小学生556名が集結‼宇宙古代米の稲刈り

2025年10月28日
秋空のもと、宮城県多賀城市の遺跡にある特別な田圃に、市内の全6小学校からバス10台で、5年生556名が集結、この町のレガシーである「宇宙古代米」の稲刈り体験を行いました。

ぐにゅぐにゅと潜る田圃の土を踏みしめながら、
子どもたちはすぐに慣れ、鎌を使って器用に稲を刈り、リレーしながら畦に積み重ねていきました。

時折奇声をあげるのは、蛙に遭遇した子。

宇宙古代米は、ワンアースが主催した「東北復興宇宙ミッション」の一環で、2021年に多賀城市から宇宙フライトさせた「古代米(しろのむらさき)」の種籾から育ったもので、この街の宝物です。
国際宇宙ステーションに行ってきたのは僅か10g足らずでしたが、生産者の加藤真崇さん(みそらの郷代表)のご尽力と、地域の子どもの力で、すでに田圃三枚分に増えています。

2024年からは、多賀城市内の全小学5年生(約560人)が集まり、初夏に田植え体験、秋に稲刈り体験を行っています。

宇宙しいたけ、美味し!子どもたちが太鼓判

岩手県洋野町から、震災復興10年を期して宇宙フライトした特産物のしいたけ。

公募により、洋野町宇宙シイタケ『宇宙ん子(そらんこ)』と名付けられ、小学生がデザインしたキャラまで誕生しています。


そらんこは、洋野町立宿戸小学校3年生が体験授業で植菌し、3年の育成期間を経て6年生になった時に収穫と試食体験をすることになっています。

2025年10月23日 清々しく晴れ渡ったイーハトーブの空の下、6年生9名が、山のほだ場にやって来ました。

生産者の高屋敷幸雄さんのハウスの中には、見渡す限りの原木が並んでいます。

子どもたちは、歓声をあげながら、しいたけ狩りをし、採った大きさを競い合っていました。テレビのインタビューも入り、みんな『獲物』を自慢げに見せていました。

さて、試食は、宇宙しいたけの天ぷら+源タレGold(甘口)という組み合わせで、これが絶妙。


そらんこは、肉厚で歯ごたえがしっかりしているので、ずっしりとお腹に溜まります。


じつは子どもたちの中には、しいたけが苦手な子もいましたが、今日のレシピをたいそう気に入ってくれていました。

洋野町では、宇宙フライトのレガシーを、子どもたちとともに伝えていくそうです。
さらに、この「宇宙ん子」の大きな増産計画もあり、今後が期待されます。