石巻市、北杜市と新たな紲を創成

石巻市の工藤均副市長以下代表団は、ワンアース長谷川代表とともに、2023年3月23日、山梨県北杜市・上村英司市長を訪問し、両都市の新たな交流関係を樹立しました。

きぼうの桜贈呈に対する感謝状の授受 上村英司北杜市長(左) 工藤均石巻市副市長(右)


2021年3月、ワンアースが進める「きぼうの桜」事業(宇宙桜植樹)の一環で、北杜市の「宇宙神代桜」が石巻市へ贈呈されました。

二人だけの植樹式(コロナ対策) ワンアース代表・長谷川洋一(左)と 亀山紘石巻市長(当時・右)
きぼうの桜は、日和山に植えられています。宮沢賢治の歌碑の少し下、探してみましょう!

コロナの影響で、これまで両市の行き来は制限されていましたが、今後は濃密な交流が期待されます。


この日は北杜市役所において、石巻市の復興の歩みを中心に、両市のさまざまな協力構想が1時間以上も議論されました。

海と山の街がタッグを組めば、魅力あふれる未来計画が。。。議論は尽きない

水、ワイン、ウィスキー、日本酒、ジビエ・・・山の特産品の宝庫でもある北杜市とのコラボは、石巻市の復興の強力なブースターとなることでしょう。

宇宙神代桜(北杜市武川・実相寺)を拝観した石巻市代表団(中央が工藤均副市長)

ワンアースは今後も、きぼうの桜および東北復興宇宙ミッションのご縁を温めつつ、青少年活動や市民文化の交流を宇宙規模でサポートしていきます。

奇跡の歌声に感謝、福島市で

日本屈指の児童合唱団『コマツHAPPYMELODY』(石川県小松市・以下ハピメロ)は、東日本大震災発災以来10年以上、歌で東北復興を応援してくれています。

毎年3月には「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」(福島市ふくしん夢の音楽堂)が開催され、ハピメロは石川県代表としてやってきます。この会期に合わせ、2023年3月18日、音楽堂と同じ敷地内にある古関裕而記念館で、ハピメロさんによる復興祈念ミニコンサートを開催いたしました。

会場は立ち見が出る盛況ぶりでしたが、、、

客席にいた下関市立熊野小学校と岩手県立不来方高校が「わたしたちも一緒に歌いたい」と飛び入りで歌の輪に加わってくださり、最後は『いのちの歌』と『ふるさと』の大合唱になりました。

両校のみなさん、本当にありがとうございます♪

真剣勝負のコンテストを歌いきった遠い地域の子どもたちが、歌で繋がった奇跡のような瞬間・・・コロナの夜明けを感じさせてくれました。

ワンアースは青少年の音楽活動をサポートし、このような事業を継続していきます。

☆翌日の声楽アンサンブルコンテスト本選で、不来方高校は日本一に輝きました。おめでとうございます。

【告知】石川県の児童合唱団が復興祈念エールを高らかに

3月18日15時より、古関裕而記念館(福島県福島市)で、全国的に著名な石川県小松市の児童合唱団「コマツHAPPYMELODY」による復興祈念コンサートを開催します。福島とたいへん由縁の深い合唱団で、これまでと、これからの物語り性があります。

コマツHAPPYMELODY」は、福島市で毎年3月に開催される「声楽アンサンブルコンテスト全国大会(略してアンコン)」の常連。全日本合唱連盟のコンクールやNHK学校音楽コンクール(Nコン)の全国大会にもほぼ毎年出場している名門です。2018年の3月に音楽堂でその演奏を聴いて電撃に打たれたワンアースの長谷川代表が(不躾にも)協演を申し込んで以来の深い御縁があります。

同合唱団は、震災以降、毎年アンコンで福島を訪問する中、歌で復興に寄与したいという思いが強まり、2014年から2019年までは浜通り新地町の仮設住宅で、2021年3月20日には、ワンアースの企画により福島市の古関裕而記念館内で復興祈念演奏を行ってくれました。

