台風一過の三陸の海

超大型台風がかすめる中、岩手県北部中部の市町村を巡業し、きぼうの桜計画について話し合いました。

洋野町、久慈市、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町、宮古市、山田町、大槌町、釜石市
このうち、洋野町、田野畑村、そして釜石市では、すでに植樹場所を検討し始めています。

岩手北部はリアス地形が著しく、やはり、みなさんの生活を支えるのは漁業です。
夏は、ウニ、ホヤ、アワビ、ホタテなどが盛りだくさん。秋にはサンマが美味しいですし、山では松茸が採れます。しかし、2015年の夏は天候不順で海が荒れ、定置網が流されるなど、漁師さんたちにとっては苦難続きだったようです。

写真は、リアスのど真ん中、田野畑村のホテル羅賀荘。村の人々にとっては重要な職場でもあります。

この大きな建物の3階まで津波が来たそうです。

気候変動は実に気まぐれ。地球時間で考えれば一年二年など、瞬きのようなのかもしれません。

きぼうの桜計画は、千年事業として、単なる桜の植樹に終わらず、子孫に意味のある文化や伝承を残していきたいと考えています。

そしていつか、宇宙から見えるような巨桜の砲列が出来上がるのです。