2025年5月19日から始まった復興庁さんの展示に、ワンアース所有の、宇宙へ行ってきた横断幕を展示しました。
この横断幕は、2021年3月11日に、国際宇宙ステーションから野口聡一宇宙飛行士によって世界中に発信された感謝のメッセージ動画の背景に使ったものです。
薄い絹の羽二重でできたこの横断幕には、岩手、宮城、福島3県の主な被災地を中心に、約50の自治体の、復興10年を物語る画像を刷り込み、これを、福島県川俣町の小学6年生が縫い上げてくれました。
収録後、横断幕は、野口宇宙飛行士の手で丁寧に折りたたまれ、無事に地球に降りてきました。
その後、関係した被災地各自治体をリレーのように巡り、とうとう万博にやってきたわけです。
今後、この横断幕は、東日本大震災とその復興を後世に伝える文化遺産として、さらに広く公開、活用していく予定です。
☆横断幕の展示ご活用についてのお問い合わせは、ワンアース(代表理事・長谷川洋一)まで、お問い合わせください。
一般財団法人ワンアース
代表理事 長谷川洋一
hasegawa@the-one-earth.org
090−9230−8586
津波で多くの家屋が流されながらも犠牲者ゼロだった岩手県洋野町(被災地としては岩手最北)に、2023年24年に続き、今年も盛岡第四高校音楽部(合唱)の合宿を誘致しました。
東日本大震災から復興する街に、都市部の若い人々を呼びこみ、町の魅力を堪能しながら住民のみなさまと交流していただこうという主旨です。
35名の高校生たちは、大自然の中でパークゴルフやクラフト創作体験、動物とのふれあい、津波から復興した食堂での朝食会、海岸散歩などを満喫しながら、町の人々と交流をしていただきました。
そして5月11日(日)に町の合唱団や吹奏楽団とともに交流コンサートを開催してもらいました。
同校の音楽部は、毎年行われる全日本合唱コンクールにて、5回連続「全国金賞」を獲得している合唱界の至宝でもありますが、素顔は明るい高校生。
牧草地を走り回り、海で波と戯れ、都会ではできない体験に、嬌声をあげて喜んでくれました。
しかし、ひとたびステージに上がれば全国レベルのハーモニーで観衆を圧倒します。冒頭の宮沢賢治の曲から、会場は、イーハトーブの異空間にテレポートしたような不思議な感覚で満たされました。
コンサートのフィナーレでは ふるさと を会場一体となって大合唱し、ロビーでお見送りをしました。
ワンアースは、こうした交流活動を通じて、復興の、その先へのモデル事業にしていきたいと考えています。
宮城県石巻市で、4月7日、きぼうの桜の看板除幕式が行われました。
東日本大震災の、最大の被災地として知られる石巻市には、ワンアース桜守の三枝基治先生が手塩にかけた宇宙神代桜の苗が北杜市より贈呈され、2021年3月29日に植えられました。ただ、その頃はコロナの真っ只中であったため、市民を招いた植樹祭を行うことができず、石巻市長の亀山紘さんとワンアース長谷川代表の2名だけで、ひっそりとセレモニーを行いました。
当時のセレモニーの様子を石巻市HPでご覧ください
その後、市長が齋藤正美さんに交代し、コロナも明けたことから、新たに、きぼうの桜の看板を設置し、2025年4月7日に除幕をし、市民に正式にお知らせすることになりました。
この日、桜のつぼみは、来たるべき季節を夢見て膨らんでいました。多くの人が津波から避難したこの日和山に、きぼうの桜は象徴的に植えられており、31世期へのメッセージとなっていくことでしょう。
(左から工藤均副市長、齋藤正美市長、ワンアースの長谷川洋一代表)
なお、日和山は、宮沢賢治が修学旅行で訪れて、人生で初めて海を見た感嘆した地でもあります。
そのわだつみの潮騒の
うろこの國の波がしら、、、
