東日本大震災・福島第一原発事故で大きな被害を受け、いまなお多くの困難を乗り越えて復興の歩みを続ける双葉町と大熊町の代表が手を携えて北杜市を訪れ、きぼうの桜(宇宙神代桜)の苗の贈呈を受ける。
きぼうの桜事業とは、東日本大震災以来、北杜市が一般財団法人ワンアースの協力を得て進めている復興祈念事業で、同市にある樹齢二千年の山高神代桜の種が2008年に国際宇宙ステーションへ旅した後、発芽し育った稀少な「宇宙桜」の直系子孫を、希望のシンボルとして復興に取り組む自治体に贈呈するもの。
今回の贈呈は、福島第一原発が立地する双葉・大熊両町がそろって希望したもので、両町の復興を後押しするとともに、震災の記憶と教訓を千年先の子孫へ伝える意味が込められている。