ただひたすら 凛として
一直線に 空へと向かう
たとえわずか5センチの
背伸びだとしても
近づきたいのだ
by 谷山 稜
おとなになってからというもの 草に寝転ぶことは しなくなったな。
ひさしぶりだね、
シロツメクサのカーペット
青草の香りが顔をくすぐる
なつかしい仲間もいる
こいつの つぶらな瞳に映るかな、
あのころの記憶
by 谷山 稜
水に思いがあるのなら 花に宿ってなんとする
水が夢見ることあらば
遙かな時は何色か
この一滴は、
太陽と会話している
調べ定めぬ 歌の振動が、
心の洞に 快くこだまする
by 谷山 稜
水がまわると、
生命のサイクルもまわるだろう。
この惑星では
地も空も、生命さえも、
すべてが水でつながっている
名も無き庭のジャーマンアイリス。
君が湛えたその水は、
エベレストの冠雪と同じだ。
梅雨もまた楽しいかな、
この水は、
ヒマラヤの彼方の空から来たのだから
by 谷山 稜
そうして今、名も無き庭に降り立ちて、 この花に抱かれ、しばし眠る。
地球大気の物語、
凝縮された1ページを想うとき、
梅雨もまた楽しきかな!
by 谷山 稜
一般財団法人ワンアースの設立を記念して、谷山稜の電子小説「地球飛行士」が期間限定で無料になります(2015年6月10日−14日まで)。
地球飛行士 www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00F638B8E/
俺はこの星を愛している・・・
ただ独り漆黒の宇宙空間に放り出された宇宙飛行士が、
残留した酸素の中で、人々の営みや自然の摂理を見下ろしているうちに、
地球とともに生きていることを実感し、この星そのものへの愛にめざめる。
ワン・ワールド
ワン・アース
この青い星が在れば、
この星さえ生き続けてくれるならば、
もう俺の存在なんて、
どうでもいいことだ。
(本文より)
☆短編ですが、谷山稜が全霊を振り絞って書きました。
☆この物語の構想は、第十代国際宇宙ステーション船長、リロイ・チャオ博士の地球写真を見せていただいたときの印象に基づいています
☆サンドラ・ブロック主演の映画ゼロ・グラビティとも類似したストーリー展開とのご指摘もありますが、あくまで別作品です。
この機会に是非ご覧ください
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木漏れ日に
独り佇むイチリンソウ
静かな想い、誰にか伝えん
by 谷山稜
春浅き北アルプスの稜線の
ようやく雪解けした岩の狭間から
もう顔を出したコイワザクラ
わずか1センチの稀花は、
精一杯の装いで空に向き合っている
ここで
君に出会えて良かった。
by 谷山稜
乙女児の清らなうなじ鳴子百合
涼やに響く木漏れ日の森
by 谷山稜
春の森
舞い踊る妖精がカタクリならば
和服美人は菊咲一華(キクザキイチゲ)
出過ぎず地味すぎず、
場の空気を読んで立ち回る姿に、
古風な日本女性の美を想う
by 谷山稜
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。