東北復興宇宙ミッション2021では復興する各地から様々な記念品(多くは植物の種)が宇宙飛行しましたが、浪江町から宇宙へ行ったコスモスの種は、地上帰還後、こども園のみなさんが育て増やしています。
震災後に応援職員はじめ様々な角度からこの町を支援している岡山県赤磐市に、浪江町から感謝を込めて、2023年7月10日、この宇宙コスモスの種が贈呈されました。
赤磐市では中学生らがコスモスを育てる準備をして待っているそうで、来年は市内の全ての学校に植える計画だそうです。
浪江町教育長・笠井淳一さんと赤磐市教育長・坪井秀樹さんの間ではさっそく、子どもたちの交流について話が弾みました。
宇宙ミッションの成果は復興及び地域振興だけでなく、こうした新しい紲づくりに役立っています。ワンアースはこれからも、こうした広域交流・世代交流を応援していきます。
NHKニュースで報道されました
♪東北復興宇宙ミッションで制作した「宇宙から世界へ感謝」の動画のクライマックスで、浪江町の歌「未来の光へ」の音源を使わせていただきました(演奏・福島しあわせ運べるように合唱団様、協力・NPO法人日本アクティブ・フード協会様)
首都圏の皆さま、お待たせしました。
なかなか入手できなかった福島の「東北復興宇宙酒」の試飲販売会が開催されます。
期日:2023年6月22日から26日(10:00-20:30)
場所:笹塚ショッピングモール21(TWENTY ONE)
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚1-48-14(京王線・笹塚駅前)
(TEL) 03-3485-2551
「東北復興宇宙酒」は、東北復興宇宙ミッション2021の一環で、福島県から国際宇宙ステーションまで旅をした「宇宙酵母」(うつくしま夢酵母)を使って福島県内の各蔵元が醸したプレミアム日本酒です。
今回の販売会では17の酒蔵が今年の宇宙酒(新酒)を出品しています。
飲み比べ・品定めしながら稀少な宇宙酒を購入できる絶好の機会です。
しかも、飲んで福島の復興を応援できる(堂々と飲める!?)のは宇宙酒だけ。
この機会にぜひ、笹塚へ!
ワンアース長谷川代表も、6月25日(日)に店頭に立ちます。みなさまにお会いできれば幸いです。
東北復興宇宙ミッション2021では、宮城県七ヶ浜町から「ルバーブ」の種が宇宙飛行しました。
ルバーブって???
西洋野菜で、大きな葉っぱに長い茎。
この茎の部分を煮込むと甘酸っぱいジャムになります。
そう、甘酸っぱい、つまり「初恋の、」味!(ほろ苦い、と言う人もいますが ^^)
全国都市緑化仙台フェア会場にも展示中ですが、来場者に大人気です。
七ヶ浜にはもともと「緑のルバーブ」が名産として存在していましたが、このたび「紅い宇宙ルバーブ」がお目見えしたわけです。
七ヶ浜町内では以下のお店で宇宙ルバーブのスイーツやジャムに会えるかもしれません。
☆極めて稀少なので、品切れの際はご容赦ください。
まだまだ生産量が少ないのですが、この夏以降に期待がもてますね。
カフェ ラ・ルナ(国際村)・・・スイーツを鋭意開発中
カフェレストランSEASAW 七ヶ浜(菖蒲田浜)・・・ケーキなどデザート
ベークショップ トリコ(東宮浜)・・・ジャム
素晴らしい展開がありました。
東北復興宇宙ミッション2021で、特産の「古代米」種をフライトさせた多賀城市(宮城県)では、生産者・みそらの郷(加藤真崇代表)と城南小学校の生徒らにより、この2年間で着々と宇宙米の苗を増やしてきました。
2023年5月31日、市内3小学校(城南小、八幡小、東小)の生徒232名の手により、古代米の大規模な田植えイベントが行われました(このうち「宇宙古代米」は城南小の108名が田植えを担当し、八幡小と東小は「地球古代米」を植えた)。
【写真】みずから裸足で田んぼに踏み込み挨拶する多賀城市教育長・麻生川敦さん。左は文化財課・乗上英隆さん、右は生産者の加藤真崇さん
加藤真崇さんの「田植え方法」のレクチャのあと、子どもたちは裸足になって田んぼに足を踏み入れます。ムニュムニュした感触の泥に、足は30センチぐらい潜り込みます。
