青く
蒼く
碧く
空よりも、海よりも、
この世の全てを肯定するような、
とびきり陽気な立ち振る舞い
花回廊の天辺に住んでいる ミヤマオダマキ
ミヤマオダマキはキンポウゲの仲間
高山植物の中でも 文字通り異色の存在
日本離れした 花のデザイン
くっきりした目鼻立ちがは、
さしずめ宝塚の男役といったところか
岩手県、花の回廊・早池峰山(1917m)
M9.0を乗り越えて
花たちは、短い夏に咲き競う
by 谷山稜
2015年7月27日
宮城県の松島町と石巻市を訪問し、きぼうの桜計画を説明させていただきました。
どちらの町も初訪問でしたので、まずは計画を聞いていただき、検討していただくことになりました。
松島は、大小260あまりの小島が波間に浮かぶ有名な景勝地ですので、日本人なら誰でもご存じですね。天橋立、宮島とともに、日本三景とまで謳われているほどです。この松島、実は桜の名所でもあります。そんな天下の景観の中に、宇宙桜がどーんと咲き誇ればどんなに素晴らしいでしょう。
石巻市は、大震災で3000人以上が亡くなっており、これはひとつの市町村としては最悪の結果となってしまいました。震災直後のボランティアたちの間でも、逃げ出したくなるほどの惨状だといわれていました。このような町にこそ、きぼうの桜が凜と聳え立ってほしいものです。
2015年7月24日
岩手県庁復興局を訪問し、きぼうの桜計画と県内各市町村への説明状況をお話ししました。
きぼうの桜はあくまで市町村主体で進めることを再確認するとともに、今後も計画の進捗を適宜お知らせすることにしました。
ワンアースが現地を見聞した限りでは、同じ岩手県の太平洋沿岸部でも、宮古あたりを境に南北で復興のフェーズが違っているようです。
北部のリアス地形が険しい地域では、谷ごとに水門を建てて津波を止める方法が主力で、ほぼ工事は終わっています。
一方南部は、リアスとはいえ、平地が多いため、全体を嵩上げする方式が採用されており、まだまだ工事だけで数年はかかるでしょう。
きぼうの桜を植えるにしても、町ごとに異なる事情や地形その他を考慮しつつ、最適な計画を建てなくてはならないと言えます。
2015年7月23日
この日は、岩手県太平洋沿岸の、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町を順に訪ね、きぼうの桜計画をご説明いたしました。各市町村に対し構想を詳しくお話しし、植樹受け入れについて検討していただくことになりました。
これで岩手県の沿岸全市町村へのご説明が完了です。
野田村と田野畑村は、今回の津波で大被害を受けましたが、着々と復興に向けて進んでいます。
普代村は、明治の津波で千人以上が亡くなった教訓から、巨大な防潮堤(大水門)を築き上げ、その結果、今回の津波から町が守られたことで有名ですね(人的被害は行方不明者1名に留まりました)。
岩泉町は、本州最大面積を誇る町で、龍泉洞という美しい洞窟で知られていますが、最近ではヨーグルトもブレイクしているとか。。。(田野畑村のヨーグルトも売れていますよ!)
これらの地域は、まさにリアスまっただ中。海に迫る山脈、海から這い上がる霧など、幻想的でダイナミックな地球の(ジオな)光景が見られます。
このリアス地帯に、きぼうの桜が植えられるかどうかは今後決定されますが、巨大な宇宙桜の砲列が、未来の人々の生活を守るとともに、一大観光資源になってくれれば幸いです。