幻の宇宙蕎麦完成、福島県川俣町で

収穫の秋、福島県川俣町では、宇宙フライトした「幻の山木屋在来蕎麦」の実を山木屋中学校生徒らの手も借りつつ増やしてきましたが、このたび産業化の第一歩として商標登録にこぎつけました。

2022年10月23日、同町山木屋地区で行われた御披露目イベントには地域内外から約50名が駆けつけ、地元生産組合の大内孝雄組合長と川俣町の佐久間裕晴教育長が除幕を行い、商標【高原の宇宙(そら)】を発表しました。

続いてワンアース長谷川から、宇宙ミッションにかかわる物語を延々40分にわたりお話しし、「高原の宇宙」を外へ発信する具体策として、次の7つの提言を行いました。

1)2023年4月の仙台全国都市緑化フェアに展示

2)2023年8月の復興宇宙サミット(楢葉)で試食

3)2023年10月のコスキンなどで模擬店出店

4)2023年秋、山木屋地区への集客イベント

5)全国天女サミットを川俣に招致し、振る舞う

6)他の地域との協演(田村市の宇宙そば、など)

7)宇宙酒とのコラボイベント

その後、全員で宇宙蕎麦を試食しましたが、爽やかな甘い香りを感じる宇宙的逸品になっていたと思います(*個人の感想です)。特筆すべきは喉ごしの滑らかさで、つゆ無しで何杯でも食べられるほどでした。

宇宙そばを試食しながら、大内生産組合長、佐久間教育長はじめ、関係者らと懇談し、この地域へ来なければ食べられないようなレア感も重要なので、まずこの地で増やし、ついで広めていこう、という意見を拝聴しました。

今年は生産量がごく限られる中、10月29日から11月6日まで、川俣町山木屋地区の食堂「やまこや」さんで1日限定50食販売するそうです

この産業化に至るまでには、県北農林事務所経営支援課、ふくしま地域産業6次化サポートセンター、公益社団法人福島相双復興推進機構が連携したチームプレイ体制が出来ており、他の地域にも参考になるモデルと思われます。

ワンアースでは、外との連携や、地域の子どもたちへの宇宙の物語り伝承などの面からも、今後も協力していきたいと思います。