2021年の復興記念演奏前

2022年春は地震の影響でアンサンブルコンテストが中止になったにもかかわらず、リモートで歌を届けてくれた上、子どもたちがYouTubeの動画再生収入や市内で集めた義援金(数万円)を届けてくれました。
2022年5月には宇宙ヒマワリ(東北復興宇宙ミッションで大熊町から宇宙フライトしたもの)の種を同合唱団に贈呈したところ、子どもたちの手で夏休みに育ててくれています。

今年も彼等はアンサンブルコンテスト全国大会に出場します。コンテストの出演は18日の朝で、午後には隣接した古関裕而記念館で一般向けのミニコンサートを開く運びとなりました。

復興は被災地だけの活動ではありません。
ワンアースは、全国そして世界を含めた活動を企画しつつ、被災地からの感謝を発信していきたいと思います。

追伸♪コマツHAPPYMELODYさんは、もちろん、「きぼうの桜」も歌ってくれていますよ!

東日本大震災12年に

東日本大震災から12年の歳月が流れました。

ワンアースの設立は2015年ですが、その端緒となる「きぼうの桜」のコンセプトは震災直後に生まれました。
創立者は、流れ着いた写真の洗浄を手伝いながら、津波到達点に千年生きる宇宙桜を植え、千年に一度の災害からの復興のシンボルにしよう考え、構想を練りました。

写真はそのころ、南三陸町に現れた光球です。気象学的には120度幻日というそうですが、天啓に思えてなりません。

その後、きぼうの桜は被災地に次々と植えられていきます。植樹祭では子どもたちが主役となり、和やかで希望に満ちたものになりました。

宮城県七ヶ浜町で
福島県福島市で
岩手県洋野町で

やがて、きぼうの桜の植樹が進んでくると、各地で広域交流を望む声が上がり、サミットを開催するようになりました。

このサミットの中で、復興への世界中からの御支援に対する感謝を伝えたい、という気運が高まり、宇宙から発信しよう、ということが「決議」されました。東北復興宇宙ミッション計画の誕生です。

山崎直子宇宙飛行士には実行委員長就任を快諾いただき、被災自治体各地の首長さんたちには実行委員になっていただき、東北復興宇宙ミッションは無事遂行されました。

そして、このとき各地から宇宙フライトした記念品(花や農産物の種等)から新しい地域自慢の品が創出されつつあります。
・東北復興宇宙酒・・・福島県
・宇宙蕎麦「高原の宇宙」・・・福島県川俣町
・宇宙白菜を使った餃子「シオーモの月」・・・宮城県塩竈市
などなど、これから次々と各地で発表されていくことでしょう。

ワンアースはこれからも東北に寄り添いつつ、宇宙フライトで得られた地域交流、世代間交流、そして宇宙特産品を活かすお手伝いを続けていきます。

宇宙白菜餃子、ついに一般発売!

東日本大震災から12年を前に、東北復興宇宙ミッションで2021年に宇宙フライトした白菜の種を市民の力で育て増やした「宇宙白菜」を使った餃子が塩竈市の名店・蜂屋食品さんから発売されました。

ご購入は直接蜂屋食品さんのHPから<コチラ>

この素晴らしい商品を企画をしたのは、仙台大学附属明成高校・食文化創志科の皆さんです。

塩竈市長・佐藤光樹さん(左)に完成報告する蜂屋社長と高校生たち

高校生たちの素晴らしい活動報告です

商品名は「シオーモの月・星めぐりの餃子」・・・宮沢賢治の匂いがしますね。それもそのはず、シオーモとは、賢治の名作「ポラーノの広場」に出てくる塩竈市のことなのです(ちなみに仙台市はセンダードとして作品に登場します)。
明成高校では、若い知恵を集めて、この宇宙白菜を地域を繋ぐ物語に発展させようと計画中。すでに岩手県花巻市にある賢治ゆかりの「下の畑」にも植えられ、地元との交流が根付いているそうですよ。

さて、肝心な餃子のお味は???
とてもジューシーでヘルシーで、いくらでも食べられそうです。
<*>宇宙の香りがするかどうかは、あなたの感性次第です

ワンアースでは今後も、宇宙ミッションの成果物を地域産業に実装するお手伝いをいたします。引き続き、どうかよろしくお願いいたします。