「News」カテゴリーアーカイブ

宮城県女川町を訪問しました

2015年10月21日
宮城県女川町を訪問しました。

s女川パース

女川町では、津波の被害を大きく受けた女川駅周辺の地区の復興が進んでいます。
現在庁舎は仮設ですが、二十九年度頃には新設成る予定です。
新しい明るい町のパースが微笑んでいます。

sゆぽっぽ女川駅

リニューアルされたJR女川駅には、なんと!お風呂屋さんが付いています。
その名も「ゆぽっぽ女川駅」
この駅を中心にして新しい都市計画が進められます。

きぼうの桜はどこに植えられるのでしょうか?
楽しみですね。

宮城県石巻市を訪問しました

2015年10月20日
宮城県石巻市を訪問しました。

石巻市は、東日本大震災での被害が特に大きかった町です。

sP1030156

市街の高台である日和山(ひよりやま)公園には、多くの人が避難しましたが、目の前の恐ろしい光景に、「なにこれ」という言葉しか出なかったと言われています。

s日和山から海を

牡鹿半島の先端には「三陸復興国立公園」の標柱が立ち、海を隔てて金華山がよく見えます。

s牡鹿半島突端から金華山

あの日、津波が来る直前の引き波で、金華山と本土を隔てる海底が露出したと言われています。
まさにギリギリのところで生きた、杜泉さんの貴重な記録を見てみましょう
http://blogs.yahoo.co.jp/sakurai4391/34375390.html

石巻市では、きぼうの桜計画を進めることが決まっていますが、どこにいつ植えるかは、まだ検討中です。
素晴らしいプランを考えたいと思います。

宮城県庁を訪問しました

2015年10月19日

宮城県庁を訪問し、きぼうの桜計画の状況について報告いたしました。
東日本大震災で犠牲になった方々の過半数は宮城県なのです。
県内ではどの市町村も大被害を受けていますが、
最北端の気仙沼市には、すでにきぼうの桜が植えられています。
元気に育っています。これは2015年の事実です。

これからも、きぼうの桜を植え継いでいき、宮城を希望の里にしたい。
そして、桜と共に、津波のことを伝承するしくみを創りたい。
ワンアースはそれを目指して活動していきます。

風化の危機が叫ばれますが、風化はどうしても避けられません
そのかわりに何を残すか、私たちが取り組むべきことは、それです。
決してコンクリートの堤防ではありません!

ワンアースは、
千年残る宇宙桜、そしてそれにまつわる伝承と伝説を残すため
力の限り活動していきます。

宮城県利府町を訪問しました

2015年10月19日

宮城県利府町を訪問し、きぼうの桜計画について調整しました。

この町では、宇宙桜の植樹を実施する前提で、いつ、どこに植えるかについて、最適な計画を練っています。

利府町といえば、梨の町ですが、巨大な運動公園(コンサート会場にもなる)である「グランディ21」があることでも有名ですね。高台に聳え立つこの巨大アリーナは、仙台平野のどこからでも遠望できますが、宇宙から見ると、伊達政宗の兜の三日月型が組み合わさっているように見えるそうですよ!

さて、この町では、避難にも使える新しい道路や、新しい避難所の準備が進行中です。
生まれ変わる町の完成に合わせて、きぼうの桜を植えることになるでしょう。
今後の素晴らしい計画に御期待ください。

一般社団法人 みちのく巡礼 を訪問しました

2015年10月19日、仙台市

四国八十八カ所は、人生のどこかの段階で、誰もが一度は憧れる道。

東日本大震災を機に、東北六県にも八十八カ所の巡礼路を創出する遠大なプロジェクトが動き出しました。

推進しているのは、一般社団法人みちのく巡礼
この日、当財団・長谷川洋一代表理事が、みちのく巡礼の櫻井史朗理事長と懇談し、今後の相互協力の可能性を話し合いました。

みちのく巡礼 櫻井理事長

みちのく巡礼が推進するのは、東北六県のお寺を繋ぐ遍路の創造と、大震災の記録。
特に、人々の命と直接向き合ってきた、被災寺の御住職たちのお話を集め、映像記録として後世に残していきます。
3.11のその日、金華山にいて巨大津波に呑み込まれそうになった記憶も生々しい櫻井理事長は、「あのとき自分は生かされた。そして、使命が与えられた」と語っています。
櫻井理事長の語る、あの日のこと

台風一過の三陸の海

超大型台風がかすめる中、岩手県北部中部の市町村を巡業し、きぼうの桜計画について話し合いました。

洋野町、久慈市、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町、宮古市、山田町、大槌町、釜石市
このうち、洋野町、田野畑村、そして釜石市では、すでに植樹場所を検討し始めています。

岩手北部はリアス地形が著しく、やはり、みなさんの生活を支えるのは漁業です。
夏は、ウニ、ホヤ、アワビ、ホタテなどが盛りだくさん。秋にはサンマが美味しいですし、山では松茸が採れます。しかし、2015年の夏は天候不順で海が荒れ、定置網が流されるなど、漁師さんたちにとっては苦難続きだったようです。

