宇宙桜、渋谷に降臨。2024年3月22日

再開発により100年越しに生まれ変わった渋谷・桜丘に宇宙桜が植樹され、3月22日(金)に公開されます


街の再生の喜びを長く後世に伝えたい、という渋谷・桜丘の住民のみなさまの熱意を受け、ワンアースが企画しました。
今回植樹される宇宙桜は『宇宙高桑星桜』。岐阜県岐阜市・高桑桜保存会(加藤詞伯(かとうつぐのり)会長)の特別な協力を得て実現したものです。


宇宙飛行士の山崎直子さん(ワンアース名誉顧問)からもビデオレターが寄せられるほか、宇宙桜大使犬ルル(サモエド)も出席する予定です。

日時:2024年3月22日(金)11:45-12:30ごろまで
場所:渋谷サクラステージ『にぎわい Stage』及び『はぐくみStage』
【にぎわいStage】にて
・宇宙桜の説明
・児童合唱「きぼうの桜」
【はぐくみStage】に移動
・宇宙桜御披露目
・土掛け&水遣り
・紲石およびフライト証明書授与
・記念撮影
主催: 渋谷再開発組合
協力: 高桑桜保存会、一般財団法人ワンアース

星桜とは?


この桜の原木は日本に一本だけ、岐阜市高桑地区の桜堤に生息している「高桑星桜」で、その期限は謎です。<〒501-6122 岐阜県岐阜市柳津町高桑境川右岸堤防>


花は白く花ビラは尖り、しかも透けて見える緑色のガクが見事な星形に見えるところから星桜と名付けられたようです。


2008年、JAMSS(有人宇宙システム株式会社)の社会貢献事業「花伝説・宙へ!」で日本各地の巨大桜や名物桜の宇宙飛行が決まった時、じつはこの桜は選ばれていませんでした。
しかしプロデューサーだった長谷川洋一(現・ワンアース代表)が岐阜市を訪れたところ、すっかり宇宙へ行く気になっていた現地の中学生たちが、健気にも「実験中・宇宙飛行の準備中」と言う立て札を立てて、星桜の種を鳥から護るべく袋掛けを行っていたのです。それを見て断れる大人がいるでしょうか!


こうして高桑星桜の種は、日本各地の有名桜とともに、国際宇宙ステーションへ向かい、8ヶ月半の旅(地球を4100周)をして、若田光一宇宙飛行士とともに地球に帰ってきたのです。
<詳しくはAmazon Kindle「宇宙桜誕生秘話」をお読みください>

ところで、この星桜の種、過去に一度も発芽したことがありません。
このとき200粒の種が宇宙飛行しましたが、その後どうなったでしょうか?


なんと中学生たちが一粒だけ発芽に成功したのです。史上初の宇宙高桑星桜の誕生です。この快挙に対し、生態工学会から特別賞が贈られました(今も学校の中で育っています)。

<里帰り>
また、京都府立植物園にも5粒預けたところ、2粒が発芽し、立派に育ちました。そのひとつが故郷・高桑の善覚寺に里帰りし、いまも境内で大きく育っています。
<map>〒501-6122 岐阜県岐阜市柳津町高桑2丁目205


今回、渋谷に贈呈されるのは、善覚寺の宇宙高桑星桜のクローン(挿し木)です。宇宙桜は商業目的や、単なる観光目的では贈呈されませんが、今回は7年越しの桜丘住民のみなさまの熱意が認められ、例外的に貴重な一本を戴けることになりました。