宇宙へ行く横断幕が完成!

11月2日 朝9時、JAXA筑波宇宙センターにて、横断幕の引渡が完了いたしました。

慎重に縫う位置を確認する6年生たち
川俣町長・佐藤金正さんも激励に駆けつけ、見守っていました。   ほかの街の絵柄にも興味津々な子どもたち

この横断幕は、復興10年を生きた48の街の皆さんの思いを福島県川俣町産の薄絹に同町内の技術で印刷し、同町・福田小学校6年生全員(14名)で縫製し、最後は同町内の達人に仕上げ縫製をしてもらいました。

横断幕には、48市町村の(復興10年を語る)絵柄のほか、世界各国の言葉で「ありがとう」が手書きされています!


完成した横断幕は、縦1.2メートル、横幅7メートルで、重さわずか409g。


10月30日、川俣町役場にてワンアースが受けとりました。

来年3月11日、横断幕は宇宙ステーション「きぼう」船内に展開され、野口宇宙飛行士がその前に立って(浮いて)世界への感謝のメッセージを伝えてくれることになるでしょう。
この天女の羽衣のような絵巻は、無重力でどのように揺らめいてくれるのでしょうか。

横断幕を載せたアンタレスロケットは、2021年2月1日、米国バージニア州ワロップス島の発射場から宇宙へ旅立つ予定です。

宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。