盛夏の隙間に初秋アリ 岩の狭間にコメススキ
夏雲のその奥に目を凝らせば
あまりにも深い次の季節が待っている
コメススキ
どこにでもありそうな雑草に見えますが、これも高山植物。
早池峰山の岩場で撮ったものです
by 谷山稜
弾ける喜びのような その姿
イブキジャコウソウ
高山から低山まで
実は日本中の山々に広く分布する
とってもタフな子
そう思って見ると、
ますます笑顔が弾ける
あ、伝染した。。。
イブキジャコウソウ(シソ科)
早池峰山(岩手県)5合目あたり
by 谷山稜
この山の頂稜では
天地が融合しているから
太陽の波に洗われて
真昼の花火が炸裂するのを
どうすることもできない
ミヤマアキノキリンソウ
高山のお花畑の常連
アップで見ると、笑顔がいっぱい並んでいるようだ
by 谷山稜
隔絶の地に 数ミリの花弁
あまりにも短い夏が通り過ぎてゆく
振り返る暇なんて、ない
ホソバツメクサ
これもナデシコ
高山の岩場でしか会えない
by 谷山稜
祭りの後
花のあと
咲き誇ったチングルマの
羽毛煌めく
これは、次への種
もう 助走が始まっている
by 谷山稜
早池峰の
日当たりの良い斜面を席捲するように
鮮やかなピンクが揺れる
タカネナデシコ
強烈に生を主張する蛇の目文様
風に乱舞する大輪こそ
ハヤチネのプリマドンナだ!
タカネナデシコ
野生の撫子の高山型。全国の高山に咲いている
茎は短く強い
by 谷山稜
ユーモラスなピンクの毛虫が
微風に揺れている
ナンブトウウチソウ
この山にしかない花 そして絶滅危惧種
10年後には、君はもう居ないかもしれない
だが君は、そんな心配 どこ吹く風
近づいて見ると、とびっきりの笑顔
ハヤチネの夏は短いけれど、パワー満載だね!
ナンブトウウチソウ
絶滅危惧IA類(10年後の絶滅確率50%以上)
図鑑で調べると、バラ科となっている
まさか・・・
だが、葉を良く見ると、ワレモコウと似ている
和・エーデルワイス君とならんで
夏のハヤチネの看板
by 谷山稜
早池峰山(はやちねさん)
神々の山 そして日本の誇る花の名峰
その名を想起するだけで
輝く花たちが瞼に浮かぶ
東北の夏は生きている!
今年も行こう、山の女神たちに会いに
by 谷山稜
ラブピース
岩の間に咲く黄色いすみれは 満面の笑み
花回廊の天辺近く
夏の日差しを そのまま返す
アイ ラブ・ハヤチネ
ウィ ラブアース
キバナノコマノツメ
タカネスミレとともに高山を代表する黄色いすみれ
葉が光っているのがタカネスミレ、つや消しなのがキバナノコマノツメ。私が知るかぎり、見分け方はこれだけ。
高山には黄色いすみれがよく似
岩手県、花の回廊・早池峰山(1917m)
M9.0を乗り越えて
花たちは、短い夏に咲き競
by 谷山稜
カラマツソウ 地球を信じて咲いている
花の回廊 天辺近く
希薄な酸素に輝いて
生きていたい この峰で ずっと
カラマツソウ
なんとキンポウゲの仲間
白く花びらのように見えるのは、おしべ
花びらは存在しないんです(いつもごめんなさい
岩手県、花の回廊・早池峰山(1917m)
M9.0を乗り越えて
花たちは、短い夏に咲き競う
by 谷山稜
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。