最後のロマン派ピアニスト、ルース・スレンチェンスカの東北慰問演奏行

東日本大震災被災地の市民、特に子どもたちに小さな感動を届ける活動として、世界的なピアノの巨匠ルース・スレンチェンスカ女史(93歳・米国)をお連れし、通常の音楽会とは全く異なる形で直接ふれあっていただきます。

4月21日 サントリーホールにてリサイタル

4月23日 岩手県洋野町 セシリアホールで無料コンサート(要整理券申込)
4月24日 宮城県仙台市 高校と音楽サロンで、合唱団や音楽を志す若者との交流(要申込)
4月25日 福島県福島市 福島市音楽堂で無料コンサート(申込不要)

めったに会えない遠い人、或る道を究めた大きな心を持った大人との交流は、子どもたちに刺激を与え、地球規模で将来の夢を考えてくれるでしょう。
この事業が、そんなきっかけになれば良いですね。

【ルース・スレンチェンスカについて】
Ruth Slenczynska
 1925年アメリカのカリフォルニア生まれ。19世紀ロマン派音楽の演奏技法を現代に伝える最後のピアニスト。
 3歳から父親の手ほどきでピアノを始め、4歳で初リサイタル、5歳でカーティス音楽院に入学、6歳でベルリン、8歳でニューヨークにデビュー。9歳で名ピアニスト・ラフマニノフの代役を務め、ニューヨークタイムズが「モーツアルト以来の最も輝かしい神童」と讃えた。14歳までに、ホフマン、ラフマニノフ、コルトー、シュナーベル、バックハウスなどの巨匠がこぞってレッスンを授けた。
 10代の後半でスパルタの父親との決別など、波乱万丈の演奏家人生を送る。40代までに全世界で3500回の演奏会を開き、デッカで12枚のゴールドディスクを出すなど、「ピアノの女王」と讃えられるも、キャリア絶頂期で商業的演奏活動を中止し、サウスイリノイ大学で教鞭を取りながら独自の音楽探究を続ける。
 2003年、岡山市の歯科医師で音楽プロデユーサの三船文彰氏(一般財団法人ワンアース理事)との出会いで2017年夏までに9回来日し、数十回の歴史的な演奏会とともに出版した15枚のCD「ルース・スレンチェンスカの芸術」はいずれも「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれるなど絶賛されている。
 80歳の「ラスト・コンサート」、82歳の「千年桜・醍醐桜への奉納演奏」は、NHKほかテレビ各局でもドキュメンタリー番組として全国放送され、感動を呼んだ。
 80歳と89歳の時に御所に招かれ美智子皇后陛下とも親しく音楽で交流を重ねる。
 93歳の今年(2018年)、4月21日に東京サントリーホールでリサイタルを行った後、念願の東北慰問を行う。
「老いは成長の始まり」の言葉を体現する奇蹟の巨匠ピアニストとして、多くの人々に希望と勇気を与えている

詳細は追って告知いたします。