1300年の歴史を秘めた多賀城の史跡の中に、特別にしつらえた田んぼでは、世にも稀な「宇宙古代米」が栽培されています。
2023年10月31日、輝くばかりの透明な秋空に、小学生221名の歓声が響きました。この春に、田植えをした市内の小学5年生たちが稲刈りにやってきたのです(城南小、東小、八幡小の三校から参加)。
小学生たちは、みそらの郷の加藤真崇さんから鎌の使い方を習い、昔ながらの手作業で古代米を刈り、束を積み上げてテキパキと収穫をしてくれました。怪我も無くおふざけもなく、実に立派でしたよ!さすが5年生!
古代米からは、酒、カレー、おにぎりなどのメニューが既に検討されていますが、子どもたちに聞きますと、米粉にしてスイーツ(お団子やアイスクリームなど)にしたいそうです。そうしたアイデアも取り入れつつ、ユニークな宇宙名産品を発信してもらいたいものですね。
宇宙古代米は、東北復興宇宙ミッションの一環として、2021年2月にワンアースが預かり宇宙フライトさせたものを、多賀城市(みそらの郷)が着々と増やしているものです。今2023年は10メートル四方程度の作付面積になりましたので、来2024年には田んぼ1枚ほどになると期待されています。
2023年4月から6月に仙台で開催された「全国都市緑化仙台フェア2023」にも出品され、多くの来場者の目を惹きました。