ワンアースは2024年7月26-27日、福島県浪江町にて「復興宇宙サミット 2024 in NAMIE」を開催いたしました。(後援・浪江町)
真夏の恒例事業として、いまやワンアースの最大イベントにもなっているサミットですが、今年もおおいに盛り上がりました。
復興に宇宙を、そして広域交流の力を活用するための多くの意見が、18の地域代表と中高生の間で交わされ、特に若い世代から素晴らしいアイデアが集まりました。
県外から参加した高校生は36名(山梨県北杜市立甲陵高校、新潟県立糸魚川白嶺高校)。
町内ではなみえ創成中学校2年生が堂々と代表意見を述べてくれました。
復興庁からも、福島復興再生総局の開出英之事務局長と、本庁から児玉泰明参事官が駆けつけてくれました。
大会初日はヤングサミットから始まります。
はじめは緊張していた中高校生らも小班に分けるとすぐに打ち解け、自己紹介につづてさまざまな意見交換をするようになりました。
BBQは「いこいの村なみえ」で開催、各地からの「お持ち込み」で珍しい食材や銘酒などを囲み、大いに盛り上がりました。
BBQでは、なんと、宇宙タマネギ(南あわじ市と浪江待ちの友情の証し)が登場! 高校生のみなさんは、生でパクパク
2日目のサミット本会議は、第一部「宇宙文化祭」から始まりました。
冒頭、浪江町長・吉田栄光さんの開会挨拶に先だち、山崎直子宇宙飛行士から寄せられたスペシャルビデオレターが披露されました。
写真:開会の挨拶をする 浪江町長の吉田栄光さん
続いて甲陵高校と白嶺高校からの研究発表や、琴の生演奏があり、最後にワンアース長谷川から、今後の計画の発表がありました。
甲陵高校の発表ステージには、琴の生演奏も♪
はるばる新潟からやって来た糸魚川白嶺高校、防災意識が非常に高い
ワンアースの長谷川代表からは、2100年までの発展構想が発表された
直近の宇宙計画としては、株式会社ラグランジェ様のお世話になり、国際宇宙ステーションに「地球へのラブレター」を飾るというプチ宇宙ミッションを実施することになり、会場の若者たちからもメッセージを集めました。
サミット第二部はいよいよ交流トークです。年年参加地域が増えていくため、今回はとうとう舞台に机が並びきらなくなり、椅子のみの用意で行いました。
各地代表の意見にフロアからも高校生中心に多くの意見が飛び交い、地域間のコラボを真剣に考えることにより、宇宙の特産品もなお魅力的になること、マーケットとしては(お酒も良いが)スイーツなど、若い世代に広がる方向も目指すべき、など、ここでは書き切れませんが、具体的な商品アイデアに発展しそうなディスカッションが交わされました。近々、とんでもない魅力をもった宇宙特産品が生まれることでしょう。
【高校生からアイデアがどんどん出てくる】
サミットは2日目の正午に時間通り閉会しましたが、名残惜しい若者たちのために「ヤングランチ」が用意されていました。メニューはもちろん「なみえ焼きそば」
食べた後は、ヤング写真コンテストの表彰式や、各地から差し入れられた食べきれないほどのお菓子が配付され・・・
今回の開催地・浪江町には、震災遺構・請戸小学校が保存されており、津波の様子を生々しく語ってくれます。元気な高校生たちも、次第に静かになり、震災の記憶と向き合っていました。
ワンアース青年部の運営も板についてきました。
彼等はコロナ前のこのサミットに高校生として参加していた若者たちです。反省会では青年部から掘り下げた意見が出されていますので、次回以降(高校生の意見も聴きながら)反映していきます。
次回開催地は決まっていませんが、宮城、岩手も視野に調整して参ります。今後も御支援のほど、どうかよろしくお願いいたします。
今回のサミット開催にあたり、協賛してくださった企業様は次の通りです(敬称略)。
三菱重工業株式会社株式会社、株式会社デジタルブラスト、株式会社ビー・シー・シー、有人宇宙システム株式会社、合同会社ドリームタクティクス
ご協賛金は、若者たちの旅費や食費の補助を含め、大いに活用させていただきました。これからもどうかよろしくお願いいたします。
【報道】
福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/20240728118163/amp
KFB福島放送TV
https://news.yahoo.co.jp/articles/d07e3ddee71d22758b68f3e8828f24d9332291be
【動画集】
https://youtube.com/playlist?list=PLymn9TcKsqI5T_AYA1ARdEJYyw2SHUKiF&feature=shared