2025年3月22日 日本の合唱界の宝物・不来方高校音楽部(こずかた)さんをお招きし、福島市古関裕而記念館で「心の復興コンサート」を開催しました。
演奏の様子ダイジェストでご覧ください♪
https://youtu.be/3XsTZS6nMCM?si=MShpdG1xNrHmFupm
<再生リストは、以下のリンクでお楽しみください>
https://youtube.com/playlist?list=PLymn9TcKsqI586gRoHtBJUzItSmh6oLWI&si=FCD8dPQI40nBSZJb
この学校の偉大さは、全国コンクールの成績のみならず、こうした公開演奏による社会貢献だと思います。有名な「青い制服」の皆さんは、ほぼ毎週のように、どこかで歌っています。
この部活をここまで育ててきた村松玲子先生、引き継いだ佐藤由梨先生、そして生徒の皆さん、さらには、今回のコンサートに喜んで参加してくれたOBOGのみなさん♪ ありがとうございます。
この学校は、岩手県の県立高校ですが、2025年3月で37年の歴史に幕を閉じ、令和7年度からは盛岡南高校と統合し、「南昌みらい高校」として再出発することになりました。
東日本大震災の被災者を代表して、福島市議会議員の丹治誠さんから涙混じりの感謝の言葉をいただきました。
ワンアースは、日本の合唱界を代表する岩手県立不来方高等学校音楽部の特別コンサートを企画しました。
福島市古関裕而記念館のサロンで3月22日16時から、入場無料(同館への入館料は必要)。
同校は4月から近隣の高校と統合され「南昌みらい高校」となることが決まっており、3月末をもって歴史を閉じます。全国の合唱の模範となる演奏スタイルや活動内容にはファンも多く、2月より各地で「ファイナルコンサート」を開催しているが、全会場満席となるほど。コズカタサウンドを間近で聴ける機会は、これが最後となるかもしれませんね。
【日時】2025年3月22日(土)16時〜17時
【場所】古関裕而記念館1階サロン
【定員】約100名
【主催】福島市古関裕而記念館
【企画】一般財団法人ワンアース
- ご挨拶(古関裕而記念館館長・村上敏通)
- 復興祈念演奏(古関裕而の曲含む)
- 合同演奏(曲目未定)客席とともに
- 記念撮影
【出演者】 岩手県立不来方高等学校音楽部、同校OBOGら
くらい海の底に、今も眠るいのちの欠片
もう帰らない あの笑顔
あの優しさとぬくもり
地球の身じろぎ
幾千万年繰り返された自然の摂理
でもどうしてそれが今?
ここに桜が 植えられる
きぼうの桜が
あなたがもしも 生きることに
疲れてなげやりになったなら
ここに来て会ってください
偉大ないのちに
きぼうの桜
それは伝える
いのちの美しさ
そして、生きる意味
あかるい陸(おか)の上に、今よみがえる人の営み
また取り戻す この笑顔
人の優しさ忘れない
地球の身じろぎ
幾千万年繰り返された自然の摂理
受け容れて生きていく
ここに桜を 植えていく
きぼうの桜を
あなたが今日も 誰かに出会い
生きる喜びを感じたなら
ここに来て祈ってください
二万の御魂に
きぼうの桜
それは伝える
いのちの美しさ
そして、生きる意味
ワンアースが主催した「東北復興宇宙ミッション2021」において野口聡一宇宙飛行士が国際宇宙ステーション船内に掲げた「復興横断幕」が、万博の復興庁テーマウィーク(2025.5/19-5/24)に展示されることになりました。
詳しくは、復興庁殿HPをご覧ください。
https://expo2025-portal.reconstruction.go.jp/themeweek/reco/01/
東北復興宇宙ミッションの概要は、ワンアースHP、または下記、復興庁殿HPをどうぞ。
https://www.reconstruction.go.jp/10year/one-earth.html
