2015年12月11日
岩手県陸前高田市にある認定NPO・桜ライン311(岡本翔馬代表理事)を訪問しました。
私たちは、悔しいんです
この一言に凝縮された強い思いが陸前高田の若者たちを立ち上がらせました。
「津波到達ラインに桜を植える」これは震災直後から他の市町村でも試みられてきたことですが、桜ライン311では、市内の津波到達ライン全域に、10メートルおきに桜を植える、という取り組みで、これはたいへんなことです。
陸前高田市の津波到達線は、総延長 170kmにも及び、10メートルごとに植えるとなると、1万7000本になります。
困難なのは、その規模だけではありません。植樹候補地の地権者さんとの話し合い、各種許認可申請などなど、1本植えるだけでもたいへん複雑な準備が必要なのです。しかし若い力は恐れるところを知らず、何年かかっても志を全うすることでしょう。
ワンアースのきぼうの桜計画は、桜ライン311さんとのコラボレーションの中で実現したいと思っています。
宇宙桜は、この町のどこに植えられるのか、どのような人々が係わるのか、スタイリッシュな岡本翔馬さんが、きっと素敵なプランを考えてくださるでしょう。
桜ライン311のHP
桜ライン311のfacebook
是非ご覧ください。
2015年12月10日
宮城県南三陸町を訪問しました。
遠藤未希さんが放送で避難を呼びかけ続けて殉職した防災対策庁舎があまりにも有名ですね。
今でも防災対策庁舎の遺構が保存されており、毎日多くの人が巡礼に訪れています。
そしてこの地は、当財団代表理事の長谷川が2011年の震災直後、ボランティアに入り、きぼうの桜の構想を練った場所でもあります。
今後、この町の教育委員会さんと話し合いながら、学校のシンボルツリーとして、子どもたちの思い出に残る植樹プランを作りたいと考えています。
2015年12月10日
宮城県女川町を訪問しました。
この町は既に、きぼうの桜計画への参加が決まっています。
この日は、長年、町の桜を育んでいらっしゃる「女川・桜守りの会」の藤中郁生先生を交え、
今後の方針について話し合いました。
もともと女川は桜の町と言われるほどだったのですが、津波で多くが失われてしまいました。
トンネルを抜けると桜の町だった。
そんな世界を蘇えらせようと、町の復興が進められています。
宇宙桜をどこに植えるか、町の景観も考えてじっくり最良のプランを練りましょう、ということになりました。
新生女川の明るい復興プランに宇宙桜が役立つのなら、ワンアースは幸せです。
2015年12月7日
日本を代表する桜守・十六代目佐野藤右衛門先生のもとへ、当財団長谷川代表理事が出向き、ワンアースのきぼうの桜計画について御指導いただきました。
藤右衛門先生は 延々3時間、いろいろな角度から、きぼうの桜を進める上での留意点などを分析してくださいました。
・やろうとしていることは正しいが、急いてはならん
・土作りも大事だし、植えてもらう環境作りが一番大事
このほか、
「東北に持って行くなら、母樹たちの許可を得たか? ちゃんと酒とスルメを持って、元の桜に頭を下げに行かなければだめだよ」と笑って御指摘されました。
酒一献のお話は、あながち冗談ではありません。
偉大な樹木には魂が宿っていますので、きちんと筋を通すような謙虚さがなくては、このような事業はうまくいかない、ということです。
「私どもは、あなたの種を勝手に宇宙旅行させましたが、今度は宇宙のご子息たちを、東北に連れていってもよろしいでしょうか?」
こう言って、母桜たちの全面承諾を得なければならないのかもしれません。
11月27日
フジテレビ
今日のワンコに登場したのは、
宇宙桜大使犬に任命された、サモエド犬のソラちゃんです。
ソラちゃん、ふわふわの大きな体ですが、
性格は赤ちゃんみたいに甘えん坊
まるで、ぬいぐるみみたいなんです。
宇宙桜大使? とは、
宇宙を旅した日本屈指の名桜の子孫を、
東北の復興地に、そして世界に贈る
ワンアース「きぼうの桜」計画の、看板犬のことです。
ソラちゃんは今後、マスコットキャラクターとして
きぼうの桜を巡る数々の行事に参加してくれることでしょう。
みなさんにお会いできるのを、ソラちゃんも楽しみにしていますよ!
