2020年の春は駆け足で近づいてきます。きぼうの桜たちも春の準備に大忙し(?)

中には花芽をつけている若木も!
七ヶ浜町の園地と きぼうの桜の見事な枝振り


楢葉町。頑丈な風防をつけていただいて、ご機嫌な桜なのです


2020年の春は駆け足で近づいてきます。きぼうの桜たちも春の準備に大忙し(?)

中には花芽をつけている若木も!
七ヶ浜町の園地と きぼうの桜の見事な枝振り


楢葉町。頑丈な風防をつけていただいて、ご機嫌な桜なのです



東日本大震災、そして昨年の台風および豪雨の大きな被害を受けた福島県いわき市。それだからこそ今、きぼうの桜を植えるのです。
2020年2月14日 苗元の山梨県北杜市で、贈呈式が厳かに行われました。

いわき市からは、渡辺仁副市長はじめ、植樹関係の職員2名が北杜市を訪れ、渡辺英子北杜市長から直接苗を受けとりました。
両市は、きぼうの桜の贈呈が地域の強いご縁のはじまりであることを意識し、さまざまな交流プランを話し合いました。

今回贈呈された「宇宙神代桜」の母樹「山高神代桜」は世界最古の桜。樹齢2000年。風雪に耐えてきた凄まじい生き様に対峙し、いわきの皆さんは復興への決意を新たにするのでした。

いわき市での きぼうの桜植樹祭(御披露目)は5月ごろになる予定です。


2019年12月22日、福島県福島市で「宇宙を目指す市民ワークショップ in 福島」(復興庁「心の復興」補助事業)を開催しました。

復興副大臣・横山信一さん、福島市副市長・紺野喜代志さんにご出席いただきました。


基調講演には、元JAXA理事で宇宙ステーション「きぼう」開発・運用責任者だった長谷川義幸先生、そして国立天文台副台長で宇宙のロマンを語る第一人者・渡部潤一先生のお二方という豪華な顔ぶれ!

後半のディスカッションでは、会場からも多くのご意見が寄せられましたが、特に宇宙少年団の子どもたちや、福島東稜高校の生徒さんたちから提示された、明るく前向きな意見が光りました。

最後に宇宙を目指す雄叫びをあげて、しめくくりました。

宇宙を目指す市民ワークショップは、今後東北各地で展開し、2021年の宇宙フライト実現を目指し、準備を進めていきます。さらに、きぼうの桜計画の苗元として、東北復興に重要な役割を占める山梨県北杜市からも、市立甲陵高校の皆さんが積極的に参加してくれています。
いよいよ2020年代!
世界中が相互理解と夢にあふれる時代にしたいものですね。
そんな中、きぼうの桜事業にマスコットキャラクターが誕生しました。

名前はチトセヒメ(千年姫)、愛称ちぃちゃん。
子どもと歌と星空が大好きという、何とも可愛らしい、桜の付喪神(つくもがみ)なのです。みなさん可愛がってあげてください。
ちぃちゃんのお友達は小鳥のるりちゃん。ちぃちゃんともども、よろしくお願いいたします。
このキャラクターは、2019年春に渋谷で開催された公募コンテスト「ゆめぴっく宇宙桜グランプリ2019」受賞作をもとに、キャラクターとして描き起こしていただいたものです。
作者 もふぴよ さんからコメントをいただきました 〜 自然の中で遊んだり、子どもたちと歌ったり、無邪気で可愛いけれどひとびとを守る強さも持つ、そんなちいさな神様をイメージして描きました。皆さんに可愛がっていただけると嬉しいです♪
「ゆめぴっく宇宙桜グランプリ」は毎年、イラスト、絵画、アクセサリー、音楽、映像などを募集していて、豪華賞品もありますので、腕に覚えのある方は是非、チャレンジしてみませんか?

2019年12月22日 15時から、福島駅前(東口)こむこむ館 1階わいわいホールにて、第1回 宇宙を目指す市民ワークショップを開催します。
申し込み不要 自由席 です(お席に限りがありますので、早めにお越しください)
<プログラム>
開式・・・丹治誠(日本宇宙少年団福島分団きぼう)
1.ご挨拶 福島市長 木幡 浩 様
2.ご来賓挨拶 復興副大臣 横山 信一様
3.宇宙プロジェクトの説明 長谷川 洋一(ワンアース)
4.基調講演(1)宇宙ステーション「きぼう」開発秘話
JAXA元理事 長谷川 義幸先生
5.基調講演(2)この宇宙の片隅で
国立天文台副台長 渡部 潤一先生
6.全員ディスカッション 閉式・・・甚野源次郎(ワンアース顧問)


