女川町
役場を含めて壊滅的な被害を受けた町
慰霊碑では、今日も僧侶が読経を続ける
津波到達点にあるモニュメント
中学生たちが募金を集めて建立したという
刻まれているのは、千年先の子孫たちへのメッセージ
ここは津波が到達した地点です
もし大きな地震が起きたら
この石碑より上へ逃げてください
逃げない人がいても、ここまで
無理矢理にでも連れ出してください
家に戻ろうとしている人がいれば
絶対に引き止めてください
2016年3月9日
宮城県石巻市立住吉小学校に、静岡県浜松市から宇宙スミレ「希望」が贈呈されました。
このスミレは、2008~9年、有人宇宙システム株式会社(本社、東京)が実施した文化事業「花伝説・宙へ!」により、若田光一宇宙飛行士とともに国際宇宙ステーションに旅した日本のコスミレの種から生まれた直系子孫です。
数が少なく現在でも稀少なものですが、浜松市天竜区春野町の市民団体の手で育てられ、東北の子どもたちの元気復活に役立ててもらいたいとの願いを込めて、このたび贈呈されることになりました。
【宇宙スミレを育てる市民団体からのメッセージ】
すみれ草花愛好会・桐澤千鶴会長
「生命力の強い宇宙スミレに負けないぐらい元気にがんばりましょう」
犬居すみれ会・伊藤晋一郎会長
「住吉小学校で増やして、ぜひ他の学校にも届けてください。そして春野町に遊びに来てください」
2016年3月7日
浜松市天竜区春野町を訪問し、宇宙スミレの花かごを受け取りました。
このカゴには3鉢の宇宙スミレ「希望」が入っており、
来る3月9日、石巻市の小学校に贈呈されることになっています。
宇宙スミレは、2008~9年、有人宇宙システム株式会社(本社、東京)が実施した文化事業「花伝説・宙へ!」により、若田光一宇宙飛行士とともに国際宇宙ステーションに旅した日本のコスミレの種から生まれた直系子孫です。数が少なく現在でも稀少なものですが、浜松市天竜区春野町の市民団体の手で育てられ、東北の子どもたちの元気復活に役立ててもらいたいとの願いを込めて、このたび贈呈されることになりました。
宇宙スミレを育てる市民団体「すみれ草花愛好会」の桐澤会長は「この生命力の強い宇宙スミレに負けないぐらい元気にがんばりましょう」、同じく「犬居すみれ会」の伊藤晋一郎会長は「住吉小学校で増やして、ぜひ他の学校にも届けてください。そして春野町に遊びに来てください」と言っています。
東日本大震災で、最大の犠牲者が出てしまった石巻市
この町の学校に、宇宙桜や宇宙スミレを贈呈することが決まっています。
あのとき、
市民が避難して難を逃れた日和山の高台から見下ろす南浜地区
あのときまでは、住宅街でした。
復興への道はまだまだ続いています。
しかし、
高校生たちが立ち上がりました。
石巻中心に、宮城県内の高校生が集まって設立した、カフェ「 」
文字通り、カギカッコ、と読みます
高校生が開発した「親黒カレー」
サンマの栄養たっぷりです
このカフェは、石巻市役所の入る駅前ビルの1階にあります。
運が良ければ、初々しい高校生が接客してくれるかもしれませんよ。
さあ、ガンバレ石巻!
きぼうの桜、そして宇宙スミレ「希望」が、
この町の皆さんの心の復興に、
少しでもお役に立てれば。
2016年2月8日
仙台平野はうららかな小春日です。
この日は、仙台市、利府町、そして多賀城市を訪問し、きぼうの桜計画について話し合いました。
利府町は、すでにこの計画への参加を決めており、来春の植樹を目指し、最適な場所を検討中です。
仙台市、多賀城市ではまだ検討段階ですが、きっと計画実行となるように、ワンアースとしても、精力的に提案していく予定です。
また、利府町の高台には、宮城県総合運動公園グランディ・21があります。
メインスタジアムの「ひとめぼれスタジアム」は、伊達政宗の兜の三日月を象った宇宙的なデザイン。その偉容は、遠方からもよく見えます。
このスタジアム前の広大な広場に宇宙桜を植えたらどんな光景だろう・・・
発想はふくらんでいきます。
2016年2月5日
岩手県釜石市を訪問し、野田武則市長、田中透副市長、佐藤功教育長、村井大司総務課長はじめ、市の主だった方々と、きぼうの桜計画を話し合いました。
ほどなく市のほうから発表があると思いますので詳細はそちらに譲りますが、この町の新しいシンボルとして、宇宙桜を含めた壮麗な都市景観がプランニングされています。
東日本大震災で1000人以上が犠牲になった釜石市。
しかし不幸中の幸、学校の生徒児童の99.8%が無事避難できたのです。
この出来事は、今後の防災教育の中でも模範とされるでしょう。これは奇跡ではありません。あくまで地に足の付いた、日々の訓練成果なのです。
昨年、橋野鉄鉱山の世界遺産登録に、釜石市は沸きに沸きました。
そしてこの春はなんと、20年ぶりのセンバツ甲子園出場の話題で持ちきりでした(すでに監督の胴上げもあったようです)。
また、2019年にはラグビーW杯がやってくることも決まっており、町を挙げて明るい未来へ向かう勢いはとまりません。
2016年2月4日
岩手県山田町を訪問しました。
佐藤信逸町長と懇談し、山田町の きぼうの桜計画への参加が決定いたしました。
この町の特徴は、なんといっても、美しい養殖イカダ風景でしょう。
ご覧ください。
このイカダには、カキ、ホタテなど、海の御馳走がぎっしりくっついているのです。
かつて3000以上もあったイカダは、311の津波でほとんど流されてしまいましたが、内外からの支援と、賢明な復興努力で、現在では2000基を越えるまでに回復しています。
また、この湾の真ん中には、オランダ島(無人島)があります。
1643年に、オランダ船「ブレスケンス号」が停泊し、人々と交流したのがその名の由来です。鎖国の時代、人々はさぞや驚いたことでしょう。
このような風景ともマッチした最良の場所に、宇宙の巨大桜を植えたいものですね。