気仙沼の悲恋伝説

義経に 髪を埋める 皆鶴姫

平安の京
許されぬ恋の末、引き離された二人
義経は平泉へ、そして姫は罰を受け、ウツボ船で流されます。
ウツボ船とは、窓も戸もない密閉された舟。

閉じ込められた姫は京から川で海へ、
そして黒潮に乗り、長い年月を経て気仙沼へ。
そのときには既にこの世の人ではありませんでした。

雅な女性の亡骸が流れ着いたと耳にした義経は
浜に駆けつけますが時遅く、
変わり果てた姫を抱いて
ただ、号泣するしかなかったのです。

気仙沼市役所には
市民の方が作った
この物語の素晴らしい人形があります