写真は、リアスのど真ん中、田野畑村のホテル羅賀荘。村の人々にとっては重要な職場でもあります。

この大きな建物の3階まで津波が来たそうです。

気候変動は実に気まぐれ。地球時間で考えれば一年二年など、瞬きのようなのかもしれません。

きぼうの桜計画は、千年事業として、単なる桜の植樹に終わらず、子孫に意味のある文化や伝承を残していきたいと考えています。

そしていつか、宇宙から見えるような巨桜の砲列が出来上がるのです。

世界遺産に沸く釜石に、きぼうの桜を

2015年10月9日
岩手県釜石市を訪問いたしました。

釜石市では、すでに、きぼうの桜計画の実施が決まっていますが、植樹場所、時期、などは精査中です。植樹に至るまでの準備も、これからじっくりと進めていきます。

ご存じの通り、釜石市の橋野鉄鉱山跡は、今年、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。
幕末の頃から、洋式高炉という当時の先端技術を取り入れて、野心的な製鉄を行っていたのです。
その当時の技術者たちが目指したものは、もちろん世界に通用する鋼鉄。見事な心意気ですね。


今も残る溶鉱炉の石組み


世界遺産は、山上の陽光あふれる草原にあります


森の中には見事な石割桜も!

<参考URL>
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/spot/hashino_tekkouzan/

世界遺産に沸く鉄の街を、花の街にしたい
そんな願いを込めながら、ワンアースは釜石市と共に、きぼうの桜計画を進めていきます。

地球の荒骨が見える村、田野畑

2015年10月8日

岩手県田野畑村を訪問しました。
この日は接近した台風の影響で、暴風波浪警報が出ており、何かと対応がお忙しい中、石原弘村長、酒井淳副村長はじめ、職員の方々が熱心に話を聴いてくださいました。

田野畑村は、三陸でも特にリアス地形の顕著なところで、北山崎断崖、鵜の巣断崖、と二つの断崖が有名です。
展望台から見下ろす高度感も爽快ですが、船で断崖を巡るクルージングは、ここでしか経験できないものです。

観光船で優雅に巡る方法と、小さな漁船(サッパ船)でスリリングに巡る方法があります。
磯には昔ながらの番屋もあり、漁師ランチも楽しめますが、お勧めは塩作り体験。逞しい漁師たちが、親切丁寧に指導してくれますので、誰でも真っ白な塩を作り持ち帰ることが出来ます。

宮沢賢治も愛したリアスの海岸風景
「カンパネルラ田野畑」や「カルボナード島越」など、賢治にちなんだ名前がついた駅舎は、メルヘンチックな建築です。

さて、きぼうの桜はこの村のどこに咲くのでしょうか?
じっくりと最良のプランを考えます。

北限の海女のいる街、岩手県久慈市

2015年10月6日
岩手県久慈市を訪問しました
久慈市は、あまちゃんの舞台になったことで有名な町ですね。
夏の間は観光客も多く、北限の海女さんたちが目の前で海に潜り、ウニを獲ってきてくれます。

現代の海女さんたちは、若くて可愛い子ばかり
その横では「ずぶん」こと、南部ダイバーたち(イケメンが多いという噂も)も、重厚な装備で海に潜っています

駅の周辺は、どこかほんわりとした雰囲気に包まれていて、随所にあまちゃんのイラスト看板が見えます。

駅前デパート久慈

町に流れる時報のサイレンは、アメ女学園の「暦の上ではディセンバー」
喫茶リアスのモデルになった(らしい)喫茶モカの店内には、色紙がいっぱい。

この町ではまだ、きぼうの桜計画の実行が決定してはいませんが、植えるとしたらどのような場所が良いか、などを念頭において、市役所と話し合いを進めています。
良い場所が見つかるといいですね。

岩手県洋野町の取り組み

2015年10月6日
岩手県洋野町を訪問しました。
同町では、きぼうの桜計画の推進が決まっており、今回は、植樹場所、時期について話し合いました。

洋野町、東日本大震災で一人の犠牲者も出さなかった町。
この町にも巨大津波は襲いかかりましたが、12メートルの大堤防が町を守ったのです。
しかも、河口には水門があり、津波の遡上を食い止めました。
これだけのインフラを作った背景には、明治29年(1896年)と昭和8年(1933年)の三陸大津波で大被害を出した、忘れられない経験があります。

しかし、コンクリートに任せっきりだったわけではありません。
堤防の無い八木地区でも、やはり犠牲者は出ませんでした。
消防団を中心とした、日頃からの徹底的な自主訓練により、あの日も、整然と避難して、怪我人すら出なかったのです。12分以内に水門を閉じる訓練。老人も含め、全員高台へ逃げる経路の検証。こうしたたゆまぬ努力が津波の被害を回避したという事実は、広く手本として知られるべきでしょう。

IMG_2315

町の背後の山間には、広大な牧場が広がっています。
まきば天文台の銀色のドームも光っています。
この町は、きぼうの桜にふさわしい町です。