詳しくは、こちら、きぼうの桜計画のページをご覧ください。
2015年11月9日
岐阜大学教育学部附属中学校の行う「キャリア教育」講座で、当財団代表理事の長谷川洋一が、きぼうの桜計画への取り組みを例にとり、「志と夢」のお話をしました。
若い魂に、どこか響くものがあったらいいな、という思いで話しました。
夢は叶うもの、というとてもシンプルな世界の秘密
これに気づく日が、きっと彼らにも訪れるのではないでしょうか。
後日 届けられた感想文には、みずみずしい感性と可能性がいっぱい詰まっていました。
実はこの学校には宇宙桜の元気な苗があります。
高桑星桜。この稀少な品種の桜の発芽に初めて成功したのがこの学校の生徒たちなのです。
この功績に対して、2009年に生態工学会から特別表彰がなされました。
現在、宇宙星桜は、専門家の指導のもと、採り木で増やし、東北へ贈呈するべく準備中です。
きぼうの桜は、きっと若々しい次世代の交流を活性化させてくれることでしょう。
2015年11月11日
岐阜県本巣市の白木裕治教育長以下、市職員のみなさまとともに京都府立植物園(長澤淳一園長)を訪問し、同植物園にて日本で唯一発芽に成功している宇宙淡墨桜の里帰り計画について話し合いました。
根尾谷淡墨桜は日本三大桜のひとつでもある樹齢1500年の巨桜です。
その堂々たる偉容をご覧ください ↓
2008年、有人宇宙システム様が実施した「花伝説・宙へ!」計画に参加し、地元の根尾中学校の生徒たちが集めた約二〇〇粒の種が宇宙飛行しましたが、8ヶ月半の宇宙飛行を終えて地上に帰還した種は、とうとう一粒も発芽しませんでした。
ところが、研究用にと京都府立植物園に差し上げた僅か五粒の種のうち、一粒が発芽に成功していたのです。細いながらもその幹は、既に名桜の貫禄を醸し出しているようです。
今後の予定は精査中ですが、京都府立植物園において苗がもう少し大きくなるのを待ってから、故郷・岐阜県本巣市根尾谷に返還されることになるでしょう。
2015年11月7日
福島県いわき市で開催された復興庁のイベント「新しい東北交流会」に参加しました。
若者ワークショップ「みんなで考える復興ツーリズム」を聴講しましたが、地元いわきの高校生や、神戸の大学生らを含む50人が8つのグループに分かれ、2時間にわたって熱心に議論していました。
その結果・・・
圧倒的に推されたアイデアは、【民泊】でした。
高校の修学旅行では、高校生の家に泊まってもらおう!
そしてフラダンス体験や農業体験などをし、放射線量も自分の目で確かめてもらおう、というアイデアでした。
そのほか、防災キャンプ(食糧や防災グッズを調達しながらサバイバル体験)、ファームステイなど、色とりどりの意見が出てきました。
やはり、若い頭脳は違いますね。
レセプションでは、地元いわきの高校生たちによる見事なフラダンスが披露され、復興へのエネルギーをアピールしてくれました。
2015年11月5日
一般財団法人ワンアースの理事会および評議員会が開催されました。
今回は、決議事項として以下の内容が審議され、承認されました。
第1号議案 2015会計年度決算報告
第2号議案 2016会計年度事業計画
一般財団法人ワンアースの会計年度は、10月1日に始まり9月30日に終わります
議事録および各資料を公示いたします。
公示
今後とも、一般財団法人ワンアースへのご支援を、
どうか宜しくお願いいたします。
2015年度 決算報告書
2015年度 事業報告書
2015年度 事業報告書附属文書 きぼうの桜計画書
2016年度 事業計画書
2016年度 第一回理事会議事録20151105
2016年度 第一回評議員会議事録20151105
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。