秋晴れのもと、宇宙白菜の植栽式

海風も爽やかな9月、松島湾に浮かぶ浦戸諸島・寒風沢島で「宇宙白菜」の植栽が行われました。


塩竈市営汽船に苗を積み込んで、いざ出港!

寒風沢島(さぶさわじま)の農園で、大人もこどもも楽しく植栽しました。

植栽は土との対話。震災の後に生まれたお子さまも大勢参加してくれました。なんと、宇宙へ行った横断幕に載っている人も多くいらっしゃいました。

宇宙白菜は、早ければ11月には収穫が出来るそうです。
餃子?牡蠣鍋?すき焼き???いろいろ期待できますね。

宇宙白菜の育成や普及には、浦戸諸島の生産者さんたち、塩竈市農業委員会のほか、宮城大学野菜園芸学研究室(齋藤秀幸先生)、株式会社渡辺採種場、そして仙台大学附属明成高等学校「食文化創志科」のみなさん、と多くの方々が関わっています。
https://sum-foodculture.localinfo.jp/posts/10918469/
https://sum-foodculture.localinfo.jp/posts/36288705
明成高校のプロジェクトでは、岩手県花巻にある宮沢賢治ゆかりの「下ノ畑」にも贈呈され、夢あふれる地域交流を生んでいます。

宇宙コスモスは、にじいろ?浪江町

福島浜通り・浪江町から、かわいい〜レポートです♪
東北復興宇宙ミッションでフライトした町の花「宇宙コスモス」の苗を園児たちが植えてくれました。

浪江町立にじいろこども園の園児たちは、まず今回の宇宙ミッションのお勉強をして、コスモスには宇宙という意味があることを覚えてくれました。(なかにはUFOを見たという将来楽しみな子もいました!)


宇宙ミッションの播いた種が、次世代の手によって町の復興に活かされていく・・・そしてその次は、地域を超えた交流の旗手になってほしいものです。

福島民友新聞様記事リンク
福島民報様記事リンク

浪江町は2011年の東日本大震災と原発事故により全町避難を余儀なくされましたが、2017年から一部帰町が可能となり、2018年には町内の子ども全員総出で「きぼうの桜」を植樹<浪江 きぼうの桜 で検索してください>。

動画・・・きぼうの桜植樹の様子

復興の道はまだまだたいへんですが、こども園の園児も30名以上となり、徐々に子どもたちの歓声が戻ってきています。

イベントアワード優秀賞を受賞しました

東北復興宇宙ミッションが、一般社団法人日本イベント産業振興協会(JACE)主催の2021年のイベントアワード優秀賞を受賞しました。
山崎直子委員長はじめ、実行委員になってくださった各市町村長様、参加自治体の担当の方々、積極的に参加してくれた各地の少年少女たち、そしてJAXA殿、復興庁殿、文科省殿や、クラウドファンディング等で参加支援してくださった多くの方々に、あらためて感謝申し上げます。

野口さん、ありがとう

宇宙飛行士の野口聡一さんが2022年6月1日にJAXAを退職することになりました。東北復興宇宙ミッションでは、東北市民/日本国民を代表して全世界に感謝の言葉を伝えてくれました。

宇宙からの動画を撮影するための準備として、きぼう船内に7mの「横断幕」を張っていただいたのですが、30分もかけて納得のいくまで何度も直す野口さんの姿が目に焼き付いています。

ありがとうございました。そして、今後の益々のご活躍を応援しています。

宇宙酵母はパイナップルの香り?! 東北復興宇宙酒大発表会

2022年5月13日、山崎直子委員長が福島市を訪問し、内堀雅雄福島県知事に東北復興宇宙ミッションの完了を報告しました。
同時に、県酒造組合から「東北復興宇宙酒」ラインナップのそろい踏みが発表され、多くの報道を集めました。
東北復興宇宙ミッションの成果物が形になってきた証しと言えましょう。

<宇宙酒がすらり並んだ会場>
<夢のような話が形になった、と語る内堀知事>
<宇宙酵母で醸すとパイナップルのような香りが、と語る「酒の神」鈴木賢二博士>
<各局の取材を受ける山崎直子委員長>

福島駅前の物産館「コラッセ」には宇宙酒コーナーのほか、500円で3種類利き酒できる企画もあります。

<福島駅前コラッセのコーナー>


東北復興宇宙酒は今後全国で販売されますが、まずは日本橋の福島県アンテナショップ「MIDETTE」などでどうぞ!

震災復興11年、次のステージへ

宇宙から世界へ、ありがとう

1年前(2021年3月11日)、野口聡一宇宙飛行士によって国際宇宙ステーションから発信された「世界中に、ありがとう」メッセージを含む動画の超Short版を作りましたので是非ご覧ください。

東日本大震災発災から11年。風化への懸念が随所で語られていますが、風化は自然現象なので止めることは出来ません。

しかし、大自然を観察しますと、ときに風化によって顕著なモニュメントが残されることがあります。私たちも、次世代に残していくモノや、その方法を峻別しなければならない時期に来ていると考えられます。

復興は確かに次のステージに進んでいます。もちろん第一に「地域再生」がありますが、同時に、次世代とともに「世界への恩返し」にも注力すべきなのではないでしょうか。

ワンアースはこの2本柱を掲げ、12年目の復興に参画します。

3月11日を忘れないために・・・福島で生まれた大切な歌を、福混×音楽堂という至高の響きで、どうぞ。(2018年4月収録)

宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。