春浅き北アルプスの稜線の
ようやく雪解けした岩の狭間から
もう顔を出したコイワザクラ
わずか1センチの稀花は、
精一杯の装いで空に向き合っている
ここで
君に出会えて良かった。
by 谷山稜
2015年6月21日(日) 富山県富山市で開催される日本櫻学会第10回研究発表会にて、
きぼうの桜計画を発表させていただきます。
演題:きぼうの桜 − 宇宙桜と東北復興
発表者 長谷川洋一、共著 富田−横谷 香織先生(筑波大学生命環境系)
2015年6月27日(土)
最も権威ある学会のひとつ、日本生態工学会の年次大会で、きぼうの桜計画を発表させていただきます。
きぼうの桜-長期宇宙滞在した植物の種の生育状況報告
発表者 長谷川洋一、共著 富田−横谷 香織先生(筑波大学生命環境)
http://www.see.gr.jp/event/2015/2015taikai_program.pdf
http://www.see.gr.jp/event/2015/taikai.html
於 明治大学黒川農場
〒215-0035 川崎市麻生区黒川2060-1
http://www.meiji.ac.jp/agri/kurokawa/
2015年6月5日
京都府立植物園におじゃましました。
ここには世界で唯一の「宇宙淡墨桜」の幼木があります。
根尾谷淡墨桜は、ご存じの通り、日本三大桜の一つ。樹齢1500年とも言われる世界最大の桜の一つです。
2008年〜2009年、JAMSS花伝説・宙へ! 計画により宇宙飛行した根尾谷淡墨桜の種(約200粒)は、なぜか地元・岐阜県本巣市根尾谷では発芽しませんでした。
ところが、わずか5粒をお預けした京都府立植物園で、見事1本、芽が出たのです。
今日は、この貴重な世界でひとつの苗を、ぜひ故郷の根尾谷に移植したいという「里帰りプラン」のお願いにやってきました。
これが宇宙淡墨桜の幼木です。
樹齢5年ですが、まだ鉢植えのため成長が抑えられています。
それでも幹を拡大して見ると、すでに巨木の風格が!
(実際には太さ2センチほどなのですが、、、)
この幼木が再び根尾谷に根を下ろす日は来るでしょうか。
楽しみですね。