NASA、JAXA、JAMSS、そして日本宇宙フォーラムさんという、宇宙のプロのみなさまのおかげで、東日本大震災復興10年の記念品は無事宇宙フライトを終え、日本に帰国しました。
梅雨明けで炎暑の季節柄、厳重に断熱された梱包で、これから各地に返還に向かいます。
最初は「東北復興宇宙酒」の創成を目指す福島県。会津若松にある県のハイテクプラザにて、鈴木賢二先生に「宇宙・うつくしま夢酵母」をお渡ししました。その時の模様がNHK、福島民報、福島民友新聞で報道されました。
NHK
福島民報
福島民友新聞
今週はなんと言ってもオリンピックの話題が大きいわけですが、 それにも負けない明るい記事を発信したいものですね。
東日本大震災復興10年の思いを乗せた各地の記念品(花や農産物の種、その他)および横断幕を乗せたドラゴン宇宙船は、無事地球に帰還し、メキシコ湾(フロリダ沖)で船上に回収されました。 その後、NASAのみなさん、土日も休まず仕分けの作業してくれまして、我らの記念品パッケージ「Tohoku Memorial Items」については厳重に断熱梱包され、チャーター便で日本に向けて旅だったとのことです(7月12日時点)。
無事に宇宙から還ってきた 記念品パッケージ(NASA ケネディ宇宙センターにて)
本宇宙ミッションの「宇宙部分」は完了しましたが、復興10年を期した本当のミッションは、この記念品をみなさまにお返ししたところがスタートです。
この意識を共有しつつ、今回のコミュニティを大事に維持しながら、ポスト10年の道のりを歩んでいきましょう。
2021年7月8日(木)23時45分。 東北復興の希望を乗せたドラゴン補給船はISSを離脱し、地球への帰路につきました。 地上への着水は、日本時間 7月10日(土)昼ごろの予定です。
離脱直前のドラゴン補給船
遠ざかるドラゴン補給船(ISSから撮影)
2021年6月5日18時 東北復興の希望を乗せたドラゴン補給船は、南太平洋上空で、無事、ISSに到着しました。
夜間、星空をバックに幻想的なドッキングでした。JAXAおよびNASAの技術に敬意を表します。
しかし宇宙飛行は本事業の序章に過ぎません。本当のミッション(使命)は、宇宙飛行した記念品を復興と未来の社会に役立てることにあります
東北復興宇宙ミッションは、これからいよいよ本編へ!
引き続き、みなさまのお力添えを、どうかよろしくお願いいたします。
報道関係のみなさま・・・本記事の写真をご利用なさる場合は(C)NASAと表記してください(申請は不要です)
打ち上げた各地の記念品一覧ダウンロード
本宇宙ミッションの概要ダウンロード
宇宙から世界へ、ありがとう発信動画(野口宇宙飛行士)
2021年6月4日 午前2時29分(日本時間) 東日本大震災からの復興にかける各地の思いを託した記念品(農産物の種等等)を載せたFalcon9ロケット&Dragon補給船は、NASAケネディ宇宙センターからISSに向けて飛び立ちました。 良い天気のもと、完璧な打上げでした。
ISSへのランデブー&ドッキングは(日本時間)6月5日夕刻18時ごろとなります。地球帰還は7月某日(未発表)です。 東北復興宇宙ミッション2021への御理解と御支援、誠にありがとうございます。
打上げ動画(NASA Live より集約版)
報道関係のみなさま・・・本記事の写真・動画をご利用なさる場合は(C)NASAと表記してください(申請は不要です)
東日本大震災から10年が経過しました。復興の次のステージに向けて、各地から「記念品」を10gずつ、宇宙飛行させます。
打上げは、日本時間6月4日未明(午前2時29分)
米国フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター 39A発射台からSpaceX社製のファルコン9型ロケット・ドラゴン補給船に搭載されています。
各地、ポスト震災10年の復興計画に照らして工夫を凝らした物品が選ばれていますが、多くは花や農産物の種となっています。ワンアースではこれを宇宙飛行子(うちゅうひこうし)と仮称します。
↓ 宇宙飛行する記念品リストはコチラ ↓
↓ 東北復興宇宙ミッション2021の全体概要 はコチラ ↓