この横断幕は、被災地の皆さまの思いが凝縮された文化遺産です。福島県川俣町の絹織物に10年に及ぶ復興の歩みを印刷し、これを小学生が縫い合わせて長さ7メートルの壮大な絵巻になりました。野口宇宙飛行士とともに宇宙での収録に使われた後、地球に帰還し、被災地を巡りながら大切に保存されているものです。
東北復興宇宙ミッション2021 フル動画
ワンアース顧問の三枝基治(宇宙桜守)は、2024年12月、山梨県知事・長崎 幸太郎様を表敬訪問し、「東北復興宇宙ミッション」の報告を行い、この宇宙事業のレガシーであり、北杜市ふるさと納税品にもなった宇宙米「星の子48」について説明を行いました。
山梨県議会議員の福井太一様がアレンジしてくださいました。
新しいプレミアム米「星の子48」は、東北復興宇宙ミッション2021に特別参加した山梨県北杜市から、約10gの「農林48号」の種籾が宇宙へ打ち上げられ、国際宇宙ステーションでの約1ヶ月の滞在から無事帰還した後、北杜市武川の生産者の手で大切に増やされてきたものです。
まさに夢幻の米と言えるのではないでしょうか?
あまりにも稀少で、おそらく、ふるさと納税でしか手に入りませんので、北杜市のふるさと納税 公式サイトからお求めください。
ワンアースの長谷川洋一代表は、2024年12月14日に行われたイベント学会研究大会で、東北復興宇宙ミッションに関する発表を行いました。
「宇宙ステーション利用による地域活性化イベントについて」
副題:宇宙植物等、東北復興宇宙ミッションのレガシーを活用して
共著(敬称略)
加藤修(株式会社ヘッズ東京本社) 町田誠(一般財団法人公園財団) 加藤茂男(株式会社ヘッズ東京本社) 守屋慎一郎(合同会社企画室)
ワンアースがこれまで積み重ねてきた東日本大震災からの復興事業や、青少年のための文化事業を凝縮して説明し、多くの専門家の共感を得ることができました。
参考動画
宇宙ミッション短縮版4分
特に、東北復興宇宙ミッションの「レガシー」とも言える「宇宙特産品(宇宙を旅した種などから生まれた宇宙農産物や宇宙日本酒)」や、参加した地域の絆(復興宇宙サミット)、そして青少年への波及効果などを具体的に報告することが出来ました。
イベント学会では、2025年の大阪万博はもとより、2027年の横浜国際園芸博に向けても具体的な議論が進んでおり、ワンアースの宇宙桜「きぼうの桜」にも熱い視線が集まっています。
東北復興宇宙ミッションで生まれた数ある名産物の中でも異彩を放つ「宇宙シイタケ」
これは、岩手県洋野町から宇宙飛行した記念品です。この町は原木椎茸の栽培が盛んで、名人級の生産者も多くいます。
宿戸小学校の児童は毎年、洋野町しいたけ産業振興協議会の指導を受けながら、原木に宇宙シイタケの種駒を打ち込む植菌作業を手伝ってきました。
そして2024年10月31日、遂に収穫して食べることができるくらい、宇宙シイタケが増えたのです。
小学校から山の中へ入ったところ、深い森の中にホダ場があります。
子どもたちは、原木の立ち並ぶ中を宝探しのように探検しつつ、見つけた椎茸に歓声を上げていました。中には顔ぐらいある巨大なものをゲットした子も。(宇宙へ行った影響で、巨大化したわけではありません)
収穫体験の後は試食です。この日は、天ぷらにして焼肉のタレ(この地方の定番、源たれ)をつけて食べましたが、「ふっくらしていて美味しい!」と子どもたちにも大評判でした。
洋野町は、この宇宙シイタケの生産量を今後6年間で増やしていき、全国に打って出ることを目標にしています。
関連
NHKさんのニュース報道
世界でひとつだけの宇宙シイタケ
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。