この春、ワンアースは「東北復興宇宙ミッション2021」に注力しておりましたが、「きぼうの桜」事業も怠っていません。東日本大震災被災地3箇所で、地域の代表の方々とともに千年の希望と祈りを込めて、宇宙桜を植えました。
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その1【宮城県南三陸町】
2021年2月22日
宮城県南三陸町に、宇宙ひょうたん桜を植えました。
この桜は、苗元の仁淀川町の桜守・金尾大蔵さんと大野敏光さん(ワンアース顧問)に生産していただき、昨年、いったん岩手県洋野町に預けておいたものです。
今回の植樹は、津波到達点である戸倉地区公民館(元戸倉中学校)前に植えられました。ここは高台になっていて、はるか眼下の海を見下ろすと、まさかここまで津波がやってくるとは誰にも想像できない場所です。
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佐藤仁町長、齊藤明教育長、三浦清人町議会議長はじめ、戸倉小学校の6年生全員が出席し、戸倉公民館(旧・戸倉中学校)で式典を行い、黙祷の後、子どもたちの手で恒例の紲石(きずないし)回しと埋設が行われました。
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土掛けは大人の役目、水遣りは子どもたちの役目。
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2月とは思えないうららかな小春日のもと、未来への希望が南三陸町に根を下ろしました。
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南三陸町は、2011年3月の東日本大震災では16メートルの津波で壊滅的な被害を受け、連日報道されたことで記憶に新しいと思います。
10年経っても、東日本大震災の復興は道半ばです。それでも、この桜を希望のシンボルにしたいと、町民のみなさまはたいへん喜んでくれました。そんなみなさんの気持ちは、このハートに込められていますね。
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