2019年12月16日、ワンアース長谷川洋一代表は宮城県亘理町で山田周伸町長、三戸部貞雄副町長はじめ主だったみなさまと懇談し、きぼうの桜計画の実施を決定しました。
同町は仙台の南に位置し、海に面した平野地形ゆえ、東日本大震災津波の甚大な被害を受け、300名を超える犠牲者がでてしまいましたが、2020年を期して新庁舎も完成し、復興を加速させていきます。
植樹祭の時期や場所は、今後、同町からの発表を待つことといたします。
2019年秋、ワンアースは宇宙ミッションを始動します。東日本大震災復興に対する世界中からの支援への感謝の気持ちを、国際宇宙ステーションから発信します。具体的内容は次の通りです。
【目的】 東日本大震災発災から10年である2021年3月11日を期し、東北三県を主体に日本から全世界に、復興支援への感謝の気持ちと、震災の記憶と教訓を伝承するためのメッセージを国際宇宙ステーションから発信する
【概要】
福島・宮城・岩手三県を中心とし、震災の記憶と復興のイメージを語る画像、モノ、言葉を国際宇宙ステーション(以下ISS)に打ち上げる。
ISSのキューポラ(地球が展望できる窓施設)や日本実験棟きぼう内に、物品・写真等を展示し、メッセージを宇宙飛行士に読み上げてもらい、映像を全世界に拡散する。 花や農作物の種などの記念品も打ち上げ、地上に回収後、地域活性化や震災の記憶と教訓の伝承に息長く活用する。
【スケジュール】
2019年度:計画発表、搭載物品選定、メッセージ募集、搭載技術調整等
2020年度:物品準備、打上、年度末(2021年3月11日)にミッション実施
2021年度:物品地上回収、各種地上イベント等で利活用
【期待される効果】
・日本から全世界への感謝の気持ちを発信出来る
・東日本大震災の記憶と教訓を世界規模で共有・伝承する構図が作れる
・東北の復興をアピールし、風評払拭に貢献できる
・国際宇宙ステーション(ISS)の社会的利用価値を端的に証明できる

この宇宙ミッションの準備として、現在ワンアースは東北各地でワークショップ形式の市民討論を始めたところです。2019年度いっぱいは復興庁「心の復興」助成を活用しつつ、多くのみなさまのご意見を集め、歴史的に意義有る市民宇宙ミッション計画に仕上げていきます。

関係者のみなさまの御支援ご助言により、ワンアースは今年度もMS&ADゆにぞんスマイルクラブ助成団体に採択されました。この場をかりまして篤く御礼申し上げます。
この助成金は、MS&ADインシュアランスグループ社員の有志のみなさまが、毎月の給与から積み立てて、ワンアースのような公益事業を行う団体を支援してくださるしくみです。
これまでも きぼうの桜のほか、数々の団体を支援し、車いすや福祉車両、手編み作品などを世界中の子どもたちへ贈る活動を進めていらっしゃいます。
ワンアースでは今回の助成金を、きぼうの桜事業で使用する「紲石」(きずないし)の製作費に充てさせて戴きます。

このような著名な助成活動の対象に、ワンアース「きぼうの桜」事業が選ばれたことは、たいへん名誉なことです。引き続き、助成団体の名に恥じない活動を持続し、そしてみなさんがびっくりするような発展を目指して努力する所存です。
2019年11月1日
ワンアースは山梨県北杜市から市政功労表彰をいただきました。
これまでの「きぼうの桜」事業で、北杜市とともに被災地の復興と地域連携を促進し、北杜市の発展と知名度向上にも寄与したことが認められたそうです。
たいへん名誉なことで、恐縮するとともに、これまで、きぼうの桜事業のために、北杜市長・渡辺英子さんはじめ、北杜市民である桜守・三枝基治先生ら多くの関係者のみなさまにただただ感謝しております。

今後も東日本大震災復興にとどまらず、より多くの地域の交流を創生し、世界を一つに結ぶために、ワンアースは活動を続けていきます。

2019年10月19日 山形県米沢市で、きぼうの桜植樹祭が行われました。

しめやかな小雨の中、中川勝市長、北杜市の小澤章夫政策秘書部長、ワンアースの長谷川代表の三人が祝辞を述べ終わると雲が去り、青空が顔を出しました。

青空を連れてきたのはソラちゃんだったのです!

恒例の紲石回しは子どもたちの願いを込めて

代表2名によって、おごそかに埋設されました。

大人たちによる土かけ、子どもたちによる水遣り、そして看板の除幕と進み


クライマックスは合唱です。

愛宕小学校3年生のみなさんと、米沢市の女声合唱団、そしてなんと隣町の飯豊町からも女声合唱団コラール・ド・めざみが駆けつけ、過去最高かもしれない大合唱になりました。

記念撮影の後、ソラちゃんは、こどもたちにもみくちゃにされ御機嫌でしたが・・・さすがにお疲れの様子



今年2019年は、米沢の名君として知られる上杉鷹山公の着任250年にあたる記念の年なので、多くの市民が主体になって「ようざん桜の杜事業」が進められています。また、米沢市は東日本大震災当時、3000人以上の避難者を受け入れ、復興の後押しを続けています。
きぼうの桜は米沢の空の下でも新しい使命を帯びて、いのちの美しさを31世紀に伝えてくれることでしょう。
