2018年2月25日、岩手県大槌町を訪問しました。
東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けたこの町に、復興の槌音が高らかに響いています。
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今日は、大槌町名物「鮭」の文化祭。そして町民が楽しみにしていた「大槌バラエティショー」の公演なのです。
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町民手作りの「全員主役」舞台。
大人の演劇は十分練り込まれたものでしたし、小学生たちの小劇も郷土愛あふれるものでした。
プロデュースする地元の臺隆明さんはじめ関係者の熱意により、なんと東京の地下鉄にも告知が出るほどの「地方発人気町民ショー」に成長してきました。
しかも次回公演は軽井沢遠征! 2018年3月14日
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子どもたちのカーテンコール。立ち去りがたいものがありました。。。
地元、大槌学園の小学6年生たちだそうです。
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プロデューサーの臺隆明さん(槌音プロジェクト代表)、実行委員長の平野公三・大槌町長、ご盛況おめでとうございます。
ワンアースは、きぼうの桜を植えるとともに、このような地域文化を応援します。
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大槌町には、既に、きぼうの桜の植樹が決定しており、場所、時期などを具体化している段階です。早ければ2019年春にも植樹祭となります。
植樹祭はきっと素敵な演出になることでしょう。
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きずな石、紲石と書きます。
このラピスラズリ球には、赤木一朗翁の書で「きぼうの桜」日付、ワンアースの銘が刻まれています。
きぼうの桜 の植樹祭で、木の根元に埋めてしまいます。
そして百年後、子孫たちが掘り出してくれるのを待ちます。
<写真の一品は、釜石市唐丹中学のために製作したもの>
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今年もいよいよ春の植樹祭シーズンが近づいてきました。
2018年2月19日
今春きぼうの桜計画で宇宙神代桜を植樹する福島県浪江町と富岡町へ、苗元である山梨県北杜市・渡辺英子市長から、貴重な苗が贈呈されました。
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式典の模様はNHKニュースほか、各局各紙でも報道されています。
贈呈された苗は、ワンアース顧問の桜守・三枝基治先生が丹精込めて育てたもので、2008年に若田光一宇宙飛行士とともに国際宇宙ステーションに飛行した山高神代桜(樹齢2000年・国指定天然記念物第1号)の種から発芽した宇宙神代桜の直系2世(実生)です。
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ワンアースからはフライト証明書も贈呈いたしました。
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浪江町、富岡町とも、東日本大震災の津波と原発事故で大きな被害を受け、いまだ復興途上です。2017年、一部で避難指示が解除され、住民が帰還を始めました。
この春には小中学校も再開します。
しかし町に賑わいが戻るまでの道のりは簡単なものではないでしょう。
それでもそこに故郷がある限り、ワンアースはきぼうの桜を植え続けます。
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【富岡町のみなさんと、北杜市の名峰・甲斐駒ヶ岳】
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左・野田武則釜石市長 右・鈴木義孝三春町長
岩手県釜石市の野田武則市長とワンアースは、2月8日、福島県三春町を訪れました。
三春町・鈴木義孝町長から、きぼうの桜(宇宙滝桜)目録が贈呈されるとともに、釜石市からは感謝状が贈られ、両町の末永い交流が約束されました。
釜石市長
「世界遺産・橋野鉄鉱山の地区に植えます。植樹祭は4月ですので是非御来釜ください」
三春町長
「娘を嫁に出すようなものですから、是非お伺いしたいです」
なお、実際の宇宙滝桜の苗は、現在4メートル近く。町長室で手渡しするには大きすぎるので、別途、ワンアースが輸送します。
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植樹祭は2018年4月14日(土)、世界遺産である橋野鉄鉱山で行われます。
詳細につきましては追って公表させていただきます。
近隣の皆様、是非お越しください。
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東日本大震災から400年前の1611年、慶長の大津波が伊達藩を襲いました。
家族を失い、家も田畑も船も流され、民衆は寒空の下にさまよいます。
五千もの領民の命を奪われ、ドン底ともいえる状況の中、伊達政宗は立ち上がります。
彼が示したのは、皆で巨大な船を作りヨーロッパを目指そうという、途方もない夢でした(現代ならば、我が町で宇宙ロケットを作って火星を目指そう、と言うに等しい)。
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なぜそんな時に?
