野口さん、宇宙での撮影に成功

「東北復興宇宙ミッション2021」は国際宇宙ステーション・野口聡一宇宙飛行士による撮影が成功しました。野口宇宙飛行士はじめJAXA/JAMSS、NASA関係者らのご尽力に深く感謝と敬意を表します。

予定通り3月11日0時0分よりYouTubeで「宇宙から世界へ、ありがとう」の動画を公開いたします(視聴方法は、追ってお知らせいたします)。

【野口さんの撮影成功】
日本時間2月25日20時ごろ、軌道上で野口宇宙飛行士による横断幕とメッセージ動画撮影が成功裏に完了しました。JAXA筑波宇宙センターの地上管制局では、総指揮をする「Jフライト」ポジションに大西卓哉宇宙飛行士が着座し、万全の体制で臨みました。

【まるで宇宙職人】野口さんは7mの絹の横断幕を完璧に広げるために30分ちかくも時間をかけて作業してくれました。無重力で巨大な羽衣のような薄布を広げる作業は想像以上の困難があります。何度もゆがみを直したり、しわを伸ばしたり、干渉する物品を移動させたりと、納得のいくまで作業する姿は職人のような気迫が伝わってきました。

ミッションメモリアルボードにサインするワンアース長谷川洋一代表理事(左)と古川真顧問(右)

*動画には、野口さんが東北市民から預かった「世界への感謝のメッセージ」、復興10年横断幕の宇宙での近接画像、横断幕の地上での制作風景、復興各地の10年間の画像、そして各地の子どもたちの合唱(わせねでや、群青など)などを織り交ぜます。

*河北新報社、岩手日報社、福島民報社、福島民友新聞社、毎日新聞社から画像提供を戴いております。

宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。