も戦っているのです。

ワンアースとしては、そこに故郷がある限り、きぼうの桜を植えます。
たとえ人々がまだ帰還出来なくても、故郷回帰の先遣隊として。

さあ、飯舘村にも福島市にも、桜を植えましょう。
(飯舘村は、きぼうの桜計画への参加を決めています)


きぼうの桜計画は、東日本大震災の復興地全域に、宇宙桜(超長命で巨大化する日本各地の名桜の直系樹)を点々と植え、千年後まで風化しないモニュメントとするワンアースの事業です。さらに、この巨桜群をよりどころに、新たな文化と広域コミュニティを創成していきます。
詳細は→リンク

岩手県大槌町、きぼうの桜計画に参加へ


2016年11月2日、ワンアース代表理事・長谷川洋一は、平野公三・大槌町長のもとを訪れ、きぼうの桜計画について話し合い、同町の参加が決まりました。


津波や火災の被害で閉校となった大槌小学校。
閉校の碑が忘れ得ぬ記憶を留めています。
小学校は改修され、いまでは大槌町役場として再生しました。


大槌町赤浜地区にある、東京大学国際沿岸海洋研究センター
十メートル級の津波に襲われ、1階2階は完全に破壊されましたが、建物自体は耐え抜いて、いまでも研究者たちは3階で研究を続けています。
この東大センターのすぐ近くに、絶景ポイントがあります。


ひょっこりひょうたん島のモデル(?)とも言われる蓬莱島
赤い灯台は震災後に再建されたもの。島のてっぺんにあったお堂は流されましたが、中にあった弁天様は奇跡的に残っていました。

1200人以上が犠牲となる大きな被害を受けたこの町に、
ひょうたん島は、きっと再生の光を点してくれるでしょう。

となると、この町に植えるのは、宇宙ひょうたん桜しかありませんね!