2024年10月29日、朝、さわやかな秋空の下、多賀城市内の全小学校(6校)の5年生550人を含む、約600人が参加し、宇宙古代米の稲刈りが賑やかに行われました。
3年前、東北復興宇宙ミッションの一環で、多賀城市立城南小学校の生徒から預かったわずか10gの古代米の種は、国際宇宙ステーションまで旅し、無事に帰ってきました。
この貴重な宇宙種籾は、地元の生産者・加藤真崇さん(みそらの郷)の指導のもと毎年増やされ、ついに今年は田圃3枚に稔るほどに増えたのです。
参加する小学校も年々増え、とうとう、多賀城市内の全6校が参加する一大行事に成長しました。
子どもたちの社会教育の一環として、自分たちで田植えし、刈り取った自慢の宇宙米を、食べるところまでが学習です。今回の収穫は、11月頃に給食に出される予定です。
さて、宇宙古代米で何が作れるのでしょうか?
子どもたち中心に意見を聴くと、圧倒的に多かったのが、おやつ! 米粉を使ったスイーツ開発でした。
大人たちは、お酒やカレー、おにぎりなどなど、定番ですね。
世界でひとつだけの「宇宙古代米」で多賀城創建1300年の節目の年に、新しい産業が生まれそうです。
深谷晃祐市長も駆けつけ、「来年は田植えの人数でギネス記録を目指そう!」と新たな目標を宣言。子どもたちを喜ばせました。
大きなニュースになったのですが、「宇宙」のキーワードが報道されなかったのはちょっと残念です。。。