2020年10月31日
山形県飯豊町の「どんでん平ゆり園」に、きぼうの桜が植樹されました。
DCIM\100MEDIA\DJI_0009.JPG
山紫水明なこの町では、毎年7月に合唱祭「めざみの里カンタート」が開催され
県内外から集まるアマチュア合唱団が歌を通じて交流しています。
カンタート芸術顧問の村田さち子先生(ワンアース評議員)は、合唱曲きぼうの桜の作詞者であり、さらに宇宙神代桜の苗元・山梨県北杜市の市歌を作詞なさったご縁があることから、今回、飯豊町にも、きぼうの桜が贈呈されることになりました。
水色の澄明な秋空のもと、地元・第一小学校6年生が一人一人「紲石」に手を触れ、願いごとを発表しました。子どもたちの発表は郷土愛にあふれるもので、大人たちもしきりにうなずいていました。
そして土かけ、水やりのあと、小学生たちに加え、地元の女声合唱団「コラール・ド・めざみ」、男声合唱団「プロージット」、ゆりコーラス、少年少女合唱団「ミルキーウェイ」、総勢100人ほどで「きぼうの桜」を大合唱して締めくくりました。
きぼうの桜(宇宙神代桜)は、早ければ来春にも花を咲かせてくれそうです。
2020年11月16日朝、東北復興宇宙ミッションの主演でもある野口聡一宇宙飛行士は、米国のレジリエンス号に乗り、無事宇宙へ旅立ちました。
福島県楢葉町ではパブリックビューが開催され、近隣住民らが見守りました。子ども園の児童たちも集まり、カウントダウンを楽しみながら、「野口さん、Go!」と叫んでいました。
写真・NASA
見事な打上でした。いよいよ東北復興宇宙ミッションは、実施段階に入ります。
11月2日 朝9時、JAXA筑波宇宙センターにて、横断幕の引渡が完了いたしました。
慎重に縫う位置を確認する6年生たち
川俣町長・佐藤金正さんも激励に駆けつけ、見守っていました。 ほかの街の絵柄にも興味津々な子どもたち
この横断幕は、復興10年を生きた48の街の皆さんの思いを福島県川俣町産の薄絹に同町内の技術で印刷し、同町・福田小学校6年生全員(14名)で縫製し、最後は同町内の達人に仕上げ縫製をしてもらいました。
横断幕には、48市町村の(復興10年を語る)絵柄のほか、世界各国の言葉で「ありがとう」が手書きされています!
完成した横断幕は、縦1.2メートル、横幅7メートルで、重さわずか409g。
10月30日、川俣町役場にてワンアースが受けとりました。
来年3月11日、横断幕は宇宙ステーション「きぼう」船内に展開され、野口宇宙飛行士がその前に立って(浮いて)世界への感謝のメッセージを伝えてくれることになるでしょう。
この天女の羽衣のような絵巻は、無重力でどのように揺らめいてくれるのでしょうか。
横断幕を載せたアンタレスロケットは、2021年2月1日、米国バージニア州ワロップス島の発射場から宇宙へ旅立つ予定です。
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。