きぼうの桜サミット本会議は2019年7月27日、岩手県洋野町のセシリア大ホールで開催されました。
午前中(10時から12時)は少年少女による文化祭です。今回は、県外から集まった4地域の中高生が、東日本大震災からの復興、未来の社会、そして宇宙への夢などを発表してくれました。
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トップバッターは、宮城県気仙沼市立大島中学校からやって来た17名の生徒たちです。気仙沼市の紹介、自分たちの学校の紹介、そして震災復興と、きぼうの桜の活用などをクイズを交えてテンポ良く発表してくれました。
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そして昨年も大人気だった「島中ソーラン」演舞は、今年も観客を魅了してくれました。生徒たちが着ているのは大漁旗。休み時間にも記念撮影に引っ張りだこでした。
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そして昨年のサミット開催地・福島県楢葉町から楢葉中学校の3名が参加してくれました。楢葉町では中学生が中心となって会社を作り、特産品の企画開発や東京での販売体験を行うなど、ユニークで効果的な社会教育を進めています。この活動はたいへん有名ですので、みなさん「Nalysゆずスマイル楢葉」の商品を見かけましたら買って応援しましょう! Nalys=ナリーズと読みます。
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福島市からは日本宇宙少年団福島分団のサブリーダーで、高校3年生の森田恭平君が堂々たる発表をしてくれました。すでにワンアースのこのホームページでも多くの記事になっていますが、この少年団では、数々の宇宙植物を育てていることで有名です。山崎直子さんゆかりの宇宙アサガオの種を増やして上皇后様や台湾総統に贈呈したり、町のグリーンカーテンを作るなど、華々しい活躍をしています。
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文化祭のトリは、宇宙神代桜の苗元・山梨県北杜市から北杜市立甲陵高等学校の生徒さん27名が登場しました。文科省のSSH(Super Science High school)テーマでもある宇宙アサガオの研究や、英語でのスピーチなど、大人顔負けのハイレベルな発表に続き、甲陵と言えば・・・定番の合唱を披露してくれました。
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♪花は咲く ♪群青 そして♪ハピネス で会場の熱気はクライマックスに! きぼうの桜の根っこはすべて繋がっている。。。そんな物語りを信じることが出来そうな瞬間でした
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少年少女の熱気で、サミット前半の文化祭は大盛況のうちに幕を下ろしました。東日本大震災という未曾有の大災害を乗り越えて、人々の絆は被災地から世界へと、そして次世代へと繋がっていることを確信した幸福な時間だったと言えましょう。