2019年4月6日、埼玉県吉川市に、きぼうの桜が植えられました。
この日の植樹祭は、なんとJAXAの金井宜茂宇宙飛行士の市民講演とセットで開催されました。
金井さんは関小学校の体育館で熱狂的に迎えられ、多くのちびっ子からの質問にも丁寧に答えてくれました。山崎直子宇宙飛行士からもビデオレターをいただきました。
雲一つ無い空のもと、宇宙飛行士といっしょに植樹した桜は、市民のみなさんの記憶に残る名桜となるにちがいありません。
フィナーレは紙飛行機発射! 金井宇宙飛行士がカウントダウンしてくれました。
そしてソラちゃん、今日もやってきました。各地で市長さんたちとすぐ仲良しになるのは、ソラちゃんの天性なのかもしれませんね。
ところで、なぜ被災地でないこの街に、きぼうの桜が植えられたのでしょうか?
吉川市の一帯は過去に大水害が起こった地域です。近年の異常気象や自然の猛威に鑑み、警世のためのシンボルが必要と街の人々が考えたこと、自治体としても東日本大震災の、特に飯舘村(福島県)の復興に寄り添うことを決めたことなどから、きぼうの桜植樹が熱望されました。この思いは中原恵人市長自ら、2018年8月、楢葉町での きぼうの桜サミットでも熱く語られました。そして3年ほどかけて慎重に計画を練り、この日を迎えたわけです。
きぼうの桜は第2フェーズへ。復興のみならず、未来の命を守るために。ワンアースは活動を続けます。