南三陸町の防災対策庁舎
2015年7月1日 宮城県南三陸町役場を訪問し、きぼうの桜計画を説明しました。
これからじっくり時間をかけて、最適な植樹場所を検討しようということになりました。
宇宙桜(きぼうの桜)は、津波の到達点の直上で、桜の生育にも適した地形で、今後も長期的に安定した公共の場所でなければなりません。
ほとんどの市町村では、復興成った学校や、市民公園などが植樹候補地になっています。
ここ、南三陸町では、津波で市街地がほぼ壊滅してしまいました。

若い職員が最後まで避難を呼びかけて殉職した防災対策庁舎は、鉄骨だけが残り、いまでは多くの人々が祈りに訪れる聖地になっています。

福島県三春町の鈴木町長(左)
2015年6月30日
福島県三春町・鈴木義孝町長に、きぼうの桜計画をご説明し、東日本大震災で津波の被害を受けた市町村へ植樹するための「宇宙三春滝桜」の苗の準備をお願いしました。
宇宙三春滝桜がいつ、どの市町村に植えられるのかは未定ですが、千年以上続く、希望の絆の第一歩となることを期待しています。
ワンアースは、宇宙桜を通じて、地域間の文化交流を支援していきます。
2015年6月30日

夏の三春滝桜(福島県三春町)に会ってきました。
日本三大桜の中でも最も若い(?)樹齢1000年(推定)だそうですが、
若々しい生命のエネルギーにあふれていて、観る者を圧倒します。
四月中旬の花の時期には、交通渋滞で近づくことすら困難なこの桜
この時期は訪問者もなく、周囲は畑ですので静かに対面できます。

この地球上に、このような偉大な生命体が在ること
そして自由に会えることに
歓びを禁じ得ませんでした

2015年6月27-28日、神奈川県川崎市・明治大学黒川農場で開催された生態工学会で、きぼうの桜計画を発表させていただきました。この学会は、生物にかかわる科学、産業から人文にかかわるものまで、幅広い叡智を結集するたいへん権威ある学会です。
今回の発表は、筑波大学生命環境系・富田−横谷香織先生に懇意に御指導いただいております。

2015年6月21日、富山県富山市で開催された日本櫻学会で、一般財団法人ワンアース代表理事・長谷川洋一が、きぼうの桜計画を発表いたしました。
当学会には日本各地から著名な桜の研究者や、市民活動に取り組む方々が集まり、二日間にわたり熱気あふれる中、貴重な意見交換が行われました。
きぼうの桜計画も、専門家たちにいよいよ認知された、と言えるでしょう。

フィールドワークでは、残雪深き雄大な黒部立山の山中でタカネザクラの生育状況を視察しました。


高山に ひそやかに咲く 岩鏡
梅雨の合間の陽を受けて
涼しき風に身を揺らす
恥じらう乙女はうつむき加減
コイワカガミ 北アルプス 黒部平にて
by 谷山稜
水辺の草地に佇んで
幸せそうに揺れている
青き桔梗の凜として
美空の色をもらったか
ヒナキキョウソウ
小さな花ですが、その青さは微かな紫を帯び
凛々しき飛行士の眼に映る成層圏
by 谷山稜
正午の光に照り映えて
いのちのしぶきを飛び散らす
君の名はイブキジャコウソウ
海辺から高山の岩場まで
風の強い、厳しい環境を選んで咲く
その生き様を見習うのは難しいが、
この表情は、共感を呼ぶ
そして芳しい香りこそ、この花の息吹だ
by 谷山稜
アオボウズ、参上!
あはははは
え? クジラじゃないよ。
俺様は、シソ科の花さ
アカボウズとは、いとこ同士なんだ。
くどいようだけど、
俺様はクジラじゃないぞ
じゃ、夏の海岸で、
by 谷山稜
タイ王国政府 科学技術開発局(NSTDA)のホームページでワンアースが紹介されました。
下記リンクをご覧下さい(タイ語ですが)
http://www.nstda.or.th/jaxa-thailand/?p=731
NSTDAは、宇宙や科学技術の教育普及に非常に熱心に取り組んでいます。
ワンアースが掲げる、宇宙的視点からこの星の命を学ぶ、というポリシーは、
共鳴するものがあるそうです。
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。