日本マイクログラビティ応用学会で発表します

2017年10月27日(金) 日本大学生産工学部津田沼キャンパス(千葉県習志野市泉町1-2-1)にて開催される日本マイクログラビティ応用学会 第29回学術講演会(JASMAC-29)で、きぼうの桜計画の進捗を発表いたします。

【表題】宇宙の文化利用・東日本大震災復興支援事業「きぼうの桜」
Kibo-no SAKURA, as a social experiment of Space Cultural Utilization
【著者】長谷川 洋一(一般財団法人ワンアース)
【要旨】きぼうの桜計画は、東日本大震災復興プロジェクトであるが、同時に、宇宙利用というものが社会に有益であることを証明する野心的な挑戦でもある。

日本櫻学会で発表します(2017.10.14)


2017年10月14日、玉川大学にて開催される日本櫻学会で、きぼうの桜計画の進捗を報告いたします

【表題】「きぼうの桜」復興と広域交流のための宇宙桜活用事例報告
【著者】長谷川 洋一(一般財団法人ワンアース)富田−横谷 香織(筑波大学生命環境系)
【要旨】 2008年11月から259日間宇宙飛行した日本三大桜を含む各地名桜の種子は、そのごく一部が2010年ごろ発芽、宇宙桜と呼ばれ母樹の各地域で宝物のように育てられている。2015年以来当学会で報告してきた如く、一般財団法人ワンアースでは、この宇宙桜の子孫苗を東日本大震災の全被災地に一本ずつ植える「きぼうの桜」計画を進めている。津波到達点上に長寿で巨大化が期待出来る宇宙桜を植えれば、復興のシンボルになり、次の大津波が来た際の避難の目印となる。また、稀少な宇宙桜は観光資源としても復興に貢献できるだろう。
 ワンアースでは被災三県36の市町村と協議し、現在までに22の市町村で本事業が採択され、うち5の市町村で2017年春に植樹を実施した。植樹に当たっては桜の生育に適した20メートル角程度の広い公共の土地を選定し、必要な土質改良などを実施し、ハート型の植え込み柵など共通デザインを適用している。
 今後千年にわたり地域とともに成長する宇宙桜は、物語を帯びつつ大震災の記憶と教訓を風化させずに伝承する文化財的役割を担うはずだ。そこで、老若男女誰でも参画可能な市民文化を醸成するべく、テーマソング(合唱曲)の制作と物語公募を企画した。著名芸術家(作詞・村田さち子、作曲・しゅうさえこ、編曲・白石哲也)が創作した歌を、植樹祭で地域の子どもらが合唱する。物語は、三菱財団の助成を得て公募した。注目すべき作品は今後刊行予定である。
 一方、宇宙桜という至宝を共有する各地域は宿命的な絆で結ばれるため、交流の気運が高まってきた。これを推進するため、毎年持ち回りで「きぼうの桜サミット」を開催することにした。第1回開催は2017年8月に宮城県七ヶ浜町で試みたところ、6の地域から町長を含む代表が集結し、広域交流の基礎を築いた。植樹地域は毎年増えるため、2020年頃には東北被災地全域、そして阪神淡路や鳥取、熊本までも含む全国的な事業に発展させるべく準備を進めている。地域交流は、高齢者に新たな生きがいを、子どもたちに精神的刺激をもたらす。きぼうの桜は市民文化に彩られ、地域とともに成長し、千年後の子孫たちへの遺産となっていくにちがいない。

鳥取県湯梨浜町で、きぼうの桜の式典が行われます

2016年10月の鳥取県中部地震
復興しつつある鳥取県湯梨浜町は、すでにきぼうの桜計画への参加を決めており、2018年春に植樹が実現します。
それに先だち、2017年10月9日(月・祝)に記念式典が開かれ、ワンアースから顧問の福士昌平先生および代表理事の長谷川洋一が登壇します。

日時・2017年10月9日(月・祝)10時から(9時開場)
場所・湯梨浜町中央公民館 大講堂

詳しくは → コチラ

全国都市緑化はちおうじフェアにワンアースが登場します


10月7・8・9の三日間、全国都市緑化はちおうじフェアの会場にて「食・農・ガーデニング」の楽しいステージが開催されます。

ワンアース代表理事・長谷川洋一も、10月7日に登壇し、宇宙の食についてお話しします。宇宙グミなども(少しですが)試食できますので、お時間ある方は是非ご来場下さい。

また、8日には日経ビジネスで最近話題の糸魚川農業興社・梅澤敏幸社長(宇宙ササユリの栽培)、
9日には今注目の空中花畑デザイナー・松浦孝裕さんも登場します。

<会場> 八王子市 富士森公園 趣味の園芸カルチャーガーデンステージ
(駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください)
<アクセス> JR八王子駅南口からシャトルバス(無料)6分(10分間隔で運行)

10月7日(土)の内容
14:00 開場/受付開始
14:30 開演
・絵本よみきかせ「いいね!Ragri」野澤爽子
・いいね!Ragri 楽天テレフアーム (試食・試飲・試供品など)
 遠藤忍 ×
  いちよう企画 松坂昌司
  長南べに花を育てる会 森川剛典
  ワンアース 長谷川洋一
  脇坂園芸 脇坂 裕一
  トレーダーズ マーケット ゴールド・シェフ・クラブ 田中聖信 ほか
17時頃終了

