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東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県名取市への きぼうの桜の贈呈式が、苗元・山梨県北杜市で行われました。(仙台空港を襲う津波の映像が記憶に焼き付いている方も多いのではないでしょうか? 同空港は実は名取市にあります)
2018年11月7日、渡辺英子・北杜市長から山田司郎・名取市長に、約2メートルの宇宙神代桜の苗木が贈られました。
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名取市からは市長、教育部長以下7名の代表団が出席し、復興の現状を説明するとともに、両市の発展のための今後の協力について貴重な情報交換が行われました。
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きぼうの桜(宇宙桜)は単なる桜の苗ではなく文化財ですから、その贈呈はこのように自治体同士の御縁を前提とした公式なものになります。
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この贈呈式の模様は共同通信から全国に配信されました。
1000名近い犠牲者を出した大震災から7年あまり、名取市は未来を見据えて頑張っていますが本当の復興はこれからです。来春には小塚原地区に広大な市民墓地公園も整備され、きぼうの桜はそのシンボルツリーとなります。植樹祭は2019年3月、公開イベントとして行われます(期日詳細未定)。
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宇宙桜の母樹・山高神代桜(樹齢2000年 伝・日本武尊御手植)
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北杜市立甲陵高校1年1組のみなさんが、文化祭模擬店の売上をワンアースに寄付してくださいました。この夏の楢葉町でのサミット参加者を中心に、みんなで話し合って決めたそうです。
2018年11月1日、ワンアース長谷川洋一代表が感謝状をお届けしました。
高校のクラス単位で御寄付を頂くのは初めてのことですし、次世代の皆さまが、きぼうの桜事業を議論してくれている姿を想像するとハートが熱くなります。
この貴重な御寄付金は、紲石(ラピスラズリ球)となって、きっとどこかの町の宝物になることでしょう。
みなさん、ありがとうございました!!!
2018年11月1日、宇宙飛行士でワンアース名誉顧問の山崎直子さんが北杜市で講演を行いました。
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【渡辺英子市長にサインパネルを贈呈】
講演の中では、2008年に北杜市から宇宙へ行き、今では復興のシンボル「きぼうの桜」となった神代桜の物語りや、きぼうの桜サミットにおける北杜市立甲陵高校の活躍などもしっかり紹介してくださいました。
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北杜市と甲陵高校のはからいで、講演に駆けつけた生徒さんひとりひとりと言葉を交わす時間を作っていただきました。
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甲陵高校の生徒さんたちへ、山崎宇宙飛行士から、きぼうの桜のサインパネルが贈呈されました。
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宇宙飛行士でワンアース名誉顧問でもある山崎直子さんが、2018年11月1日、宇宙神代桜の苗元でもある山梨県北杜市を訪れ市民向け講演を行います。
10年前、小学生らの手によって宇宙へ旅立つ種が集められたこの土地は、八ヶ岳の伸びやかな裾野と南アルプスの秀峰に囲まれた別天地です。
ちなみに宇宙行きの種収集にはあのリロイ・チャオISS船長も参加しました!
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講演会には、この夏の、きぼうの桜サミットで大活躍だった甲陵高校の生徒さんたちもやってきます。
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このたびワンアースは、MS&ADゆにぞんスマイルクラブ助成団体に採択されました。
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篤く熱く、御礼申し上げます
この助成金は、MS&ADインシュアランスグループ(三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社などのグループ保険会社を有する保険持株会社)社員の有志のみなさまが、毎月の給与から積み立てて、公益事業を行う団体への寄付や、車いす・福祉車両・手編み作品などを世界中の子どもたちへ贈る活動を進めているものです。
世界中に数ある公益活動団体の中からワンアースが選ばれたことは、たいへん名誉なことであり、今後も助成団体の名に恥じない活動を持続し発展させられるよう努力する所存です。
MS&ADゆにぞんスマイルクラブの特色ある活動はこちらをご覧ください
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2018年10月15日