子どもたちは、はじめはおっかなびっくりでしたが、やがて歓声をあげながら田植えを楽しんでいました。
絶好の青空のもと、復元された遺跡・多賀城南門も微笑んでいるように見えました。
【写真・南門】
「古代米の活用について、(小学生の)みんなでアイデアを出してほしい」と多賀城市長の深谷晃祐さん
子どもたちが植えた宇宙古代米は、10月頃収穫され、様々な活用が予定されています。
また、来年度は田んぼ1枚がまるまる宇宙古代米になるかもしれないそうです。
また、ワンアースが用意した樽に小学生代表2名が宇宙古代米9株を植え付けてくれました。
この樽は早速、仙台の全国都市緑化フェア・メイン会場に搬送し、展示・公開を開始しました。
☆全国都市緑化仙台フェアは2023年6月18日までです。
会場案内は以下のリンクをご覧ください。
https://sendai-feelgreen.jp/
岩手三陸海岸最北端の洋野町に、高校合唱界の至宝・盛岡第四高校音楽部の新歓合宿を誘致しました(同校は、毎年秋に行われる全日本合唱コンクールにて、直近4回連続「全国金賞」を獲得しています)
四高のみなさんには、洋野町の大自然の中でパークゴルフや木工クラフト体験、津波から復興した食堂での朝食会、海岸散歩などを満喫しながら、町の人々と交流をしていただきました。そして日曜日の午後に町民を招いて無料のコンサートを開催してもらいました。
♪ 洋野町の皆さんは→最高のハーモニーに心癒されつつ盛岡の若者たちと交流できる
♬ 盛岡四高のみなさんは→被災地の復興を学びつつ最高の自然の中で仲間の紲を深める
というWinWinの構図で、復興そして町の交流人口獲得のモデル事業とも言えるでしょう。
翼をください(会場のみなさんと一緒に歌う)
気球に乗ってどこまでも
Circle of Life(ライオンキングより)
参加した生徒は27名(男10女17)、顧問の先生2名の総勢29名でした、
顧問の佐藤文子先生からは
・自然体験も良かったが、町長から子どもまで、町の人々とふれあえた「社会体験」が高校生にとって得難く有意義であった
・パークゴルフや、大部屋での「雑魚寝」で、新入生を含め部員たちの結束が一気に高まった。 という感想と感謝の言葉をもらいました。
生徒全27名からアンケートを採ったところ
・町の人とふれあえた
・パークゴルフや動物とのふれ合いをもっとやりたい
・海で遊んだりBBQをやりたい
など、滞在時間が足りなかったようです。全員が「またこの町に来たい」と書いてくれました。生徒たちにはInstagram等での情報発信を特にお願いしてありますので、若者たちのコミュニティの中でもこの町での体験が語られていくことでしょう。
コンサートのフィナーレでは ふるさと を会場一体となって大合唱し、ロビーでお見送りをしました。さっそくこの学校のファンになって部員たちといっしょに写真を撮る家族もあり、多くの町の人からは、涙が出たという感想をいただきました。
*告知用のチラシやポスターの印刷費に復興庁R5「心の復興」補助金を適用しました。
令和5年4月26 日(水)から6月18日(日)の54日間、仙台市⻘葉山公園において第40回全国都市緑化仙台フェア「未来の杜せんだい2023 〜Feel green! 〜」が開催されます。
このフェアは国内最大級の花と緑の祭典で、数百万人の集客が予想されます(毎年、地方都市持ち回りで開催)。
「東北復興宇宙ミッション」で生まれた宇宙植物を、この大イベントに展示するべく、ワンアースは各方面に協力をお願いしてきました。その結果、小規模ながらメイン会場の屋内外に展示できることになりましたので御報告申し上げます。
展示は以下の2通り実施します。
1)屋外ミニガーデン<4月26日から6月18日>
2)室内展示<6月13日から18日>12日は設営日
屋外ミニガーデンは以下の植物でスタートします。
☆仙台市&塩竈市の宇宙白菜(協力・仙台大学附属明成高等学校)
☆岩沼市の宇宙ナデシコ(協力・宮城県農業高等学校)
☆七ヶ浜町の宇宙ルバーブ
☆多賀城市の宇宙古代米(協力・みそらの郷)
仙台駅からのアクセスも良く(地下鉄ですぐ、または、あおば通を真っ直ぐお城へ!)、美しい花と緑の楽園になっていますので、ぜひぜひお越しください!
