陽春の交流♪高校招致による交流促進と心の復興♪洋野町×盛岡第四高校 2024

岩手県洋野町と一般財団法人ワンアースは、町の交流人口拡大のため、そして震災復興事業の一環として、盛岡第四高校音楽部の新歓合宿を招致しました。昨年度パイロット的に実施し、町の皆さまにも大好評だったことから、今年度は内容を充実させたプログラムを実施しました。

『志高』の呼び名で知られる同校音楽部は、全日本合唱コンクールで9大会連続全国出場・直近の5大会連続金賞受賞という高校合唱界の至宝です。

志高音楽部の一行29名(先生2名含む)は、2024年4月27日(土曜日)に洋野町の高原エリア「おおのキャンパス」を訪れました。

大自然の中で、クラフト体験(陶芸、裂き織り、木工)や動物とのふれあい、パークゴルフなどを満喫した後、海のエリアに移動しスーパー合宿所「ヒロノット」に宿泊しました。夕食前に2時間の勉強タイムを、夕食後には2時間の合唱練習もするという高密度なスケジュールでした。

翌28日(日曜日)は、津波から復興した地元の食堂「はまなす亭・番屋」で朝食をとり、たねいち海浜公園で海に向かって歌いました。


メインイベントは午後1時から2時半までの大ホールでのコンサートでした。今回はチラシを町内全戸と全小中高校生に配付したので300人以上の聴衆が集まり、さらに洋野町民の楽団「ひろののね」(吹奏楽)もコラボして和やかなひとときとなりました。フィナーレでは会場全体で「ふるさと」を歌って締めました。


終演後、四高の生徒さんたちは入口に走り、帰路につくお客様と声を交わしました。「また来てね」という声が多く聞かれました。


ホールでは能登半島復興支援の募金も行い、志高の皆さんが協力してくれました。

コンサートの様子はYouTube再生リストでご覧ください。

洋野町の皆さんは・・・最高のハーモニーに心癒されつつ盛岡の若者たちと交流できる
盛岡四高のみなさんは・・・被災地の復興を学びつつ洋野町の誇る自然の中で仲間の紲(きずな)を深める

というWinWinの構図で、復興、そして町の交流人口獲得のモデル事業とも言えるかもしれません。