東日本大震災からの東北の復興を願って、発災10年となる2021年に創造する日本酒。
東北復興宇宙ミッション2021の一環で、福島県の日本酒用酵母「うつくしま夢酵母」を宇宙飛行させ、帰還(2021年7月予定)後に福島県酒造組合所属の酒蔵が競って醸す。

日本一の呼び声高い福島の日本酒に、宇宙の浪漫が加わって、世界の酒党を唸らせるに違いない。
これは、ポスト震災10年の復興の起爆剤になると期待される。
東北復興宇宙ミッション事務局のワンアースは、三県知事を表敬訪問し、宇宙ミッションの御説明を行います。合わせて、各県とし てのフライト品に関する報道発表も行います。 12月16日 15:45- 宮城県知事 12月17日 10:00- 福島県知事 12月18日 16:30- 岩手県知事
東北復興宇宙ミッションが、文部科学省の後援事業に認定されました。
被災地の多くの一般市民、特に次世代を担う青少年らにとって、自分たちの写真やメッセージが宇宙フライトし、自分たちの集めた花の種などが宇宙飛行して帰ってくることは希有な体験となり、宇宙プロジェクトに参加した実感は一生記憶に残ると思われます。
文部科学省殿の後援名義をいただくことにより、小中高校生らが本宇宙ミッションに主体的に参加することを促進していきます。
コロナ禍で世界が分断する中、ワンアースは今年度もMS&ADゆにぞんスマイルクラブ助成団体に採択されました。篤く御礼申し上げます。
この助成金は、この助成金はMS&ADインシュアランス グループホールデングスのグループ各社の社員の皆さまお一人お一人の御意志による社会貢献活動として、毎月のお給料から拠出し、ワンアースの「きぼうの桜」のような社会事業への助成などにあてられています。
これまでも きぼうの桜のほか、数々の団体を支援し、車いすや福祉車両、手編み作品などを世界中の子どもたちへ贈る活動を進めていらっしゃいます。
ワンアースでは2018年以来、3年連続で選定され、身が引き締まる思いですが、戴いた助成金を、きぼうの桜事業で使用する「紲石」(きずないし)の製作費に充てさせて戴きます。
紲石を回すこどもたち(きぼうの桜植樹祭2019 in 米沢市)
このような著名な助成活動の対象に、ワンアース「きぼうの桜」事業が3年連続で選ばれたことは名誉というほかありませんが、引き続き、助成団体様の名に恥じない活動を持続し、東日本大震災の記憶と教訓を次世代に伝えていくという使命を果たす所存です。
2020年12月1日、岩手県洋野町の宿戸小学校で、全校生徒を対象とした宇宙授業を開催いたしました。
震災を知らない小学生たちに、今回の宇宙ミッションに参加してもらうことにより、震災を改めて学び、伝承するとともに、世界への感謝のメッセージを書いてもらえれば、という目的でした。
この日は幸いなことに、山崎直子宇宙飛行士もZoomでサプライズ出演してくださり、子どもたちとの交流が実現しました。
宇宙ミッションへの市民参加を促し、有意義なモノにするためにも、ワンアースでは今後も宇宙授業を各地で開催していきます。
2020年10月31日
山形県飯豊町の「どんでん平ゆり園」に、きぼうの桜が植樹されました。
山紫水明なこの町では、毎年7月に合唱祭「めざみの里カンタート」が開催され
県内外から集まるアマチュア合唱団が歌を通じて交流しています。
カンタート芸術顧問の村田さち子先生(ワンアース評議員)は、合唱曲きぼうの桜の作詞者であり、さらに宇宙神代桜の苗元・山梨県北杜市の市歌を作詞なさったご縁があることから、今回、飯豊町にも、きぼうの桜が贈呈されることになりました。
水色の澄明な秋空のもと、地元・第一小学校6年生が一人一人「紲石」に手を触れ、願いごとを発表しました。子どもたちの発表は郷土愛にあふれるもので、大人たちもしきりにうなずいていました。
そして土かけ、水やりのあと、小学生たちに加え、地元の女声合唱団「コラール・ド・めざみ」、男声合唱団「プロージット」、ゆりコーラス、少年少女合唱団「ミルキーウェイ」、総勢100人ほどで「きぼうの桜」を大合唱して締めくくりました。
きぼうの桜(宇宙神代桜)は、早ければ来春にも花を咲かせてくれそうです。
2020年11月16日朝、東北復興宇宙ミッションの主演でもある野口聡一宇宙飛行士は、米国のレジリエンス号に乗り、無事宇宙へ旅立ちました。
福島県楢葉町ではパブリックビューが開催され、近隣住民らが見守りました。子ども園の児童たちも集まり、カウントダウンを楽しみながら、「野口さん、Go!」と叫んでいました。
見事な打上でした。いよいよ東北復興宇宙ミッションは、実施段階に入ります。
11月2日 朝9時、JAXA筑波宇宙センターにて、横断幕の引渡が完了いたしました。
この横断幕は、復興10年を生きた48の街の皆さんの思いを福島県川俣町産の薄絹に同町内の技術で印刷し、同町・福田小学校6年生全員(14名)で縫製し、最後は同町内の達人に仕上げ縫製をしてもらいました。
完成した横断幕は、縦1.2メートル、横幅7メートルで、重さわずか409g。
10月30日、川俣町役場にてワンアースが受けとりました。
来年3月11日、横断幕は宇宙ステーション「きぼう」船内に展開され、野口宇宙飛行士がその前に立って(浮いて)世界への感謝のメッセージを伝えてくれることになるでしょう。
この天女の羽衣のような絵巻は、無重力でどのように揺らめいてくれるのでしょうか。
横断幕を載せたアンタレスロケットは、2021年2月1日、米国バージニア州ワロップス島の発射場から宇宙へ旅立つ予定です。