宇宙グミ、デザイン賞を受賞

宇宙グミが、Top Awards Asiaを受賞しました♪


「宇宙のグミ」は、株式会社ビー・シー・シー様「宇宙の店」の商品で、売上の一部はワンアースの東日本大震災復興支援事業『きぼうの桜』のために寄附していただいております。
宇宙グミを食べて復興を応援しましょう!
・・・と言いつつ「どこで売っているのだ?」というお問い合わせを多数いただいております。

現在、「宇宙の店」ネット販売のほか、各地の科学館売店、三陸鉄道様の駅売店、福島県楢葉町天神岬のアイスクリーム屋「ウィンディーランド」さんで販売されております。入手困難で・・・申しわけありません。

山崎直子さんの宇宙アサガオ、秋田・由利本荘に根付く

 出羽の名峰・鳥海山の懐に抱かれた秋田県由利本荘市・花立牧場公園で、幼稚園児たちが山崎直子さんの宇宙アサガオを育てています。以前このHPでもご紹介した福島市の日本宇宙少年団福島分団から数粒贈呈された種から増やされたものです。

2017年9月22日
花立牧場公園に園児たちが集まると、ワンアース長谷川から宇宙のお話をいたしました。公務ご多忙な中、小野一彦・由利本荘副市長も駆けつけてくださいました。


お話しする 由利本荘市の小野一彦副市長

宇宙人のお話や、宇宙から見た地球の映像、山崎直子さんがこの日のために撮ってくださったビデオメッセージなどを勉強した後、宇宙食(アイス、ケーキなど)をほおばって、いざ、アサガオの種採集に出発

テレビにも映って大喜びの子どもたちでした。

この日の夜は、大人向け講演会として、ワンアースから「きぼうの桜」計画の詳細報告をし、宇宙酒の試飲や天体観望会などで、鳥海高原の秋の夜は更けてゆくのでした。。。


(左から)花立牧場公園を元気にする会の宮野義直会長、小野一彦由利本荘副市長、ワンアース長谷川代表理事、伊藤岩夫由利本荘市議

すばらしい企画をしてくださった、花立牧場公園を元気にする会のみなさん、由利本荘市のみなさん、そして秋田に根付く宇宙アサガオの種を送ってくださった福島市の宇宙少年団のみなさん、ありがとうございました。
この地で直子さんの宇宙アサガオがどんどん増え、交流の輪がますます広がっていきますように!

きぼうの桜が西日本に! 鳥取湯梨浜・天女の桜


きぼうの桜事業は西日本にも広がっていきます。
昨年秋、大地震に見舞われた鳥取県の湯梨浜町に、高知県仁淀川町から宇宙ひょうたん桜が贈呈されることとなり、8月29日、両町長の対面が実現しました。


左から仁淀川町 片岡廣秋副町長、竹本雅浩教育長、大石弘秋町長、湯梨浜町 宮脇正道湯梨浜町長、ワンアース長谷川代表、大野敏光元仁淀川教育長


山陰地方初の、きぼうの桜となります。天女の羽衣伝説の残る湯梨浜町では、この桜を「天女桜」と命名し、鳥取県中部地震からの復興を誓うとともに新しい伝説として未来に伝えていく計画です。
植樹祭は来年早春の予定ですが、そのプレイベントにあたる記念式典が 2017年10月9日(月・祝)、湯梨浜町中央公民館・大講堂で開催されることになり、ワンアースから長谷川代表理事が出席します。

きぼうの桜物語公募・最注目作品掲載

希望の桜、あの丘の向こうの道 (桜庭美夜作) 作品はコチラから

この作品に出会うために、
この公募があったのかもしれない。

子どもから大人へと成長していく多感な時期
作者の心の中で、あの震災の記憶は
決して置き去りにはできない。

文章は未完成で、つたない表現だが、
13歳の魂の慟哭が、混沌たる世の中に対する心の絶叫が、
小手先のテクニックで生きる大人たちの胸に突き刺さる

黒い波に呑まれた清らかな真実を知り
それを志にかえて強く生き抜く少女の物語は、
千年たっても色あせることはないだろう

<講評> 審査員代表 村田さち子(詩人)
 まず、十三才で、このように長い作品を書き上げたという構成力の素晴らしさを評価します。
 三月十一日の家族の様子。姉、妹の各々の心情を丁寧に描写し、尚、且つ、ただそのままをドキュメンタリー風に書いているのではなく、姉が死んで一週間だけよみがえるというフィクションも織り交ぜて、生き残った者の生命の美しさ、尊さを見事に語っている、素晴らしい作品でした。

損保ジャパン様からご寄付を戴きました


 ワンアースは損保ジャパン様からご寄付を戴きました。

 2017年8月24日、損保ジャパン日本興亜守谷総合研修センターにて授与式が行われ、ワンアース長谷川代表が参上いたしました。

 この寄付金は、「SOMPOちきゅう倶楽部」という仕組みで、損保ジャパン社員の方々から社内で寄附金を出し合って運営されているものなので、ワンアースとしては、この上なく名誉に感じております。

 授与式の後、竹内センター長様のご案内で、研修センター内を見学させていただきましたが、多くの研修生の真剣な眼差しに接し、ワンアースとしても、きぼうの桜事業への決意をますます新たにしました。
 この寄付金は主に、きぼうの桜計画のための東北訪問旅費や、植樹祭のときの「紲石」制作費に充てさせていただきます。この場を借りて、損害保険ジャパン日本興亜株式会社様、そして社員の皆様に厚く御礼申し上げます。

宇宙的視点から、この星の、いのちの美しさを体感しつつ、ひとつの星で共生するという新しい価値観に基づいた文化交流で、世界を一つに繋いでゆきます。