武田と上杉の絆さわやか、450年ぶりに塩の御礼!

北杜市、米沢市へ「きぼうの桜」を贈呈、10月植樹へ

 2019年、名君の誉れ高い上杉鷹山公入部250年を迎える山形県米沢市は、山梨県北杜市から名桜・きぼうの桜(宇宙神代桜)の贈呈を受け、これを記念植樹する。一般財団法人ワンアースが進める広域交流事業「きぼうの桜」計画の一環。きぼうの桜(宇宙桜)は主に東日本大震災の被災地に、復興支援の目的で贈呈されてきたが、関係者らの強いはたらきかけと、新たな地域の絆の物語りを紡ぐため、米沢市への贈呈が決まった。

 米沢は上杉氏ゆかりの土地であり、北杜市は武田氏ゆかりの土地。今回の贈呈には450年ほど前、上杉謙信が武田信玄に送った義の塩への返礼の気持ちが込められているとの見方もある。

 千年の生命力を持つ「きぼうの桜」は、歴史のロマンに彩られながら、人の絆の物語りを31世紀まで伝えてくれることだろう。

 きぼうの桜の苗贈呈式は 2019年10月2日 14時より北杜市役所にて

 きぼうの桜植樹祭は 2019年10月19日 10時より旧愛宕小学校跡地(米沢市古志田町)にて開催される。一般市民や付近の小学生らの参加のもと、銘板除幕、銘石埋設、土かけ・水遣り、記念合唱、宇宙飛行士ビデオレターなど。参加自由。