*今回の屋外展示は、次のみなさまのご厚意ご尽力で成り立ちました。
イベント学会様(プランター、看板等の造作提供)
復興庁様(R5心の復興事業・交通費、印刷費等)
公園財団様(各方面調整)
株式会社トーシンコーポレーション様(資材の提供)
公式ガイドブック
会場Map
2023年4月に始まったNHK朝ドラ「らんまん」のモデル、植物学者の牧野富太郎が愛した特別な桜があります。
稚木の桜(ワカキノサクラ)
この清らかな稚児のような花をご覧ください
成長しても高さ3メートル程度にしかならない稀少種で、原木は富太郎が故郷・佐川町の城跡でただ一本発見したとされています。
そして21世紀になり、この不思議な桜は富太郎の意思を宿したかのように故郷を旅立ち、宇宙を飛翔し、やがて社会に役立つことになるのです。
2008年、JAMSSの社会貢献事業「花伝説・宙へ!」では、その種が地元・尾川小学校の子どもたちの手で集められ、同年11月15日、スペースシャトル・エンデバー号に乗って国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」へ旅立ちました。
翌2009年7月31日に宇宙から帰ってきた種は同年11月に発芽し、2011年、あの東日本大震災の直後に初開花しました。(現・ワンアース代表の長谷川洋一は、当時JAMSSでこの事業のプロデューサーでした)
2013年には1本の苗が佐川町から東京・多摩市に贈呈され、都立桜ヶ丘公園に植えられました。今では2メートルほどに育ち可憐な花を咲かせ、観に来る人々を楽しませています。
その後、多摩で成長した宇宙稚木の桜から採種して育てた宇宙2世が、2018年3月には渋谷の商店会の皆さまの熱意に応えて桜坂(インフォスタワー前)に、
そして、2019年3月13日には、ワンアースの東日本大震災復興事業「きぼうの桜」の一環で南相馬市・小高地区の小学校に贈呈されています。
宇宙桜の詳細は、ドキュメンタリー 宇宙桜誕生秘話 をご高覧ください。
清らかな 姫の面影、ワカキノサクラ。
戦国の喧噪から遠く離れた西国で、山上の城主は独り、縁にいる。
春宵の杯にひとひらの桜が浮かぶ。
酒を注いでくれる妻も幼き姫ももういない。
遠くに琴の音、杯に月の火影。
城主は愛する姫の面影が忘れられず、永遠に稚児のままの桜を探せと命じた。
配下の者が諸国を訪ね、幾年もかけてやっと探し当てた。
芽が出て二年で花が咲き、人の背丈まで成長したが、それ以上は大きくならない。
城主はこの桜を我が娘のように可愛がり、門外不出としたまま、やがて滅んでいった。
山城は荒廃し訪れる者もいなくなったが、稚児のような桜は その地に生き続け。。。
そして・・・
牧野富太郎は里山の奥深く分け入り、いにしえの城址の一角で喬木に見事に咲く花を見つけた。
そう、この地は富太郎の故郷だったのだ。
高知県佐川町の稚木の桜(ワカキノサクラ)。
成長してもせいぜい樹高は三メートル。山桜の変種であるという。
2008年、稚木の桜は全国の名だたる巨桜と堂々肩を並べてエンデバー号に搭乗し、宇宙を旅した。
2009年、宇宙から帰還した種は、他の地に先だちまっ先に発芽し、世間を驚かせた。
そしてこの早熟な宇宙桜は、多摩へ、淡路島へと贈呈され、各地で花を咲かせている。
あくまで清らかな 宇宙の思い出を伝えるために。。。
(この物語りは谷山稜氏による創作です)
詳しくは、ドキュメンタリー 宇宙桜誕生秘話 をご高覧ください。
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。