2015年8月13日
仙台市役所を訪問し、きぼうの桜計画を説明しました。
100万都市である仙台市にも海岸線があり、3.11の津波では、若林区、宮城野区などに大きな被害が出てしまいました。
今後、津波に負けない町作りをするために、まず海岸沿いに7.2mの堤防を築き、その内側に6mの嵩上げ道路(堤防相当)を通す二重防護の計画です。
二つの堤防の間は非居住区とし、緑地化する予定だそうです。
ここに桜の名所が誕生する可能性がありますね。
宇宙桜を採用するかどうかは今後の検討次第です。
2015年8月9日
淡路島夢舞台の国際会議場で開催された『Mother Nature 母なる自然と癒し』というシンポジウム(主催:関西看護医療大学、日本健康・環境セラピー学会)が開催され、このイベントの中で、ワンアース代表理事・長谷川洋一が、『宇宙桜、千年の癒し』と題する講演をさせていただきました。
日本の宝物である宇宙桜の、特に命みなぎる夏の姿にフォーカスしてお話し、会場に集まった百数十名の方々は熱心に聴いてくださいました。
ここ淡路島、夢舞台には、すでに宇宙ひょうたん桜が植樹され、
誰でも見ることができます。
この宇宙ひょうたん桜は、2015年4月、阪神淡路大震災復興20年を期して、高知県仁淀川町から贈呈されたものです。
夢舞台の広大な緑地で、宇宙桜は、今日も猛暑にめげることなく、力強く立っていました。
2015年7月27日
宮城県の松島町と石巻市を訪問し、きぼうの桜計画を説明させていただきました。
どちらの町も初訪問でしたので、まずは計画を聞いていただき、検討していただくことになりました。
松島は、大小260あまりの小島が波間に浮かぶ有名な景勝地ですので、日本人なら誰でもご存じですね。天橋立、宮島とともに、日本三景とまで謳われているほどです。この松島、実は桜の名所でもあります。そんな天下の景観の中に、宇宙桜がどーんと咲き誇ればどんなに素晴らしいでしょう。
石巻市は、大震災で3000人以上が亡くなっており、これはひとつの市町村としては最悪の結果となってしまいました。震災直後のボランティアたちの間でも、逃げ出したくなるほどの惨状だといわれていました。このような町にこそ、きぼうの桜が凜と聳え立ってほしいものです。
2015年7月24日
岩手県庁復興局を訪問し、きぼうの桜計画と県内各市町村への説明状況をお話ししました。
きぼうの桜はあくまで市町村主体で進めることを再確認するとともに、今後も計画の進捗を適宜お知らせすることにしました。
ワンアースが現地を見聞した限りでは、同じ岩手県の太平洋沿岸部でも、宮古あたりを境に南北で復興のフェーズが違っているようです。
北部のリアス地形が険しい地域では、谷ごとに水門を建てて津波を止める方法が主力で、ほぼ工事は終わっています。
一方南部は、リアスとはいえ、平地が多いため、全体を嵩上げする方式が採用されており、まだまだ工事だけで数年はかかるでしょう。
きぼうの桜を植えるにしても、町ごとに異なる事情や地形その他を考慮しつつ、最適な計画を建てなくてはならないと言えます。
2015年7月23日
この日は、岩手県太平洋沿岸の、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町を順に訪ね、きぼうの桜計画をご説明いたしました。各市町村に対し構想を詳しくお話しし、植樹受け入れについて検討していただくことになりました。
これで岩手県の沿岸全市町村へのご説明が完了です。
野田村と田野畑村は、今回の津波で大被害を受けましたが、着々と復興に向けて進んでいます。
普代村は、明治の津波で千人以上が亡くなった教訓から、巨大な防潮堤(大水門)を築き上げ、その結果、今回の津波から町が守られたことで有名ですね(人的被害は行方不明者1名に留まりました)。
岩泉町は、本州最大面積を誇る町で、龍泉洞という美しい洞窟で知られていますが、最近ではヨーグルトもブレイクしているとか。。。(田野畑村のヨーグルトも売れていますよ!)
これらの地域は、まさにリアスまっただ中。海に迫る山脈、海から這い上がる霧など、幻想的でダイナミックな地球の(ジオな)光景が見られます。
このリアス地帯に、きぼうの桜が植えられるかどうかは今後決定されますが、巨大な宇宙桜の砲列が、未来の人々の生活を守るとともに、一大観光資源になってくれれば幸いです。
2015年7月22日
岩手県北部太平洋沿岸の、久慈市と洋野町を順に訪ね、きぼうの桜計画をご説明いたしました。
各市町村とも今回が初めての訪問で、まずは構想を詳しくお話しし、植樹受け入れについて検討していただくことになりました。
久慈市は皆さんご存じ「あまちゃん」の舞台ですが、市役所の中も三陸鉄道の駅舎の中もあまちゃん関係のポスターなどでいっぱいです。
ドラマのロケの中心地、袖ヶ浜海岸は、街中から少し離れたところにあり、震災後に建て直された海女センターでは、夏の間、海女さんのウニ取り実演を見ることができます。運が良ければ、若いあまちゃんがウニを割って差し出してくれるかもしれませんよ。
洋野町は、岩手県沿岸最北端の町ですが、12メートルの防潮堤があったこと、防潮堤が無い地区の住民は速やかに避難したこと、そして住民の避難訓練が日頃から効果的に行われていたことなどから、東日本大震災で死者・行方不明者・負傷者がゼロだったことは有名です(住居の損壊など、被害はありました)。
これらの地域に きぼうの桜が植えられるかどうかは今後の検討次第ですが、巨大な宇宙桜が未来の安全を支えつつ、新しい観光資源になってくれれば嬉しいです。
2015年7月14日
岩手県中部太平洋沿岸の、大槌町、山田町、および宮古市を順に訪ね、
きぼうの桜計画をご説明いたしました。
各市町村とも今回が初めての訪問ですので、
まずは構想を詳しくお話しし、植樹受け入れについて検討していただくことになりました。
どの地域も、現在、嵩上げ工事がたけなわで、多量の土砂がダンプカーで運ばれてきています。3年ほどかけて10メートルほど地盤を上げながら、新しい町が創られていくのです。
宇宙桜はどの町に、どのような場所に植えられるのでしょうか。
新しい町の完成形が、楽しみですね。
このあたりの海岸線は美しい地形が多く、写真は浄土浜というところですが、海猫の天国になっています。
鳴き交わす海猫の声を聞いていると、他の惑星に降り立ったかのような、そんな気持ちになれますよ。
ぜひ皆さん、岩手県を訪れてみてください。