ワンアース役員一同は、JAXA筑波宇宙センターにJAXA理事の若田光一宇宙飛行士および上森規光事業推進部長を表敬訪問し、きぼうの桜を中心とする活動報告を行いました。
若田さんは、一緒に宇宙を旅した日本の名桜の種が、無事発芽して大きく育ち、今では「きぼうの桜」として全国各地で復興や交流の役に立っていることをたいへん喜んでいらっしゃいました。
役員一同も、宇宙桜の生みの親でもある若田宇宙飛行士に直接会えたことに興奮しつつ、決意を新たにしておりました。
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ワンアースは、宇宙と市民を繋ぐ文化事業を行うという設立目的を忘れることなく、今後も精力的に活動していきます。
これからも、皆さまのご指導ご支援を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
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一般財団法人ワンアースは、きぼうの桜事業の意味を風化させずに後世に伝える広域文化を醸成するため、毎年サミットを開催することにしています。2018年8月には、第3回となるサミットが福島県楢葉町で開催され、中高校生、一般市民、自治体職員など約300名が参加し、熱い文化交流を繰り広げました。
今回のサミットには、楢葉町・松本幸英町長、岩手県洋野町・日當博治副町長、宮城県七ヶ浜町・寺澤薫町長ほか東北各地の自治体代表に加え、苗提供元の山梨県北杜市と高知県仁淀川町、さらには西日本の震災被災地・兵庫県淡路市と鳥取県湯梨浜町にも参加していただきました。さらには来るべき災害に備える兵庫県南あわじ市・守本憲弘市長、埼玉県吉川市・中原恵人市長らも参加して、パネルディスカッションを行いました。
さらに、「次世代へ」というテーマの元、山梨県北杜市立甲陵高校および宮城県気仙沼市立大島中学校から多くの生徒が参加し、各地代表と対等に議論の壇上に上がってもらいました。
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【きぼうの桜とは】 若田光一宇宙飛行士とともに宇宙を旅した日本屈指の名桜の直系子孫「宇宙桜」を津波到達点上に植え、千年風化しない避難の目印に、そして宇宙からも見える復興のシンボルとして、この星の子孫たちへ残す長期的事業です。
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2018年8月17日
【日時】 平成30年8月18日(土) 10時から17時
【場所】 楢葉町コミュニティセンター大ホール
【主催】 一般財団法人ワンアース(共催:福島県楢葉町)
【参加者】(以下の各地首長級または中高生含む住民代表)
洋野町(岩手)、気仙沼市(宮城)、七ヶ浜町(宮城)、楢葉町(福島)、福島市(福島)、浪江町(福島)、富岡町(福島)、川俣町(福島)、北杜市(山梨)、淡路市(兵庫)、南あわじ市(兵庫)、仁淀川町(高知)、湯梨浜町(鳥取)、埼玉県吉川市 ほか
【出演】 七ヶ浜町ミュージカル劇団NaNa5931、地域の郷土芸能団体(天神太鼓、よさこい)など
【プログラム】
きぼうの桜の文化祭(10:00-12:00)
天神太鼓(楢葉町)
復興の今を語る(宮城県七ヶ浜町婦人会)
島中ソーラン演舞&復興への想い(宮城県気仙沼市立大島中学校)
お琴の演奏&宇宙アサガオ研究発表(山梨県北杜市立甲陵高等学校)
浜通りよさこい競演(楢葉町、富岡町、浪江町共同)
交流の祭典(13:00-17:00)
ビデオメッセージ(山崎直子宇宙飛行士)
歌のプレゼント(北杜市立甲陵高校)
パネルディスカッション「次世代へつなぐもの」(各地代表)
歌のステージ(ミュージカル劇団NaNa5931・七ヶ浜町)
全体合唱「きぼうの桜」
【中高生交流会議】 8月17日(金)午後
【前夜祭】 8月17日夕刻 天神岬BBQ場
【町内視察】 8月19日(日)午前、J-Village、日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センターなど
2018年8月24日
ワンアース長谷川洋一代表理事が宮城県名取市を訪れ、山田司郎市長と懇談し、同市の「きぼうの桜」計画への参加が正式に決定いたしました。
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左・山田司郎名取市長 右・長谷川洋一ワンアース代表理事
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東日本大震災当時、仙台空港を襲う津波の映像を忘れられない方も多いでしょう。
仙台空港は実は名取市にあります。
宮城県南部の海岸はおおむね平坦な地形なので、津波は想定を遙かに超えて内陸まで押し寄せ、名取市でも1000人近い犠牲者を出してしまいました。
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ここに、奇跡のように津波をかぶらなかった丘があります。その丘全体が墓地公園として整備されることになっており、きぼうの桜はシンボルツリーの役割を担うことになります。
避難の目標として、震災の記憶と教訓の伝道師として、きぼうの桜はこの地に千年受け継がれていくことでしょう。
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20m四方の植樹場所を決める(39度の酷暑の日でした @_@)
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。