東北各地の期待を乗せた宇宙飛行子(うちゅうひこうし=種子などなど)たちは、まもなく宇宙に旅立ちます。
打上げ日時(日本時間)2021年6月4日 午前2時29分 NASAケネディ宇宙センター 発射台39A(山崎直子委員長が2010年に宇宙へ飛び立ったと同じ台)から SpaceXのFalcon9ロケット/Dragon補給船 ISSへのランデブー&ドッキングは6月5日夕刻(18時ごろ)
地球帰還は7月某日(未発表)
NASAのホームページも賑やかになってきました
打上げの模様はライブ画像でご覧ください PCの場合、NASA TVで観られます。 スマホの場合、NASA アプリを検索・インストールしてください。
Dragon補給船の詳細はSpace-X社のHPで
2021年4月24日 東北地方第二の巨大都市、福島県いわき市 東日本大震災津波で大きな被害を受けるとともに、近隣からの多くの避難者を受け入れた街としても知られています。
左から 小野茂市議会議員 清水敏男市長 ワンアース長谷川洋一代表 田中伸北杜市企画課長
この日は市民の憩いの庭・フラワーセンター に、清水敏男市長、小野茂市議、ワンアース長谷川代表はじめ、苗元の山梨県北杜市からも田中伸企画課長らが駆けつけてくださり、関係者だけで厳かに植樹祭を行いました。
きぼうの桜のお約束、ハートマーク!
このハートは、すでにGoogle Earthに載っていますが、その早さに関係者一同驚いていました。
フラガールの街としても知られる いわき市。この夏は、ローゼル(ハイビスカス)とネモフィラの種が宇宙飛行します。 宇宙桜ともども、宇宙の花たちが、このフラワーセンター にお目見えする日が楽しみですね。
2021年3月29日 東日本大震災で最大の被害を被ってしまった石巻市。 この日、日和山公園に、山梨県北杜市から戴いた宇宙神代桜を「きぼうの桜」として植えました。 コロナ禍ということもあり、公開の植樹祭は行わず、亀山紘市長と、ワンアースの長谷川代表の二人だけで植樹を行いました。
桜の名所でもある日和山は 多くのみなさんが津波から逃れて駆け上がった象徴的な場所です。
震災遺構となった門脇小学校跡
この鳥居から見おろす海はいつも輝いています。 眼下の平地は、かつては大住宅街でした。あの角にもこの角にも、人々の生活が息づいていた場所なのです。 震災の記憶を伝承するためにも、ワンアースは、きぼうの桜を植え続けていきます。
10年間、復興に取り組んでこられた亀山紘市長は4月に御勇退。おつかれさまでした。
この春、ワンアースは「東北復興宇宙ミッション2021」に注力しておりましたが、「きぼうの桜」事業も怠っていません。東日本大震災被災地3箇所で、地域の代表の方々とともに千年の希望と祈りを込めて、宇宙桜を植えました。
その1【宮城県南三陸町】 2021年2月22日 宮城県南三陸町に、宇宙ひょうたん桜を植えました。 この桜は、苗元の仁淀川町の桜守・金尾大蔵さんと大野敏光さん(ワンアース顧問)に生産していただき、昨年、いったん岩手県洋野町に預けておいたものです。 今回の植樹は、津波到達点である戸倉地区公民館(元戸倉中学校)前に植えられました。ここは高台になっていて、はるか眼下の海を見下ろすと、まさかここまで津波がやってくるとは誰にも想像できない場所です。
<佐藤仁町長と三浦清人町議会議長のごあいさつ>
佐藤仁町長、齊藤明教育長、三浦清人町議会議長はじめ、戸倉小学校の6年生全員が出席し、戸倉公民館(旧・戸倉中学校)で式典を行い、黙祷の後、子どもたちの手で恒例の紲石(きずないし)回しと埋設が行われました。
紲石(きずないし)を回しながら願いを込める子どもたち
土掛けは大人の役目、水遣りは子どもたちの役目。
2月とは思えないうららかな小春日のもと、未来への希望が南三陸町に根を下ろしました。
南三陸町は、2011年3月の東日本大震災では16メートルの津波で壊滅的な被害を受け、連日報道されたことで記憶に新しいと思います。 10年経っても、東日本大震災の復興は道半ばです。それでも、この桜を希望のシンボルにしたいと、町民のみなさまはたいへん喜んでくれました。そんなみなさんの気持ちは、このハートに込められていますね。
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