東北復興宇宙ミッションで生まれた数ある名産物の中でも異彩を放つ「宇宙シイタケ」
これは、岩手県洋野町から宇宙飛行した記念品です。この町は原木椎茸の栽培が盛んで、名人級の生産者も多くいます。
宿戸小学校の児童は毎年、洋野町しいたけ産業振興協議会の指導を受けながら、原木に宇宙シイタケの種駒を打ち込む植菌作業を手伝ってきました。
そして2024年10月31日、遂に収穫して食べることができるくらい、宇宙シイタケが増えたのです。
小学校から山の中へ入ったところ、深い森の中にホダ場があります。
子どもたちは、原木の立ち並ぶ中を宝探しのように探検しつつ、見つけた椎茸に歓声を上げていました。中には顔ぐらいある巨大なものをゲットした子も。(宇宙へ行った影響で、巨大化したわけではありません)
収穫体験の後は試食です。この日は、天ぷらにして焼肉のタレ(この地方の定番、源たれ)をつけて食べましたが、「ふっくらしていて美味しい!」と子どもたちにも大評判でした。
洋野町は、この宇宙シイタケの生産量を今後6年間で増やしていき、全国に打って出ることを目標にしています。
関連
NHKさんのニュース報道
世界でひとつだけの宇宙シイタケ
2024年10月29日、朝、さわやかな秋空の下、多賀城市内の全小学校(6校)の5年生550人を含む、約600人が参加し、宇宙古代米の稲刈りが賑やかに行われました。
3年前、東北復興宇宙ミッションの一環で、多賀城市立城南小学校の生徒から預かったわずか10gの古代米の種は、国際宇宙ステーションまで旅し、無事に帰ってきました。
この貴重な宇宙種籾は、地元の生産者・加藤真崇さん(みそらの郷)の指導のもと毎年増やされ、ついに今年は田圃3枚に稔るほどに増えたのです。
参加する小学校も年々増え、とうとう、多賀城市内の全6校が参加する一大行事に成長しました。
子どもたちの社会教育の一環として、自分たちで田植えし、刈り取った自慢の宇宙米を、食べるところまでが学習です。今回の収穫は、11月頃に給食に出される予定です。
さて、宇宙古代米で何が作れるのでしょうか?
子どもたち中心に意見を聴くと、圧倒的に多かったのが、おやつ! 米粉を使ったスイーツ開発でした。
大人たちは、お酒やカレー、おにぎりなどなど、定番ですね。
世界でひとつだけの「宇宙古代米」で多賀城創建1300年の節目の年に、新しい産業が生まれそうです。
深谷晃祐市長も駆けつけ、「来年は田植えの人数でギネス記録を目指そう!」と新たな目標を宣言。子どもたちを喜ばせました。
大きなニュースになったのですが、「宇宙」のキーワードが報道されなかったのはちょっと残念です。。。
NHK
khb東北放送
宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。