もはや一大事業です。
東北復興宇宙ミッションの一環で、宮城県多賀城市からは、2021年に地域の特産物「古代米」の種もみ、約10グラムを宇宙フライトさせましたが、その後、地域の生産者さん(みそらの郷・加藤真崇代表)や、小学生の力によりどんどん増えて、ついに今年は、小学5年生560人(市内の全小学校だそうです)による大規模な田植え事業になったのです。
2025年5月28日の朝、子どもたちは、慣れない田んぼに裸足で踏み込み、飛び跳ねる蛙にびっくりしながらも、協力し合って上手に苗を植えていました。
晴れ渡った空には、子供たちの歓声が響き、修復なった多賀城の南門は、静かに見守っていました。
↓ニュース報道↓
https://www.fnn.jp/articles/-/878402#google_vignette
2025年5月19日から始まった復興庁さんの展示に、ワンアース所有の、宇宙へ行ってきた横断幕を展示しました。
この横断幕は、2021年3月11日に、国際宇宙ステーションから野口聡一宇宙飛行士によって世界中に発信された感謝のメッセージ動画の背景に使ったものです。
薄い絹の羽二重でできたこの横断幕には、岩手、宮城、福島3県の主な被災地を中心に、約50の自治体の、復興10年を物語る画像を刷り込み、これを、福島県川俣町の小学6年生が縫い上げてくれました。
収録後、横断幕は、野口宇宙飛行士の手で丁寧に折りたたまれ、無事に地球に降りてきました。
その後、関係した被災地各自治体をリレーのように巡り、とうとう万博にやってきたわけです。
今後、この横断幕は、東日本大震災とその復興を後世に伝える文化遺産として、さらに広く公開、活用していく予定です。
☆横断幕の展示ご活用についてのお問い合わせは、ワンアース(代表理事・長谷川洋一)まで、お問い合わせください。
一般財団法人ワンアース
代表理事 長谷川洋一
hasegawa@the-one-earth.org
090−9230−8586
津波で多くの家屋が流されながらも犠牲者ゼロだった岩手県洋野町(被災地としては岩手最北)に、2023年24年に続き、今年も盛岡第四高校音楽部(合唱)の合宿を誘致しました。
東日本大震災から復興する街に、都市部の若い人々を呼びこみ、町の魅力を堪能しながら住民のみなさまと交流していただこうという主旨です。
35名の高校生たちは、大自然の中でパークゴルフやクラフト創作体験、動物とのふれあい、津波から復興した食堂での朝食会、海岸散歩などを満喫しながら、町の人々と交流をしていただきました。
そして5月11日(日)に町の合唱団や吹奏楽団とともに交流コンサートを開催してもらいました。
同校の音楽部は、毎年行われる全日本合唱コンクールにて、5回連続「全国金賞」を獲得している合唱界の至宝でもありますが、素顔は明るい高校生。
牧草地を走り回り、海で波と戯れ、都会ではできない体験に、嬌声をあげて喜んでくれました。
しかし、ひとたびステージに上がれば全国レベルのハーモニーで観衆を圧倒します。冒頭の宮沢賢治の曲から、会場は、イーハトーブの異空間にテレポートしたような不思議な感覚で満たされました。
コンサートのフィナーレでは ふるさと を会場一体となって大合唱し、ロビーでお見送りをしました。
ワンアースは、こうした交流活動を通じて、復興の、その先へのモデル事業にしていきたいと考えています。
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。