そんな時だからこそ、大それた夢を掲げ、民衆の心を奮い立たせ、結果、伊達藩の復興は大いに進んだのです。
この史実をモティーフにした新しいミュージカルが仙台で上演されています。
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ジパング青春記
素晴らしい内容です。
このような市民文化の形で東日本大震災の記憶と教訓を残していけば、それは風化することなく、成長しながら子孫たちへ伝わっていくことでしょう。
400年前の先祖たちも、船越、浪分、などの地名を残すことにより、津波の記憶を残してくれました。
ライフラインやインフラは、金とコンクリートで復旧できますが、心を復興させるものは希望。
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ワンアースは、希望を安売りすることなく、じっくりと東北に根を張り、復興文化を紡いでいきます。
迎春 2018年
あたらしい朝の光を迎え
地球は今日も淡々と宇宙を航行しています。
みなさま、爽やかな新年をお迎えでしょうか?
ワンアースは今年も次々に「素敵」を生み出すべく
努力を続けて参ります。
どうぞ皆様にとりましても佳き年でありますように。ワン!
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ワンアースの2017年を振り返りますと、5箇所での植樹祭、きぼうの桜物語の公募、合唱曲の制作、そして第1回きぼうの桜サミットの開催と、たいへん多くのイベントを無事行うことが出来、多くの貴重な出会いがありました。
こうした活動を遂行してこられたのは、ワンアースを支えてくださる皆様、活動に参加してくださる皆様のおかげです。
年末を迎えるにあたり、この場で心より感謝申し上げます。
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この図は、きぼうの桜計画の進行です。年末までに、東松島市と名取市がご検討を開始してくださり、ほぼ東北三県の広域事業としての形が整いました。
2018年も、皆様のご指導ご参画を賜りつつ、ワンアースの事業をより有意義なものに進化させていきたいと思います。
どうぞ引き続き、宜しくお願い申し上げます。
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2017年11月25-26日、東京芸術劇場(池袋)にて全日本合唱コンクール全国大会が開催され、各地方大会を勝ち抜いてきた51団体が集いました(ワンアースは全日本合唱連盟の会員です)。
ご存じでしょうか? 日本にはプロの合唱団が少なく、アマチュアのレベルが非常に高いのです。コンクールの全国大会は、まちがいなく地上最高の歌の祭典と言えるでしょう。
ワンアースとしては東北の団体を応援したくなりますが、中学・高校では東北勢が伝統的に強く、大人の部(大学ユース、室内、同声、混声)でも福島や宮城の若いチーム、L’Aube des Temps (ローブ・デ・タン)やRaw-Ore (ロー・オーレ)が元気に上位に入っており、嬉しいかぎりです。
ハーモニーが揃うと、心がまとまります。そして新しい力が湧いてきます。
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会場にはワンアースがお世話になっている、河合楽器様、パナムジカ様、ユニチカトレーディング様の販売ブースも出ており、「きぼうの桜」テーマソングの楽譜も並べていただきました。
2017年11月2日
ワンアース代表 長谷川洋一は兵庫県淡路市役所を訪れ、門康彦市長と今後の協力について話し合いました。
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左から長濱靖之副市長、門康彦市長、ワンアース長谷川代表、夢舞台松林部長、夢舞台近江様
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1995年の阪神淡路大震災の震源地である淡路島には、復興20周年を期した2015年来、夢舞台とワンアースの協力により3本の宇宙桜が植えられ、すべて開花しています。このため夢舞台は、きぼうの桜を一度に見ることができる貴重な場所になっています。
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すでに大樹の勢いを見せる宇宙ひょうたん桜
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2017年植樹した直後に開花した奇蹟の宇宙神代桜
来年にはこの夢舞台で「きぼうの桜サミット西日本大会」を開催すべく、企画が進められています。
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また、ワンアースの活動を支援する商品「宇宙グミ」も島内各所で販売されています(拡販に尽力して下さった株式会社夢舞台の松林部長、近江様に謝意を捧げます)。
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。