東日本大震災12年に

東日本大震災から12年の歳月が流れました。

ワンアースの設立は2015年ですが、その端緒となる「きぼうの桜」のコンセプトは震災直後に生まれました。
創立者は、流れ着いた写真の洗浄を手伝いながら、津波到達点に千年生きる宇宙桜を植え、千年に一度の災害からの復興のシンボルにしよう考え、構想を練りました。

写真はそのころ、南三陸町に現れた光球です。気象学的には120度幻日というそうですが、天啓に思えてなりません。

その後、きぼうの桜は被災地に次々と植えられていきます。植樹祭では子どもたちが主役となり、和やかで希望に満ちたものになりました。

宮城県七ヶ浜町で
福島県福島市で
岩手県洋野町で

やがて、きぼうの桜の植樹が進んでくると、各地で広域交流を望む声が上がり、サミットを開催するようになりました。

このサミットの中で、復興への世界中からの御支援に対する感謝を伝えたい、という気運が高まり、宇宙から発信しよう、ということが「決議」されました。東北復興宇宙ミッション計画の誕生です。

山崎直子宇宙飛行士には実行委員長就任を快諾いただき、被災自治体各地の首長さんたちには実行委員になっていただき、東北復興宇宙ミッションは無事遂行されました。

そして、このとき各地から宇宙フライトした記念品(花や農産物の種等)から新しい地域自慢の品が創出されつつあります。
・東北復興宇宙酒・・・福島県
・宇宙蕎麦「高原の宇宙」・・・福島県川俣町
・宇宙白菜を使った餃子「シオーモの月」・・・宮城県塩竈市
などなど、これから次々と各地で発表されていくことでしょう。

ワンアースはこれからも東北に寄り添いつつ、宇宙フライトで得られた地域交流、世代間交流、そして宇宙特産品を活かすお手伝いを続けていきます。